The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2009 ブルゴーニュ ブラン ドニ・モルテ

2011-12-14 00:06:03 | ワイン
父親『ドニ・モルテ』が2005年の年明けに亡くなって、
そのあとすぐにドメーヌを引き継いだ『アルノー・モルテ』ですが、
弱冠20代後半でありながら、早くもその手腕は確かなもののようです・・・

聞くところによりますと、実家に戻る前に『ルフレーブ』での修行期間があったとのことで、
ここのドメーヌの唯一の白ワインがヒョンな事から手に入り、さっそく皆さんで飲んでもらいました!





標高400メートルの斜面の畑は、ジュブレイ・シャンベルタンの区画ではなく、
ディジョン市の北西の『デ』という名前の村にあるとのこと・・・

コレがなんと、目を見張るほどの凝縮感があり、
更に塩気を感じるほどの強烈なミネラルを含んだ硬派のシャルドネでして、
思いついたものを勝手に言ってしまえば、どこか『ラヴノー』の『モンテ・ド・トーネル』に似ている!

まあ高々『ACブル・ブラン』ですので、『シャブリ・プルミエ』と比べちゃあ、
『ラヴノー』さんには申し訳ないのですが、とにかくソリッドなシャルドネなんですね・・・

ですから、中盤の料理などと合わせますと、甘みも映えて、
旨みも立ち上がり、見事なマリアージュを見せますが、
単独で飲みますと、蛸(たこ)のお口の様にすぼめてしまう様相です!



さて、皆さんが帰って、グラス一杯が残りまして、本日それを飲んでみましたら、
これがヒジョーに旨かった♪

とてもACとは思えません!

ワタクシ思うに、10年以上の待ちでビックリのメタモルフォーゼを見れるかもよ!
ですから、あと30年以上の寿命をお持ち方はケース買いして楽しむもよし!

ワタクシはこのワインに関しては、もしあればお付き合いしましょう的なスタンス!
おそらく熟成まで生きていられるかどうか・・・