The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1979 シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン

2010-08-09 21:49:20 | ワイン
ペサックレオニャンの白ワインを美味しく飲むことは、自分にとっては難しい事ですが、


意外にも、他のワインヒートは楽々美味しく飲んでいるのかもしれません!


特にも、『シャトー・オー・ブリオン・ブラン』と、


その好敵手『シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン』などのクラスになりますと、


ソレこそ謎でして、美味しさの閾値と言いますか、ハードルとでも言いましょうか、


その高さは、人それぞれ違うと思われるんですね・・・


ワタクシにとっての、この種のワインの『美味しさの出(いずる)』キーワードは、


やはり『熟成度』でありまして、果実がイキイキ系でアロマティックな状態では、


ソーヴィニオンとセミヨンの熟成によって醸し出される、


『妖しのニュアンス』や『エキゾティシズム』を、楽しむことなく終わってしまう訳です!


先日、1979年物のペサック・レオニャンの白の雄、


『ラヴィル・オー・ブリオン』をご相伴に預かりました!


このワインが31年の熟成期間で、ちょうど高原部を登り始めた所だったんですね・・・


このことは、優良なペサック・レオニャンの白の熟成が、


ステゴザウルスの歩みのごとくに、遅々としてナカナカ進まず、


ということを証明しているんですね・・・


それでもこの時点で、濃密な蜜蝋のニュアンスや、完熟メロンと花梨の果実香を楽しめ、


更には、ミディアムながらも、キレのよい酸味に支えられた、


噛めるようなフルーツを、味わう事ができるわけです!


それもこれも、『熟成度』の成せる業でして、


未だに青い色合いの、ペサック・レオニャンでは、こうは行かないということです!


この前飲んだ『ラヴィル・・・』は何時の事だったのでしょうか?


今回、見事な状態で頂きました、感謝です!

救急車が目に付くのは、気のせいでしょうか?

2010-08-09 21:09:38 | ライフ
今日は暑さも中休みのようで、湿気もホドホドに、


体感温度も随分低めに感じております・・・


ここに来て、35度以上の酷暑日が、何日か続きまして、


熱中症も人事ではなく、今日も今日とて何台かの救急車とすれ違いました!


この数日続いた熱波にアテラレテ、倒れた御仁もいるやに聞いております・・・


とにかく皆さん、脱水と消耗には気をつけて、秋口まで乗り切って欲しいものです!


さて、読書の方は、予定通り『石の扉』を読みきりまして、


ただ今、ロシア語通訳の現場での抱腹絶倒の小話をエッセイにした、


『シモネッタ&ガセネッタ』を読んでおります!


一方、DVDの方も、鑑賞意欲も減退することなく、先日も2本見切ったんですね・・・


一つは、稀代の怪優阿部サダヲ主演の『なくもんか!』と、


もう一つが『パラノーマル・アクティビティ』という、B級映画でありました!


しかし、この『パラノーマル・・・』の方は、制作費135万円で、


なんと100億円の興行収入を上げた、別な意味での超話題作でしたのですが、


内容が『B型かに座のセッカチ』のワタクシには、なんともビミョウ~


次に来るのは何かと、予想的中で、怖さもホドホドって感じでしょうか?


まあ、帰り道に必ずお墓の前を通る御仁とか、一人暮らしの方にとっては、


適度な暑気払いになる事でしょう・・・


そんなこんなで、後数日でお盆休みに突入ですが、


マダマダ先日の余韻が残っておりまする・・・


桃源郷を彷徨った後に、普通に戻す事は、ある意味タイヘンな事です!