The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1979 シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン

2010-08-09 21:49:20 | ワイン
ペサックレオニャンの白ワインを美味しく飲むことは、自分にとっては難しい事ですが、


意外にも、他のワインヒートは楽々美味しく飲んでいるのかもしれません!


特にも、『シャトー・オー・ブリオン・ブラン』と、


その好敵手『シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン』などのクラスになりますと、


ソレこそ謎でして、美味しさの閾値と言いますか、ハードルとでも言いましょうか、


その高さは、人それぞれ違うと思われるんですね・・・


ワタクシにとっての、この種のワインの『美味しさの出(いずる)』キーワードは、


やはり『熟成度』でありまして、果実がイキイキ系でアロマティックな状態では、


ソーヴィニオンとセミヨンの熟成によって醸し出される、


『妖しのニュアンス』や『エキゾティシズム』を、楽しむことなく終わってしまう訳です!


先日、1979年物のペサック・レオニャンの白の雄、


『ラヴィル・オー・ブリオン』をご相伴に預かりました!


このワインが31年の熟成期間で、ちょうど高原部を登り始めた所だったんですね・・・


このことは、優良なペサック・レオニャンの白の熟成が、


ステゴザウルスの歩みのごとくに、遅々としてナカナカ進まず、


ということを証明しているんですね・・・


それでもこの時点で、濃密な蜜蝋のニュアンスや、完熟メロンと花梨の果実香を楽しめ、


更には、ミディアムながらも、キレのよい酸味に支えられた、


噛めるようなフルーツを、味わう事ができるわけです!


それもこれも、『熟成度』の成せる業でして、


未だに青い色合いの、ペサック・レオニャンでは、こうは行かないということです!


この前飲んだ『ラヴィル・・・』は何時の事だったのでしょうか?


今回、見事な状態で頂きました、感謝です!

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