The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

雛祭りに甘酒のようなバルベーラ飲みました!

2008-03-03 21:32:50 | ワイン
自然農法はビオとは違います・・・
と言われても、シチーボーイのワタクシとしては詳しい所は分りません!
(これ本音です・・・実は眉唾?)

いわゆるオーガニック・ビオロジック・ビオディナミは、
それぞれ決められた枠組の中で、ある種のルールに沿って行なわれる有機農法を言う訳です。

さて、自然農法とは読んで字のごとく、
無農薬、無施肥、無除草、無耕起の実践を言うのですが、
3月3日に飲みました、甘酒の様に正しく甘露と言うべきバルベーラの造り手は、
その農法をを30年前から行なっていると言うからビックリですよね・・・

本日皆さんに御紹介したい03’物のカーゼ・コリーニのバルベーラ・ダスティがそれなんです♪
このバルベーラ・ダスティはブリッコの区画で、
なんと植え付けられたのが1951~1954と裏エティケットの表記されています。
すなわち樹齢は55年以上ということになるんですね・・・

このアジェンダにはラ・バルラという最古の区画もあるのですが、
その植え付けは1928年から1931年に行なわれたとの事・・・
超ヴィエ・ヴィーニュとはこの事ですよね・・・

さてこのワイン!ある意味赤ワインのベーレン・アウスレーゼの様に甘露!
甘く、濃密で、味わいの纏わりつく絡みは尋常じゃありません!
食中で楽しむよりは、ディジェスティヴやナイトキャップでも行けるでしょう!
バルベーラの品種特性の豪奢なタンニンは、
しっとりとした細やかさであくまでもなめらか、
熟成感も垣間見られ、絡みも凄いがエレガンスも持ち合わせます!

この味わいの深みと潔さの対比はどこから来るのでしょう?
いわゆるワインの『Larks Tongue In Aspick』

好みと違いますが、凄まじいワインです!

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ゴーディショ抱えるあの造り手・・・

2008-03-03 00:16:35 | ワイン
ドメーヌ・フォレの名前を聞いたのは随分前のことです!
実は西麻布のある場所でのことでした・・・

それから、なかなかお目にかかる機会がなくて、気になっていたわけですが、
最近ダブル・チャンスでそのドメーヌを御相伴にあずかりました。

一つは02’ニュイ・サン・ジョルジュのプルミエをマグナムで、
そしてなんと!本日ヌッフ行脚のブラインドでフォレが出てきました!
しかも05’のゴージャス・ヴィンテージ♪
更に、クロ・ド・ヴージョなんて、いきなりのグラン・クリュなんですね・・・

濃厚な味わいで、色合いもそうですが、
インキーに締まったミネラル感と微かに感じる品格の香気を見つけ、
考えた末、05’ブル・ピノに決定!
そして、ニュイまでは予想通りだった訳であります。

この大事な時点で、イトウゾ氏は気が緩んだのか?
出血大サービスのヒントで、ゴーディショ云々の発言があり、
最近、訳あってゴーディショに敏感なワタクシゆえ、
実はその時点でフォレを意識した次第!

なんとそのピノ・ノワールは05’クロ・ヴージョ ドメーヌ・フォレだったんですね!
イヤ~!これは凄い!最低でも5年先を見据えたピノ・ノワールです!

三~四日のクール・マセラシオンを実施、
約2週間から3週間の発酵期間で3日に一度のピジャージュで色素を抽出!
1年半から2年の小樽での熟成期間を経ます。
新樽は50%に押えつつ、もちろんノンフィルトレでしょう!

まあともかく、数年先まで押えておくべきドメーヌでしょう!
そう思いました!

何時かゴーディショ飲みたいですよね・・・