The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

美女とシャンパーニュ

2008-03-09 08:58:18 | ワイン
昨晩はボーとしてBSを見ていたのですが、
途中からワタクシを釘付けにする番組がありました。

それは、なんとダブル・オー・セブン(007)シリーズの名場面集でした。

特にも、ショーン・コネリー主演の007シリーズは、
ワタクシの『十五の心』を潤わした、中学時代の懐かしの映画であります。

空にすわれし・・・
ではないですが、ジェームズ・ボンドの格好の良さは、
中学校のワタクシを見事に洗脳し、映画館から出てきた時には、
眉間にしわよせ、似てもいないのに、気持ちはジェームズって感じだったわけです!

さて、先日の番組の中のシリーズ第二作『ゴールド・フィンガー』での一場面でありますが、その当時では衝撃的な場面の一つに数えられる、
敵の情婦のジルという金髪美女が全身金色ペンキ姿で変死するというのがあります。

当然のことながら、ジェームズ・ボンドは前日にその美女とシッカリと濡れ場を演じ、
何度も暗証したいような決め台詞を言うクダリがあるんですね!

それが『53年物のドンペリを3.3度C以上で飲む奴は野暮なんだよ・・・』なんですが、まあその頃、ワタクシ中学でしたので、ドンペリもサロンもクリスタルも分るはずないですよね・・・でもなぜかカッコイイ!

ジェームズはそう言いながら、落ちそうな位緩くバスタオルを腰に巻き、
冷蔵庫へ氷を取りに行くというクダリであります!
ジェームズ・ボンドも相当なワインヒート♪ってことが、見て取れますよね!
そんじょそこらにはない、細かい気配りです・・・

このころは、日本の二流芸能人やホストパブでガブ飲みされる前のドンペリですので、
正当評価されているドンペリな訳でして、映画の中でも気持ちの良い小道具になっていました。

しかも53年物♪ワタクシのヴィンテージじゃん!
ここでもジェームズ手を抜きません!素晴らしいヴィンテージを選びました。

そんなこんなで、映画の中のシャンパーニュ!
粋で、素敵な小道具ですよね・・・実生活ではナカナカ小道具には成り得ませんが・・・

さて話は変わって、本日85’物のリノードンをよく冷やして御待ちしております!
皆さん、御油断なきように・・・では!