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菅さんが遂に具体的に辞任を表明しました。
読売の社説
これに就いて各社が社説を出していますが、代表選の問題点を読売の社説から拾って見ました。
・自民、公明両党と信頼関係を構築できる代表を選ぶ必要がある。
・争点としては、復興や社会保障のための増税、原子力発電を中心としたエネルギー政策、外交・安全保障政策などが予想される。
・最重要課題は、国会が機能不全に陥らないよう、自民、公明両党と連携できるかどうかだ。
・民主党執行部が、子ども手当の事実上の廃止など政権公約(マニフェスト)の抜本的な見直しに踏み込んだことが大きい。小沢一郎元代表や鳩山前首相は政権公約の見直しの是非を争点にしようとしているが、それは許されない。
・自民党にも自制が求められよう。党内には、民主党を追いつめ、早期の衆院解散・総選挙を目指すべきだとの主張が依然根強い。
だが、仮に自公両党が衆院選で過半数を取ったとしても、参院では過半数に届かない。
自民党も民主党との連携を重視すべきである。
朝日新聞の社説
・震災後の日本は、少子高齢化やグローバル化といった課題に加え、被災地の復興や放射能との闘い、原発稼働の制約に伴う電力不足問題まで抱えた。
それらを乗り切る知恵は、政権交代前にまとめた公約には記されていない。とすれば、問題は公約を守るか否かではなく、公約を超えた知恵のはずだ。
負担増は避けたいという感情論を排し、復興に向けた方策とその財源の確保に心血を注がなければならない。未曽有の原発事故を教訓に、新たなエネルギー政策を築いていかなければならない。
・代表選に出る候補は、これまでよりも若返るだろう。どんな知恵を持っているか楽しみだ。
けれども、古い発想の旧リーダーが裏で糸を引き、代理戦争を演じたのでは、世代交代の意味がない。これまで党を引っ張ってきた菅、小沢両氏に鳩山由紀夫前首相の「トロイカ」は今回、行動を慎むべきだ。
代表選の問題点
これから考えられる問題は震災復興など当然の政策は別として次のようなことが考えられると思います。
・菅さんの民主党公約の現実化路線と鳩山・小沢グループの公約回帰路線の選択
私は民主党政権発足の当初から、同党のマニフェストは野党としては通っても、政権党としては不完全なものだと書いて来ました。
それは別としても今までばら蒔き4Kと言われる公約実行のための財源不足に悩んでいたのに、大震災以降は更に同党の公約そのままの実施は難しくなるのは間違いないと思います。
朝日の言うように大震災を理由にしてあっさりと金の掛かる所謂4Kなどの公約は見直してはどうかと思いますが、鳩山・小沢グループは今まで公約回帰と管政権を批難してきた手前どうするのでしょうか。
万が一にもマニフェスト原理主義の人が総理になれば、読売の心配するように国会審議の停滞、政策実施の今まで以上の遅れなど出てきますが。
民主党の売り物である政治主導の行政改革も、今までの失敗や菅さんのやり方の反省から、もう少し官僚の能力を発揮させそのやる気引き出す運営をするのなら良いですが、これは内々の非を外に曝すことになるので、公務員制度改革と同様に殆ど論議されそうに無いのが残念です。
・脱原発が減原発・エネルギー政策
私の希望的観測ですが、再生エネルギー強化、それに伴う経済に大きな影響を与えない程度の原発の古く弱いものからの停止の無難な考えが採用され、菅さんが辞めた後脱原発依存社会など言う人はいないと思います。
そして議論になるのはその手法や時期の違いだと思います。
・外交・安全保障政策
読売が問題になるとしていますし、日本に都つて重要な事項ですが、事実は殆ど議論されないでしょう。
・社会福祉、震災対策に伴う増税の賛否
今までの民主党の人達の発言から考えると大きな論議になるとしても、最終的には今までのように有耶無耶の議論のまま落ち着きそうです。
私も素人なりの一意見書くべきと思いますが、増税は仕方ないとしても今の時期にどうするかは金融政策とも絡み難しすぎて、いくら素人でも無責任なことも書けません。
私は今まで後で考えれば当然の予想をし、その殆どが当たって来ましたが、代表選前の鳩山さん当時の小沢代表擁護の首を捻る発言をきいて、鳩山さんの代表選当選はないと予想して見事に外れました。
詰まり私は民主党内独特の力学があるのを忘れていたのです。
今回の私の予想も理屈では割り切れない党内力学でまた外れるかも知れません。
民主党がもっと政策中心の議論をしてくれば良いと思うのですが。
・自民党へ 読売は党内には、民主党を追いつめ、早期の衆院解散・総選挙を目指すべきだとの主張が依然根強い。自民党も民主党との連携を重視すべきである。と書いて居ます。
私は菅さんがみすみす大敗するかも判らない国会解散、総選挙に打ってでることはないと書いて来ましたがその通りに成りました。
民主党の代表が誰になっても、衆院選まで解散はしないと思います。
自民党の一部のこのような政治的の動きを国民に読まれて、惨状の民主党と同じ支持率をキープするより国民の求める、国難に際しての民主党内閣との協力姿勢を見せるべきだと思うのですが。
・民主党へ
朝日が指摘したように、
これまで党を引っ張ってきた菅、小沢両氏に鳩山由紀夫前首相の「トロイカ」は今回、行動を慎むべきだ。 と思います。
何故なら、国民は自民党の領袖が人気のある人を総裁に立て、裏でリモートコントメールしている古いやり方にうんざりして、民主党政権を選んだのですから。
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