普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

石原伸晃さん、平沢さんへ

2009-07-15 12:24:31 | 麻生内閣

石原伸晃様、平沢勝栄様
 今回の都議選では大変ご苦労様でした。
 今自民党はこの件に関して大揺れに揺れているそうですが、素人の私の意見も聞いて頂き何らかのヒントにでもなれば幸いです。
[麻生降ろしをしている人達の責任は?]
 昨日の自民党総務会での、加藤紘一さんの「幹事長の責任を明確にしろ」、武部さんの「責任は執行部にある」、丸山和也さんの東国原さんへの衆院選出馬を求めことに対する批判、古賀選対委員長の突然の辞意表明のニユースに、政権交代論者である私でさえ呆れから怒りさえ覚えて来ました。
・彼らは戦う相手を間違えているのでは無いのでしょうか。
・所謂麻生降ろしている彼らや中川秀直さん達の責任はないのでしょうか。
  マスコミで良く言われる麻生さんを担いだ責任は?
・今頃こんなことをやっていて衆院選に間に合うのでしょうか。
・都議選の日からのマスコミの論調は一変して、都議選の敗退の当面の一番の原因は自民党の内紛だ、これからは自民・民主とも堂々と政策論争をすべきだと、珍しく真っ当なことを言っていました。
今回の都議選で同じ政権与党である公明党が1議席殖やした意味を良く考えるべきです。
・先月の17日に自民党各都道府県連の幹事長達は、麻生首相に批判的な一部国会議員について、「理解に苦しむし、目に余る。愛党精神のかけらもみられない国会議員に、党本部が処分を含めて対応することを強く要望する」との決議を採択したそうです。
 この決議を無視して内紛に明け暮れた人達の責任は何もないのでしょうか。
 そしてこのことを一番も痛感していたのは、東京都議連の人達だと思うのですが。
 報道によれば都議選敗戦の総括をやるそうですが、責任者の石原さんや平沢さんは勿論、都議の代表者も是非論議に加わって貰いたいのですが。

[今回の衆院選は小泉内閣以来の諸施策にたいする審判]
・日本は議員内閣制ですから、野党が言うように安倍・福田・麻生さんに対する国民の信任が得ていないと言うのは間違いで、今度の選挙は小泉さんから麻生さんまでの内閣の信任を問う選挙です。
 つまり小泉さんのやって来た諸改革とそれをフォローしてきた麻生さんまでの施政に対して国民の審判を受けるのです。
  そして今、麻生さんを苦しめているのは、医療崩壊、福祉政策など小泉改革の負の部分と不幸にもその問題を増大させた、米国発の大不況と小泉さんが仕残した年金問題です。
  小泉改革の信奉者が小泉改革を完全にするために、直ぐにでもやらねばならぬことは、小泉改革を推進することでなく、その負の部分の修復です。
  この点で彼らはどれだけ貢献したのでしょうか。
  一般の眼から見れば傍観していたとしか思えないのですが。

[看板を変える意味]
・それを目先を変えて、新たな総裁を選んで、仮に一時的に支持率が上がっても、議院内閣制の日本です小泉さん以来の自民党の施策に対する国民への審判は変わらないと思います。
 反麻生と言われる領袖の加藤紘一さん、中川秀直さん、武部さんとも幹事長経験者ですから、麻生さんを降ろすのなら、堂々と自分で総裁候補に出れば良いと思うのですが、その結果は本にも良く承知なので、国民に人気のありそうな舛添さん、小池百合子さんなど選ぶのでしょう。これでは安倍さんや麻生さんを担いだ手法と全く同じです。
 国民が自民を見限りかかっているのはこのリーダーを担いで裏でリモートコントロールする手法に違和感を抱いているのは一因と思いますが、相変わらずこれを踏襲しょうとしているのは、改革派のやる事でしょうか。
  私は今までのマスコミ、特にテレビの傾向から考えても、自民党ないの動きを見透かしたような報道をし、それに乗せられる一般の人達の反応を考えると、頭をすげ替えても、自民内閣の支持率はせいぜい微増が、逆に低下する可能性が高いと思います。

[自民党が今やらねばならぬこと]
・一番の問題は自民党の政権陥落の可能性が限りなく高くなった今自民党が考えねばならぬことは、
a.選挙は勝つつもりで戦うのが当然だか、同じ負けるにも後の政権奪回に役立つような負け方があること
b.未経験の民主党が政権を取って国を誤らせないこと
  つまり安全保障、外交問題、日教組を抱える民主党の教育政策、官僚制度改革での官公労に属する人達の処置、所謂友愛精神に基づく外国人参政権など諸施策等、後々まで禍根を残さないようにすること
c.その為党の総力を上げて、出来るだけ完璧な公約を作り、民主党と堂々と政策論議をすること、そして民主党の公約の問題点や民主党が政権獲得のために意識的?に外した諸施策をの追求すること
d.そのために党内で挙党一致で事に当たること
だと思います。
 東京都議連で重要な地位を占められている石原伸晃さんは堅実な考えをお持ちの人のようですし、平沢勝栄さんはテレビで率直に正論を述べられているのを聞いています。
 今回の都議選の総括などに当たっては、お二人の積極的なご活躍と率直なご発言を期待しています。

追伸:これを書いた後、今朝のテレ朝の「スーパーモーニング」で加藤紘一さんか、自民党の内紛の説明を延々として居ましたが、内幕の弱点を暴露するなど、普通の人達の常識では考えられないことです。
 自民党の一部の人達は何故廻りの状況が見えなくなっているのでしょう。

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1 コメント

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マスコミが麻生さんに優しい理由 (明石市民)
2009-07-15 20:24:39
マスコミが麻生さんに優しい理由は政権交代への確信から来る余裕でしょう。もう攻撃する価値も無いんでしょうね。麻生下ろしを批判しだしたのはジャーナリストとしてのアリバイ作りと自民党解体の仕上げだと思います。まさにマッチポンプの極み。中川氏をはじめとする造反組も哀れなサルです。猿回しのマスコミの期待通りに吠えて踊って芸をして、満足させたあげく飽きたら最後に批判対象にされてしまって…。
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