普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

衆院選の結果を読む

2012-12-17 16:04:31 | 政策、社会情勢
・やること成すこと全て反対になった未来の党・絶滅危惧種の道を歩く国民政党?の社民党・政策不一致批判の維新の会・捲土重来のため党の体制建て直しの民主党
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ランキング低位常連の私のブログらしく、各党に就いて順序不同で書いて見ます。
・未来の党:61議席→8議席 (以後数字だけにします。)
私は未来の党の大部分を占める元国民の生活(正式には解党していないそうですが)議員の構成から見て今回の選挙ではせいぜい10議席位かなと思っていました。
 然し世論調査の支持率9%前後の数字から16議席になるのかなと思っていましたが、現実は私が何となく感じて居たのに近い8議席に落ちています。
然も小沢さんの力がなくても当選確実な本人、亀井さんにテレビの露出度が高い社民党から加入した阿部知子さんを除くと僅か5人。
一方小沢王国の岩手県から彼と袂を別った民主党の階猛さんと黄川田徹さんが当選。 
 野田首相の刺客として小沢さんから送り込まれた三宅雪子さんは大差の落選。
 詰まり世論調査以上に小沢さんへの批判が強かったことになります。
 小沢さんにまつわる「政治と金」に加えて、余りにも政局絡みの動き、自分は背後にいて嘉田さんを操ろうとしていると思われているなどが、有権者にマイナスのイメージを強く与えたのではないでしょうか。
 いずれにしてもマスコミは上記の数字は、日本政治の方向が大きく変わろうとしているを示していると言われています。
・社民党:5→2 私は何度も書くようにかって政権を取ったこともあるだけに、国民から国民政党と思われているのに、特定の思想に囚われて抜け出せないのが今の社民党で、この方向が変わらない限り絶滅危惧種の道を歩むのではないかと書いて来ましたが、前記の阿部さんや民主党に移り比例で復活当選した辻元清美さんの離脱、そして今回の選挙でほ3人減など、正にその通りの道を歩いているようです。
・維新の会:11→54 私は石原さんが官僚政治打破のために小異を捨てて大同団結しろとの意見で維新の会と太陽の党の合同したのに対して、当てずっぽうで60~70議席とって、国を動かす程の官僚政治打破などの大事業ができる訳がない。
 石原さんは橋下さんの組んで、官僚政治打破の一点に絞っての部分連合にすべき、そうすれば公務員制度改革を最初にやり始めた安倍自民党も組むは、石原さんの嫌いな小沢さんも同じ主張をしているし、野田民主党も反対をする訳はないので、これだけ集まれば占領以後一度も手を付けられたことのない官僚組織の合理化や石原さんの言う大福帳式の国の会計制度の改善もできる。
 そのためには維新の会の公約も官僚制度改革一本に絞り後は維新八策の精神で自主投票したらと書きました。
 現実は私の感に近い54議席、マスコミからの石原さんと橋下さんの原発政策などの意見の食い違い批判されています。
 石原さん、橋下さんが提案のようにスッキリした形の連携をしたら、当初の勢いそのままに100議席は取れたと思うのですが。 
 然し今からでも遅く無いのし、安倍さん、渡辺喜美さんなど公務員制度改革に意欲のある人材が揃っているので、石原さん、橋下さんが連携して各党縦断の連携を図り、公務員制度や会計制度の改革を図って貰いたいと思います。
 官僚制度打破で国民が期待しているのは橋下さんの大阪での改革の辣腕の発揮と、石原さんのサポートです。
 橋下さんの出番を作るには、国会内の大きな改革のうねりを起こし、橋下さんも参加でき官僚と直接にやり合える「何とか改革委員会」を作ることです。
 その点から石原さんの政治力が問われるところだと思います。
・民主党:230→56 私は小選挙区は麻生さん、比例は自民党に投票しましたが、このような激変は必ずしも日本のためにはならないと思っています。
 野田さんは今回の責任を取って辞めるそうですが、後継者は誰になるのでしょう。
 岡田、前原それとも細野の各氏?それとも野田さんの続投?
 私は安倍さんが突然の辞職をする前から、一度安倍さんは下野して勉強し直して再起すべきだと書いて来ました。
 それと同じに民主党も野田さんも今回の政権の経験や失敗を良い糧にして再起を期して貰いたいと思っています。
 そのためには民主党は体制をもっとスッキリすべきだと思います。
 世襲批判をされた自民党からは民主党は労働組合選出の人が多すぎると批判されています。
 私は労組出身者も被選挙権はあるので労組から出ても良いと思います。
 然し国政を預かる民主党としては、労使対決路線をとったり、政府批判の日教組や自治労などの左翼勢力を切り労使協調型の労組だけに頼るべきだと思います。
 そうすれば米国の民主党のように被使用者側の側からみた政権政党、共和党のようにどちらかと言えば使用者側にたった自民党との経常的な政権交代の夢が実現します。
 民主党は敗戦を期にまにマニフェストの見直しと共に、一度自党の改革に乗り出すのが日本のために一番良いとおもいます。
 なお自民党は明日書くことにします。

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