普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

マスコミを批判する前に自己批判を・自民党

2011-07-17 16:06:04 | 自民党
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自民党に報道チェック部隊、抗議や申し立ても
自民党は、報道機関の論調を調べ、内容に問題があれば対抗措置を講じる「メディアチェック」の担当議員を新設した。
 菅内閣の支持率が著しく低迷しているのにもかかわらず、自民党の支持率が思うように伸びない原因の一つに報道機関の自民批判の影響があると見ているためだが、“八つ当たり”気味の対応には党内から疑問の声も出ている。
 メディアチェックの導入は、石原幹事長が主導した。衆院の当選回数別の懇談会で、若手から「なぜ党の支持率が上がらないのか考えるべきだ」との意見が提起された際、石原氏は「自民党を批判するテレビのコメンテーターが悪い」と、テレビ報道に強い不満を示したという。
 党内では「メディアに責任をなすりつけるようでは支持回復はおぼつかない」(中堅議員)と冷ややかな声もある。

[私の意見]
 私も前から何度も自民党は「あれだけの惨状を呈している民主党と何故ほぼ同じ支持率(朝日の世論調査の場合双方とも17%、以下同じ)しかないのか、民主党総裁の谷垣さんが何故次期総理のアンケートで何時も下位を占めているのは何故か検討すべきだ。」と書いて来ました。
・今になって自民党低支持率の問題を考えようとするのは余りにも遅いと思いますが悪い事ではありません。
・しかし低支持率をマスコミの報道の所為にするのは幾らかは当たっていますが、何もかもマスコミの所為にするのは間違っています。
・先ず私の持論の谷垣さんの低い評価です。
 自民党は政権陥落後の選挙で「みんなやろうぜ」と言うキャッチコピーの谷垣さんを総裁に選出しました。
 自民党は半世紀に亙るほぼ一党支配で国民からその体質に愛想尽かされて政権を陥落したのに、「みんなでやろうぜ」と言えば、全く敗戦の総括も反省もない総裁を選んだと国民は皆思っています。
・そして今回の菅降ろしでは、自民党は民主党の4Kを猛反対しているのに、一部の領袖が民主党マニフェスト回帰を目指す小沢さん手を組もうとしている報道を見て、やはり自民党は昔のやり方と変わらないと思われても仕方がありません。
 詰まり一部の領袖が総裁、与党時代は首相を差し置いてまたはリモートコントロールしようとする体質です。
・その証拠が世論調査で菅内閣を支持する:15%(前回22)
 支持の理由:首相が菅さん22、民主党中心の内閣32、政策15、実行力 11

の数字が示すように、菅内閣の支持が急落しても、国民は自民党の古い体質に対する物凄いアレルギーを感じているのです。
・勿論、自民党内閣の時の安部・福田・麻生さんに対する猛烈な反自民キャンペーンに比べれば、民主党政権への批判は遥かに優しいと言う大きな不公平な報道は私も何度も指摘して来ました。
 然し個々の問題に就いて報道されるように、主にテレビ報道を点検し、事実誤認や公平性を欠く内容があれば、局側に抗議したり、放送倫理・番組向上機構(BPO)などの第三者機関に申し立てたりする方針だ。としても、事実誤認を除いては、テレビ側はその指摘の正しいことを指摘するだけで、自民党が政権時代のことを持ち出してもその不公平を訴えても認めるはずがありません。
 ましてBPOの今までの裁断の傾向を見ても自民党がわに有利な決定をするのは、100%近くないと思います。
・自民党はマスコミのことを言う前に先ず自党の体質に対して、国民がどう見ているかを、第三者の立場で考えてみることです。
 その為実際に第三者の識者から自民党批判を聞いてみるのも有効だと思います。
・それと今の厳しい情勢の中で国民が挙国一致の体制を取るべきだと考えているのに、いくら頼り無い菅さんでも、菅さん攻撃や菅さん降ろしばかり報道されれば、最大野党の自民党にも批判が集まるのは仕方ありません。
・私は幾ら頑張っても麻生さんのときがそうであるように、民主党が後二年は続くのだから、石破さんのやり方のように、民主党の玄番さんとの政策調整で自民党の意見を盛り込むやり方が菅さんの延命に繋がっても、少なくとも自民党の支持率は上がると思うのですが。
・もう一つ弱いのは野党として、自民党の考え方が一般に知らされない事です。
 詰まり今の自民党は過去の民主党と同じ立場に立っています。
 然し自民党は元政権党として、野党時代の民主党より遥かにしっかりした政策を持っている筈ですから、もっとその政策を、政権自体と変わった自民党の体質と併せて、インターネットで公開すべきです。
 それも現在やっているツイッターでの広報だけでなく、自民党自体と党員個人の双方で、山本一太さんのように各種ブログランキングや、FC2のようなトラッキングサービスへの加入などして、売り込みを図るべきです。
 そして出来ればコメント欄で本人や秘書を使っての意見交換ができればなお良いとおもいます。
 今までの様に党や個人のホームページで見たい人は見ろでは、余程の人でない限り、訪れるひとは極まれだと思います。
 マスコミ、特にテレビ批判でなく、先ず自民党が変わること、そしてその事実をその政策と共にネット上売り出すこと。
 それしか自民党の支持率を上げる道はないと思います。
 その前提に立って以後の政局をどうもって行くかは、それこそプロの政治家の仕事だと思います。

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