読売新聞が5~7日に実施した世論調査の結果を発表しました。
・麻生内閣の支持率:29・5%(前回30・0%)
・麻生首相と鳩山民主党代表のどちらが首相にふさわしいか:鳩山氏44%(同42%)、麻生氏33%(32%)
・政党支持率は自民28・5%(28・4%)、民主27・7%(同30・8%)
・次期衆院比例選の投票先:民主39%(41%)、自民29%(同27%)
・民主党が次期衆院選で政権交代:実現できる41%(同31%)、そうは思わない49%(55%)
世論調査については、色々の批判があるようですが、読売は代表の渡辺恒雄さんの発言が示すようにどちらかと言えば自民党寄りの新聞です。
そう言う眼で見れば、取って付けたような「小沢氏が代表辞任後も代表代行として活動していることには「納得できない」62%が「納得できる」31%を大きく上回った。」と言う数字を出したことを見ても判るような気がします。
その読売の調査がこれですから、自民党はこの調査結果重く受け止めるべきだと思います。
特に反省すべきなのは、麻生内閣を支持しない理由です。
政策に期待できない 28.5%
首相に指導力がない 28.2%(21%)
首相に安定感がない 20.8%
閣僚の顔ぶれが良くない 4.1%
自民・公明の連立政権だから 15.0%
その他 3.0%
(総計してみますとほぼ100%に近くなりますので択一制のようです。)
「政策に期待できない」の数字は民主党のそれとの比較で考えるべきですから、その数字で批評は出来ないと思います。
自民・公明の連立政権の数字は私個人としては、公明党は野党に置くべきだと思いますので、自民党は同党と縁を切った方が良いと思いますが、政権維持のためには止むを得ないことかも知れません。
一番問題なのは、麻生内閣不支持の理由として断トツの49%の人が麻生さんの指導力と安定感不足を挙げていることです。
その対策は2つ有ります。
マスコミの攻撃や揶揄を押し切って麻生降ろしをするか、それとも麻生さんにも頑張って貰うとともに、麻生さんを支え、そのリーダーシップを発揮させるように、サポートして行くかのどちらかです。
読売は、麻生内閣を支持しない理由について、「首相に指導力がない」28%が、最近の調査の21%から増えたのが目立つ。鳩山総務相が反対する日本郵政の西川善文社長再任や、厚生労働省分割・再編の問題で、首相の指導力に対する疑問が強まったようだ。
と解説しています。
鳩山総務相発言や厚生労働省分割・再編の問題を巡る、党内の麻生さんの足を引っ張るような発言、それに鳩山さんを含め閣内の一部の人たちさえ好き勝手な発言をしています。
それが「閣僚の顔ぶれが良くない 4.1%」と言う国民の批判の大きな理由になっていると思います。
そして自民党員として考えるべきことは、彼らの発言が麻生さんだけでなく、自民党自身の足を引っ張っていることに気付くべきです。
前にも書きましたが、中川秀直さんの街頭演説で鳩山さんの辞任を迫るなど素人からみてその神経が判りません。
普通で考えてこのような人事問題は党内でマスコミの知れぬ所で本人か麻生さんの前で辞任か解任を迫るのですが。
まさか「自民党は開かれた政党で言論は自由」だから何処で何を言っても自由だと、理想主義者や素人のような考えを持っているのでしょうか。
私は自民党の選択肢は
・麻生さんが世論の批判を率直に受けて今一層頑張る
・閣僚も一般党員も党内の支持基盤の弱い麻生さんを支えて、麻生さんがリーダーシップを発揮させる
ことしかないと思うのですが。
麻生さんも自民党員も頑張れ !!!
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