普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

横須賀市長選、小泉さん応援の現職敗退

2009-06-29 11:03:19 | 麻生内閣

 今朝の各新聞社のweb版ではいずれもトップで「横須賀市長選、小泉元首相応援の現職敗退…33歳新人が当選」の報道が躍っています。
・小泉純一郎元首相のおひざ元の神奈川県横須賀市で28日、市長選の投開票が行われ、新人で前市議の吉田雄人氏が、元首相が応援する現職の蒲谷亮一氏を破り、初当選を果たした。
・14日に31歳で初当選した熊谷俊人・千葉市長らに続き、全国で3番目に若い市長の誕生となる。
・小泉元首相は告示前の14日に街頭演説で、告示日の21日夜にも蒲谷氏の個人演説会で、旧自治省出身の蒲谷氏の行政経験を挙げ、支持を訴えた。
・米海軍横須賀基地を抱える同市では、9期36年にわたり、旧自治省出身者3人が市政を担い続けてきた。今回も自民、民主、公明の県議や市議らが超党派で蒲谷氏を応援したが、吉田氏は「若さ」と「変革」を前面に掲げて、無党派層の多くを取り込んだ
・蒲谷氏を応援した市議は「小泉人気も通用しなかった。選挙の方法を一から見直さなければならない」と話した。(
読売新聞
より)

 この選挙の結果には多分誰でも同じ感想を持つと思いますが、2つの大きな特徴があります。
 一つはどの新聞のタイトルにあるように、小泉さんの応援も通用しなかったこと
 もう一つは自民、民主、公明という日本の3大政党の応援を受けた候補が負けたことです

[改革推進派へ]
 小泉さんの「自民党をぶっ壊す」発言、米国追随一本槍という判りやすい政治手法、強い意志、改革に批判する人は抵抗勢力と決めつけ、そして選挙では郵政改革反対の党員を追放し更に刺客派遣と言う奇抜な戦術で、多くの国民は熱狂し、マスコミとくにテレビは選挙中もその小泉さん、刺客とそれに群がる国民の様子を報道して、結果は小泉さん大勝に終わりました。
 しかし後を継いだ安倍さんや福田さんが、小泉改革の負の部分の手当てを怠ったために、医療、介護、育児関係の社会保障の問題や、中途半端に終わった三位一体政策により地方疲弊など多くのそして大きな問題が起こりました。
 そして麻生さんに替わって直ぐに、未曽有の金融・経済危機が発生し、小泉時代に定められた労働者派遣法により増大した非正規社員の大量リストラが発生し、更に小泉改革の負の問題が悪化しました。 
 それに加えて、小泉さん時代と違って、大きく変わっているのは、環境や資源問題に象徴される経済の低成長もしくは沈滞と言う環境です。
 それで国民の「小泉改革の評価」は大きく変わったと思います。
 「小泉さんの評価」がまだ高いのは、今の指導者達に欠けている首相としてのリーダーシップであり、小泉改革の「少なくとも全面的な評価」ではないと思います。
 (私の推測ですが)機を見るに敏な小泉さんは、情勢の変化を予測して、さっさと引退してしまいましたが、後に残った改革推進派、上げ潮派の人達は、 (まるで小泉信者のように)今でも依然として小泉さん大勝で示された、国民の大きな支持が未だ続いているし、経済が今後も(無限大に)成長し続けると思っているようです。(だから1,000万人の外国人労働者導入と言う的外れの意見がでるのです。)
 今、日本が必要としているのは、小泉改革の負の部分の手当て、小泉さんが仕残した公務員制度改革、年金問題、そして経済の停滞に伴う収入減と少子高齢化に伴う支出増を補う消費税増税の処理だと思います。
 今回の僅か一例で全てを判断する訳にはいけませんが、今回の小泉さん応援の候補者の敗退は、小泉人気が高かっただけに尚更、国民の意識の変化の象徴的な例として自民党内の小泉信者はもう一度考え直す必要があると思います。
 昨日も書きましたが、改革推進派、上げ潮派の人達はもっと謙虚に小泉改革のよい点、問題点の反省をしなければ、国民の支持を失うことになる(落選
)と思います。

[自民党と民主党へ]
 次の問題は自民、民主、公明と言う日本を背負って立つ政党が応援した候補者の敗退です。
 これには橋下さんや東国原さんの活躍やその思い切った発言で、今までの3党に政治を任せられないと考える人達が増え、新しい考えをもつ若い人達への期待が高まっているのではないかと思います。
 良くネットで言われる頼り無い自民党、それより頼り無いけど他に居ないのでまあ一度やらしてみるか程度しか思われていない民主党、創価学会の影響が余りにも強すぎる公明党など、国民の閉塞感の現れと、変化への期待が、連続して若い市長や県知事の出現となったのだと思います。
 この事実に自民、民主とも(公明党には言うほうが無理?)謙虚に反省し、情勢の大きな変化の流れを感じとるべきだと思います。
 まず当面は、
・自民党は党内のごたごたをいい加減に切り上げて、挙党一致の体制を作ること
 マスコミだけでなく世間の人達からも、今の自民党の状況を自民党政権末期の症状とみていることを忘れないこと、
・民主党は与党やマスコミの批判に耐え得る実行可能な政策をつくること、そしてネット上で批判の多い外国人参政権などの法案をマニフェストに盛り込むか否かを明らかにすることでしょう。

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*追記:ネット上で見た地もとの新聞によると、
 
吉田氏は「チェンジ」を旗印に、市民の声を反映させる市政の実現を訴えた。勝手連的に集まった大勢のボランティアの後押しで政策本位の選挙戦を展開。無党派層を中心に、(民間労組のローラー作戦を行った)民主や自民の支持層まで食い込んだ。
そうです。

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