普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

親日米国人の日本批判

2009-06-01 15:36:27 | 情報、マスコミ

 昨夜、ネット上で親日的?な米国人の大変ユニークな日本批判と米国と中国の関係に関する記述を見つけましたので紹介(青字)します。
 なお、彼の意見に賛成のところはそのままですが、彼の意見と違うところは私の意見(黒字)も入れているので、合わせてご覧ください。(なお緑字は注記です。)
 それはNewsweek(ウエブ版)の「Japan: The World’s Worst Economy
です。
 金融危機が始まったとき、一番心配されたことは、大きく輸出に頼っている中国がアジアのなかで最大の被害を受けるだろうと思われたが、事実は中国は大きな景気刺激策で巧く処理した。 
 付記すれば、飽和状態の需要しかない日本と違って、大きな国内需要がある中国は内需転換が容易に出来たからだと思います。
 それに反して、リッチな隣国を持つ日本は最悪だった。
 1930年代以来(多分それ以前からかも知れないが)リッチな国の中でGDPが日本ほど落ちた国はない。
 その理由は簡単だ。
 日本の経済の約半分は製造業に頼っている。(リッチな国の中では遥かに高い割合だ。)
 特に、米国への自動車と電子製品の輸出に頼っている。
 だから生産が急落しても可笑しくない。
 例えば、トヨタは41日も工場を止めたし、終身雇用制のソニーは1万の人をレイオフした。
 全国民は、何故米国に頼り過ぎたのか、如何にして中国のマーケットを拡げるか、次に発展させることの出来る大きな産業は何かと悩んでいる。(最大の関心事はグリーンエネルギーと効率的な農業だ。)
 これらは議論する価値があるが、私は日本の抱える問題はたや直ぐに解決できると思わない。
 2年前ニューズウイークの特派員が日本について「優れた技術を持つ日本が何故iPodを発明しなかったか?」と面白い特集記事を書いていた。
 日本でも同じことを取り上げた批評家も居ましたが、コンピューターやインターネットの発明などと違って、日本でも「Wii」などユニークの発明などあり、今回は単にアッブル社に先を越されただけと思います。
  答えは簡単だ。
・彼らは同じ対応策(paradigms)に固執している。
・同じ政党が50年も政権に就いている。
・企業は1980年代のビジネスモデルを変えることが出来ずにいる。
・人口統計のデータは酷いものだ。(人口構成の意味?)
・人々は機械や設備などの改善を除いては新しいアイディアにを考えることを恐れている。
・急速に進む高齢化にも関わらず、外国人の人口に占める割合は2%に過ぎない

 企業の問題は著者の指摘も一部当たっていますが、米国からの年次改革要望に従った小泉政権の政策の、短期利益追求、非正規社員の導入拡大という麻薬のような政策のためについ経営が甘くなったのだと思います。
 つまり、従来型の長期視野を考えた日本型の経営の良いところを見ない、目先の利益の利益追求のための、07年から判っていた住宅バブルの危うさが伝えられた米国経済の変化にも関わらずに増設と言うイージーな経営も今回の大リストラに繋がったのだと思います。
参照:米国との関係の見直し
(07年3月)の[変わり始めた米国の動き]6.米国経済を支えてきた住宅バブルの雲行きの悪化

 著者の言う「新しいアイディアにを考えることを恐れている」については、経営者は単に政府の政策や指導に従い、世の風潮に流されて成果主義の導入などはしても、日本企業に最適なアイディアを出すのを恐れたのでなく、さぼったのだと思います。
 私は日本人の美的感覚とか、国のアートや音楽が好きだが、先週日本を離れたが残念とに思わなかった。 (文章全体から察すると彼は数週間日本に滞在していた様です。)
 私はエチケットの違反に繋がりかねない、外人扱いにいつも微妙な居心地の悪さを感じていたが、それは文化的なものだと気がついた。
  私は今「世界の工場」と言われる中国にいるが、中国のほうが(日本より)遥かに居心地がよい。
  昨日、広東省の大学の学生たちにインタビューし、一人の女子学生に日本の印象を訊ねた。
 彼女は「日本には多くの規則があるが、それにどうして従って良いか判らない」と言った。
  その答えで、また米国人と中国人の性格に似たことがあることを思い出させた。
 米国、中国の間に明らかな政治体制の違いはあるにも関わらず、我々はどちらも大帝国の厚かましい傲慢な人たちだ
 良い面で言えば日本や欧州より(米国と中国が)我々の(同じ)社会の中に入る動きにたいしてバリアが低い。
 日本は依然としてアジアでは一番古くて最善の同盟国だ。
 然し、米国が外交的に中国により密接なるとき、如何にこれらの似た点と違いが役割を果たすのを見ることになることを、日本が興味をもって見ることになるだろう。


 読者の皆さんは最後のコメントをどう思われます?    、
 私は日本は米国と中国に対しては適宜の車間距離を置いて付き合うしかないと思うのですが。
 日本は米国との車間距離が余りにも近すぎて、今回の金融・経済危機で急停車した米国車に激突し、イラク問題では米国提供のガセネタに踊らされて、憲法解釈までして、自衛隊を派遣という接触事故寸前まで行きました。
 つまり米国とは今までよりもう少し車間距離を置き、独裁国家で何を考えているか判らない中国とは、その動き次第で適宜に車間距離を離したり縮めたりする必要があると思うのですが。

参照:中国が貝になった北朝鮮の核実験
 
    
北朝鮮の核実験と日本と中国 
    中韓をしりすぎた男さんのなめられている日本 

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ

コメント (6)