普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

安倍内閣の理想と現実

2007-03-13 22:08:37 | 安倍内閣
<<朝鮮半島問題に関与した政治家>>
3月11日の関西テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」で、河野さんの慰安婦に関する発言問題の時の総理は村山さん、自民党には野中さんが居たこと、
朝鮮半島問題に関連して、金丸さんの金庫から、北朝鮮の刻印が入った金塊が出て来たことが、少し触れられた。

詰まりそれ以上の発言はなかったが、その番組に出ていた三宅さん、宮崎さん、勝矢さんなど出場者は皆判っているけれど、それ以上言うのは日本人として恥ずかしかったのだろう。

<<米国のスパイになった戦犯候補者>>
3月12日私どもの英字新聞輪読会の "Postwar 'spies' hoodwinked U.S."で、戦後の日本で重要戦犯が刑を逃れるために、米国のスパイになって居たこと。
然し彼らは米国にとってまったく役に立たなかった事が記されていた。
登場人物は、辻政信、児玉誉士夫などが書かれていた。

この文を読んだ後の話し合いで、そう言えば、ロッキード事件の時、米国が児玉誉士夫を使って影響力を及ぼしたらしいと言う発言も出た。

いずれにしても、戦後から小泉さん前までの政界は、外国の影響力があったとは思いたくないが、少なくとも、ドロドロしていた世界だったようだ。

<<小泉さんの功績>>
その点小泉さんにはそう言ったうさん臭さは、殆ど見られず、簡単明瞭で、軽薄、頑固、アメリカ追随一本槍の三つのキーワードで、彼の動き全てが、国民にも読み取れた。

小泉さんのやったことは、全て米国の規制改革および競争政策イニシアティブに基づく要望書に乗っているらしいのは残念だが、今までの政界のあり方を変えた功績は大きいと思う。

そうは言っても、占領下での米国の影響力は致し方ないが、今になってもなんらかの外国の影響力下にあり、しかも、完全な日本の国のことである拉致問題の処理もその影響力を乞わねばならないのは日本国民としてやはりくやしい気がする。

<<安倍さんの理想と現実>>
安倍さんになって、その若さから来る清新さや、「主張する外交」、「情報部門」の強化などの主張から感じられる、日本の外交の舵取りの変化で、多くの支持率を集めてきた。

美しい国」と言う奇麗事過ぎて、言いがかりを付けられやすい難はあるが、国の目標を示したことも、まあ悪くはないと思う。

ところが、閣僚の不祥事に対する彼の発言は、我々が今まで持っていた彼のイメージとは全く相反するものだ。
特に松岡さんを護る為の発言は何だ。
「法の規制どうりに処理しているので問題はない」など、法の枠に入っていればどのような、不都合や非道なことをしても、国民の税金を無駄使い(横領?)しても良い と言わんばかりだ。

これが「美しい国」を目指す総理の発言だろうか。
安倍さんが、鈍感力などの言葉に載せられて、泥をかぶっているような気がしてならない。
私は安倍さんがやはり、クリーンで、小泉さんのように外国の影響を余りを受けずに、日本の内政、外交を進める人であって欲しいと思う。

安倍さんは「支持率のために仕事をしているのではない」と言うが、支持率が安倍内閣の最大の武器であるのは間違いない所だ。

そしてその支持率は、単なる人気投票だけではなくて、安倍内閣のやっていることの評価も入っていることを忘れないで欲しい。

政策の推進は勿論だが、安倍さんの廻りを何時も身ぎれいにして置く ことも、その推進のためにも大事なことだと思う。

小泉さんの言う「鈍感力」はあまり感心しないが、いざと言う時の彼の非情さ を学んで切らねばならぬ時は切るべきだと思う。

一時的なスリプ・ダウンと後々効いてくるボディー・ブローのどちらを選ぶかだ。

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