行縢探検倶楽部

延岡市にある行縢山(むかばきやま)を気楽に楽しんでいる皆さんの情報交換の場ですのでお気軽に書き込みください

岩熊井堰(いわぐまいぜき)

2013-06-15 06:09:08 | Weblog

延岡市三輪(みわ)町にある農業用井堰です。 江戸時代は享保年間(おおよそ300年ほど前)に、時の延岡藩家老「藤江監物」が郡奉行の江尻喜多右衛門に命じて完成させたものです。 

藤江監物は、まだ工事が完成していない1731年に家臣の策略によって親子4人(本人・長男・次男・三男)、日之影町舟の尾の牢屋に投獄されました。 長男が半年で病死、監物はその無惨に激怒して断食を続けほどなく牢死。

それでも工事は進み、藤江監物が亡くなってから3年後の1734年、ついに岩熊井堰が完成しました。これにより、水不足に苦しんでいた農民たちは救われ、延岡の農業は飛躍的に発展したそうです。 ちなみに米の収穫量は150石から755石に増えたそうです。

延岡地区の人達は約300年後の現在でも、命日の旧暦8月18日には、日之影町舟の尾の墓所に参拝し感謝の意を尽くしているそうです。

命をかけて人の為に尽くす、見習いたいものです。 (fuka)

魚を待っている「アオサギ」

 

 


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