うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

父ステイゴールド×母父メジロマックイーン

2012-02-13 19:50:10 | 競馬日記
父ステイゴールド×母父メジロマックイーンからまた重賞勝ち馬が出ました。共同通信杯は快進撃を続けるディープインパクト産駒のディープブリランテが抜けた人気を背負ったのですが、ゴール前でゴールドシップが交わしました。

これで父ステイゴールド×母父メジロマックイーンの重賞勝ち馬は4頭。他は3冠馬オルフェーヴル、春秋グランプリ連覇ドリームジャーニー全兄弟と重賞2勝フェイトフルウォーです。馬名登録されているのは後3頭で、メジロサンドラの娘メジロミドウ、メジロシャープの娘メジロアレグロと、タイアップです。

メジロミドウは2勝で重賞にも出走経験がありますが、タイアップは未勝利、メジロアレグロは不出走。メジロミドウまでの活躍馬と残り2頭の差が何かということになります。で、血統表を開いて違いを探すのですが、気になる点はノーザンテースト内Victoria Parkです。五十嵐氏理論的にはアウトサイダーVictoria Parkは邪魔な存在扱いされてしまいますが、メジロミドウまでの活躍馬ではVictoria Park内Flaresがクロス馬になって穴がふさがっています。
そう思いながら2010年産の馬を探すと、父ステイゴールド×母父メジロマックイーンは2頭。1頭はオルフェーヴル、ドリームジャーニー全弟。評判も上々で、何もなければ当然走ってくると思われます。もう1頭はステイゴールド × シャープキック。穴がふさがっていないですね。余計なクロスのない点とノーザンファーム生産であることは魅力ですが(ゴールドシップ以外の重賞勝ち馬は社台生産)、今までの活躍馬とは血統的傾向が少し違うということになります。ノーザンテーストクロスを持ち、余計なクロスがない点ではオルフェーヴル=ドリームジャーニー全兄弟寄りで、Victoria Parkの弱点が埋まらず、曾祖母の父がノーザンテーストである点は未勝利のタイアップと同じです。育成の力で何とかなるのか、そして父ステイゴールド×母父メジロマックイーンなら基本的に何でも走ってしまうのか。注目すべき馬はこっちということになります。

ゴールドシップの牝系は下総御料牧場の星旗系。持込の帝室御賞典馬クレオパトラトマスの娘で桜花賞馬ハマカゼの子孫です。母ポイントフラッグは1勝馬ながらチューリップ賞2着で、桜花賞、オークス、女王杯の3つのGIに出走しました。
管理する須貝尚介調教師は、父であり師匠である須貝彦三元調教師のかつての管理馬で騎手時代の自身のお手馬であったポイントフラッグの仔で、調教師としての重賞初勝利を挙げました。


京都記念の方は武豊騎乗のトレイルブレイザーが勝ちましたね。4角で早々と先頭に立ち、押し切りました。メジロマックイーンみたいだなと思ったのですが、中団より後ろにポジションをとった有力馬の動きが遅くて、トレイルブレイザーにさあ勝ってくれというお膳立てをしてしまったように思います。
その10分後にメジロマックイーンの孫が重賞勝利。


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