うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

オルフェーヴル3冠

2011-10-23 23:59:18 | 競馬日記
オルフェーヴルが3冠達成しましたね(記事)。力的には抜けている中で、重箱の隅をつつくような私の懸念を見事に跳ね返しました。

道中、かかっているのかというくらい鞍上池添ががっちりと手綱を引き、押さえきれない手応えで4角で先頭に並びかけ、ラストは流して着差2馬身半でも大楽勝でした。流したのに勝ち時計はレースレコードまで0.1秒差。
池江泰寿師は父池江泰郎師に続いて3冠馬の調教師になりました。こんなことがあるんですね。その3冠馬の父ステイゴールド、母父メジロマックイーンはともに大池江の調教馬です。
父内国産の3冠馬はミスターシービー以来、父、母父ともに内国産の3冠馬は初めてです。メジロマックイーンは天皇賞3代制覇で、牝系祖先は小岩井のアストニシメントという伝統の血統です。更にオルフェーヴルは血統表内にサンデーサイレンス、ノーザンテースト、パーソロン、ヒンドスタン、セフト、ダイオライト、シアンモアというリーディングサイアーを持ちます。サンデーサイレンス、パーソロン、ヒンドスタン、ダイオライトは3冠馬の父。

日本の競馬の歴史が凝縮されたような血統です。


最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (イルカ)
2011-10-24 09:52:05
オルフェーヴル強かったですね。
この馬はボスだなって思います。
この馬は馬体を合わせて叩き合った時が一番強いんじゃないかないかなあと思います。
今は、馬体合わせて叩き合うまでいかないですが。
競馬に嫌気を出したりあっさり諦めるタイプじゃないと思うので、負けるまでは馬券的には逆らいたくないです。
叩きあったら150%の力出しそうな馬に思うので
一度負けたらしばらく肉体的な反動から立て直すまで時間かかりそうなタイプの馬のような気がします。

最近のサンデー孫産駒は牡馬は優等生タイプばっかりで強いのは牝馬ばっかり。
サンデー産駒のステイゴールドからボス性のある馬が生まれるとは意外です。
ステイゴールドはサンデーの血を引いてるけど闘争心を伝える例外な種牡馬なのか、いやこの馬が例外なのかも。
返信する
Unknown (much_better)
2011-10-24 20:59:22
父のステイゴールドは国内のレースでは本気で走ろうとせず、国内GI未勝利でしたが、海外に行くとやる気のスイッチが入り、闘争心を発揮しました。
ドバイシーマクラシックでは横綱相撲で押し切りを図る世界チャンピオン・ファンタスティックライトをゴール板で捕まえました。内でポケットされていた状態から小柄なステイゴールドが外の馬によいしょっとぶつかって進路を確保し、強引に抜け出してきたレースぶりはまさしくワールドクラスでした。日本の馬にもあんなことができるのがいるということとそれが善戦マン・ステイゴールドだったことの2つが驚きでした。
ラストレースとなった香港ヴァーズでは再びゴドルフィンブルーの勝負服を身にまとったデットーリが騎乗するEkraarが出し抜け気味のロングスパートで大きなリードを奪い、絶体絶命の状態に追い込まれましたが、そこから奇跡のような末脚を発揮してまたもやゴール板で捕まえました。感動的な、絵に描いたような大団円でした。
この2戦は最近は「ベテランジョッキー」になった武豊のベストレースに挙げていいと思っています。

産駒のボス性については、闘争心を内に秘めながらも国内ではそれを発揮することがなかった父の復讐と言えるかもしれません。また、ステイゴールド産駒GI馬の母父はメジロマックイーンとタイトスポット。なかなかなアウトサイダーですね。どちらもメジャー父系ではなく、名種牡馬とも言えない(メジロマックイーンは失敗種牡馬とも言えないですが)です。こういった希少な血とフィットし、闘争心を維持できるのがステイゴールドの良さでしょう。逆に言えば、種付け料が上がり、種付け頭数が増えて、メジャーな血を持つ牝馬を相手にするようになった場合、全体的なレベルは上がるかもしれませんが、それで果たして闘争心を発揮する名馬が出てくるのかという心配はあります。
返信する
Unknown (オオハシ)
2011-10-25 00:29:33
ご無沙汰をしております。

ステイゴールドの種牡馬としての成功は、

「日本というハーレムにおいては、
競走馬としてはセカンドクラスだったから
種牡馬としては伸び代があった」

という風に思っています。

しかし、SS2世種牡馬としては、ホントに例外的な存在。
他の2世種牡馬の仔は、牡駒が古馬GIを勝とうと思ったら、
「母が空胎後の仔」等のアシストが要るのに……。

まま、much_betterさん上手に書かれている
とおりでございます。ステゴの重賞勝ち仔は母父が妙味。

あとは、ステイゴールドの母父ディクタスも
効いているのかなぁ、と。そして、ダイナサッシュの
子孫の旺盛な繁殖力は、伯父のサッカーボーイ同様。

という感じでございますm(__)m
返信する
Unknown (much_better)
2011-10-25 01:21:26
リアルシャダイにおけるIn Realityのように、近い位置にマイナー血統を持っていたのは種牡馬として有利でした。そのディクタスの後継種牡馬にしてステイゴールドの母の兄サッカーボーイが亡くなったタイミングで3冠馬が出現したのは出来過ぎですが。

祖母父ノーザンテーストにしても、ステイゴールドはメジロライアン産駒メジロブライトと同期で天皇賞春ではその2着に破れました。しかしステイゴールドが種牡馬入りするタイミングでメジロライアンが没落し、父系としてのノーザンテースト系が終焉を迎えました。
http://blog.goo.ne.jp/much_better/e/a3c310b080d5af8f379a11a18c65e9d1

ステイゴールドに有利なようにどんどん状況が変わっていったのですが、それにしても優秀な種牡馬だと思います。
返信する
Unknown (matsu)
2011-10-25 21:54:56
月並みですがステイゴールドは晩成でドリジャニもグランプリ連勝したの5歳、マックイーンも私見ですが古馬になってからの方が強い気がします。皐月賞を勝ったのが本格化する前という見方でいくと更なる活躍が見込まれるような気がします。凱旋門と陣営はいっているけれどどうなんでしょう、馬体中の発表ないんでなんとも分からないのですが460キロそこそこでロンシャンで勝ち負けになるのでしょうか?まずは3才4冠を取りその後と言うことになるでしょうがピサもブエナも引退だろうから引導を渡してほしいです
返信する
Unknown (much_better)
2011-10-26 00:44:52
凱旋門賞馬の馬体重はJCに出走した馬なら見ることが出来ます。

バゴ:488
モンジュー:484
エリシオ:490
アーバンシー(牝):428
キャロルハウス:504
トニービン:460
オールアロング(牝):462

サンプルを増やすために2着馬も書き出します。
ナカヤマフェスタ:448~466
エルコンドルパサー:462~478
ピルサドスキー:502
エルナンド:436、438
ホワイトマズル:492
ユーザーフレンドリー(牝):468
マジックナイト(牝):414

連対した牝馬4頭中3頭の馬体重は既に上回り、残る1頭と現在ほぼ同じ。牡馬では勝ち馬ではトニービンの馬体重を少し上回り、2着馬ではナカヤマフェスタ、エルナンドより重く、エルコンドルパサーと同じくらい。オルフェーヴルはまだ成長の余地がありそうです。馬体重に関しては全く心配していません。
完成時期、というよりまず現時点の強さがまだ分かりません。皐月賞以降、全く他を寄せ付けないレースが続いており、競り合う場面がありません。出入りの激しい前を見る位置から早めに仕掛けて4角先頭でラストは流してレコードまでコンマ1秒、ってのはかなり強いです。兄のことを考えると、少なくとも古馬になったからといって力が落ちるタイプではないと言っていいのではないでしょうか。
3冠取ってしまったので不格好なレースが出来ませんし、何が何でも凱旋門賞ということにはならないでしょう。調子を落として行けないということになったら残念ですが、仕方がありません。というか、3冠馬が古馬になってもレースを続けるんですから、日本の競馬は凄いと思います。
その意味では、ナカヤマフェスタのように雨乞いしながら凱旋門賞に向かうような馬が一番気が楽な気がします。
返信する
  (イルカ)
2011-10-28 22:12:19
much_betterさんどうもです!
なるほど!
メジロマックイーンもアウトサイダーですね。
ステイゴールド現役の競馬が一番面白かったけど
今の競馬も本当に面白いです!

種付け料が上がり、種付け頭数が増えて、メジャーな血を持つ牝馬を相手にするようになった場合、全体的なレベルは上がるかもしれませんが、それで果たして闘争心を発揮する名馬が出てくるのかという心配はあります。

なるほど!
確かに、繁殖の質が上がって大成功するかはわからないですね。

オオハシさん、どうもです。

しかし、SS2世種牡馬としては、ホントに例外的な存在。
他の2世種牡馬の仔は、牡駒が古馬GIを勝とうと思ったら、
「母が空胎後の仔」等のアシストが要るのに……。


空胎後の仔は名馬名種牡馬名繁殖牝馬多いですね。
初仔、空胎後は注目したいです。
返信する

コメントを投稿