うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

クリテリウムドサンクルー

2006-11-13 18:45:09 | 競馬日記
今年最後のフランスGI、2歳戦クリテリウムドサンクルーはDansili産駒の牝馬Passage of Timeが勝ちました。曾祖母の子にムーランドロンシャン賞を勝った名牝All at Sea、5代母の子に名馬Damascusがいます。Blushing Groomの5×3は祖母父がゼロ交配であることにより弊害を逃れています。父Danehill系×母父Sadler's WellsはHoratio Nelsonと同じです(Horatio NelsonはDanehill直仔でしたが)。父Dansiliは今年凱旋門賞馬を出しました。

フィユドレール賞(GIII)はSpectrum産駒Afafが勝ちました。父はラムタラ世代の愛2000ギニー馬です。母父はダンシングブレーヴ。BMSとして優秀です(ブログ)。

オーストラリアで行われたエミレイツSはHurricane Sky産駒の牝馬Divine Madonnaが勝ちました。父系はオセアニアで繁栄しているHyperion系。祖母父Chamozzleが渋いです。Hul a Hulを通るNative Dancer系のマイナー種牡馬です。

ニュージーランド1000ギニーはPostponed産駒Dorabellaが勝ちました。母父はゼロ交配です。


さて、エリザベス女王杯はカワカミプリンセスが降着という結果に終わりました。カワカミプリンセスは3~4コーナーでいつも通り手応えが怪しくなり、4コーナーで外に持ち出そうとするヤマニンシュクルに弾き飛ばされる形になりました。すぐに体勢を立て直して馬の隙間を狙ったのですが、シュクルの前に割り込んでしまいました。ヤマニンシュクルとカワカミプリンセスでコース取りを争った結果ですが、お行儀の悪い競馬になったのは事実です。3~4コーナー過ぎでスムーズな競馬ができなかったことが直線での強引なコース取りにつながったと思います。

降着を食らった本田優騎手は年内で引退するそうです(記事)。西浦師とは師の騎手時代から馬が合ったため(腕はあるのに人付き合いが苦手で損をしている、と西浦師は何かで評されていたようにも記憶しています(ソース不明、テイエムオーシャンが何か大きいところを勝った後の何かだと思います、って「何か」が多いですね))、師が調教師転向後、主戦として起用されてブレイクしました。生意気が信条の本田騎手らしい幕の引き方ですね。需要はあるので(西浦師や昆師はもう少し続けて欲しいと思っているのではないでしょうか)、もしかしたらもうちょっとやるかもしれませんが。

追記:見解は柏木集保とだいたい一致していました(柏木集保コラム)。菊花賞のときは石橋騎手に手厳しかった集保も、今回は本田騎手に多少同情的です。


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