うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ゴールドプルーフ

2013-07-21 00:41:19 | 競馬日記
スポニチ記事にMossborough系種牡馬の産駒が今年、デビューするとありました(記事)。Mossborough系と言われて思い出すのは、この10年ではゴールドプルーフくらいしかおらず、どんな馬の産駒が走るんだろうと思っていたのですが、どうやらゴールドプルーフの産駒がデビューするようですね。

ゴールドプルーフは名古屋所属で54戦16勝。ハイライトは2003年の東海S。ディーエスサンダーの降着により勝利を手にしました。凄い血統の馬が勝ったなあとびっくりしたのを思い出します。
父ゴールドレットは名古屋の名馬で23戦20勝2着3回。凄い馬ですね。その父ボールドアンドブレーヴはセントレジャーと凱旋門賞を制した(勝った年は違いますが)唯一の馬Ballymossの仔でHethersettネヴァービートの半弟(1963年生まれの同名Bold and Braveいて、こちらは名前から推測しやすいBold Ruler直仔で、ジェロームHなどを勝った活躍馬で、種牡馬としてもケンタッキーオークス、エイコーンS、CCAオークスなど、勝ちまくったものの、ケンタッキーダービーを勝ったGenuine Riskが同期にいたおかげで陰に隠れてしまった名牝Bold'n Determinedなんかを出しているので、Bold and Braveと言われればこっちかなと思ってしまいます)。血統通り、超長距離での勝利があるようです。種牡馬としては地方ダートでの活躍馬を多数出していますね。

ゴールドプルーフは近年まれに見る純然たる欧州血統馬です。曾祖母シノブエがアメリカからの輸入なのですが、この部分もほとんど欧州血統です。父系のマニアックさだけでなく、この点でもマニアックです。ただし、Nasrullah (= Rivaz) - Nearco - Pharos (= Fairway)、Hyperion - Gainsborough、Blenheim - Brandfordの統一性があり、ほぼ純然たる欧州血統にも関わらずHelioscope内にMan o'Warがある点など、種牡馬、BMSとしての可能性がありそうな気がします。

ゴールドプルーフが一旦種牡馬入りし、一旦種牡馬登録を抹消し、再び種牡馬登録をして、最初の産駒を得るまでの顛末が記事になっています(記事)。この記事に出てくる産駒ゴールドジッコウは既に佐賀でデビューしていますね。血を残してくれる馬が出てくれることを期待します。


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