うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

Zarkava初仔

2010-02-09 00:17:41 | 競馬日記
Zarkavaの初仔が産まれたそうですね(記事)。
Dalakhani × Zarkavaで、Mr.Prospector 4 x 4、Mill Reef 4 x 5、Crepello 5 x 7 . 7と前面で中間断絶クロスを多用したタイプです。Mill ReefのクロスはDarshaanのNasrullah、Princequilloを傘下に収めている点でいいと思います。
アガカーン殿下の生産で、前面で中間断絶クロスを多用したタイプと言えば愛オークス、ヴェルメイユ賞のShawandaを思い出します。

今年はSea the Starsを付ける予定です。
Sea the Stars × ZarkavaはMr.Prospector 4 x 4、Northern Dancer 5 x 5 . 6が前面のクロス。アガカーン殿下らしくDanzig系種牡馬でNever Bendのクロスも生かしています。

Shawanda、Dalakhani × Zarkava、Sea the Stars × Zarkavaを見比べるとアガカーン殿下らしい配合の方向性が見えてくるように思います。他に参考になりそうなのはミラノ大賞典のShamdala、フォレ賞のCaradak、愛ダービー、Kジョージのアラムシャー、BCターフ、英チャンピオンSのKalanisiなど。単なるBest to Bestではない配合哲学があります。ただし、アガカーン殿下の生産でMr. Prospector近交型を目にするのは初めてかもしれません(少なくとも過去のGI馬にはこのパターンはいなかったはず)。配合が新時代に突入したことを感じます。
それにしても2年連続で凱旋門賞馬同士、カルティエ賞年度代表馬同士の組み合わせ。豪華すぎます。

(DalakhaniもSea the Starsも母父がMiswakiですね。Sea the Starsの方のMiswakiはアガカーン殿下が選んだものではないですが、Dalakhaniの方はアガカーン殿下が選んだものです。通常は早熟・ダート向き・スピード血統とされるMr. Prospector系の中でMiswakiは晩成・芝向き・長距離向きの産駒を出す変わり種でした。また、凱旋門賞の歴史で父系がMr. Prospector系の勝ち馬はMiswaki産駒Urban SeaとZamindar産駒Zarkavaの2頭だけです。Sea the Starsはアガカーン殿下の好みなんでしょうね。ちなみにZamindarはZarkavaの1歳上の仏1000ギニー馬Darjinaの父ですね。)


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