うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

クリソライト

2019-03-06 00:10:43 | 競馬日記
先日、クリソライトが韓国に輸出されたそうですね(記事)。当地で種牡馬となります(記事)。

母の全弟は、無事引退を迎えることができて種牡馬入りできなかった今のところ唯一の最優秀ダートホースであるアロンダイトです。母クリソプレーズがアロンダイトの優秀さを証明しており、GI2勝の最優秀4歳以上牝馬マリアライト(ディープインパクト産駒)、神戸新聞杯(GII)のリアファル(ゼンノロブロイ産駒)を出しています。リアファルは種牡馬入りできず、アロンダイトの同血を持つ馬では最初に種牡馬入りできたのがクリソライトになります。

クリソライトはNorthern Dancer 4. 6 X 5. 6、Special = Lisadell 4 X 5. 6. 6を伴うNureyev 3 X 5が主導。Hail to Reason単一は4 X 7. 8と世代ズレを起こしており、効果なしと見てNureyev主導がより明確になっていると考えた方がいいかもしれません。Hail to Reason世代ズレは主導の明確性の面ではプラスであっても、世代が後退した部分の血を活かしきれていない点ではマイナスですね。
ゴールドアリュールのダート適性の源であるパワーのNureyevで主導を作り、なおかつ母がアロンダイト全姉となればやっぱりダート馬ですね。
2013年ジャパンダートダービー(JpnI)と2016年コリアC(韓国GI)と、2つのローカルGIを勝っています。2017年もコリアCに参戦し、2着でした。他、ダイオライト記念(JpnII)を3連覇があり、8歳の末まで活躍しました。

種牡馬とした場合、前述の血の後退した部分がマイナスといえばマイナスですが、Special = Lisadell、Hail to Reasonのクロスがある部分でもあり、実のところは大きなマイナスとして働かないかもしれません。では主導を何にするかですが、例えばSadler's Wells主導なんかはどうなるんでしょうね。例えばSadler's Wells 5 X 4なら、Hail to Reasonの世代ズレは補正され、血の後退したところの血も生かすことができ、という感じでいい具合に行きませんかね。

コリアC初代チャンピオンで2年連続連対した実績がありますから、韓国の競馬に適応する産駒を出してくれるものと期待します。


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