サラブレッド血統センターの藤井正弘さんがスポニチでのコラムにて「逃げ馬は種牡馬として“化ける”というのが持論」と書かれています(記事)。こういうのを読むといつも「持論の根拠を示して欲しい」と思います。
例えば日本の歴代リーディングサイアーに逃げ馬が何頭いるのでしょうか。例えば昨年のリーディング10位以内に逃げ馬がいるのでしょうか。具体的にある特定の逃げ馬の種牡馬成績はどうだったのでしょうか。この辺を明らかにして論じてくれないと、どうなのかがよく分かりません。
追い込み脚質の名種牡馬も何頭かいます。ダンシングブレーヴは追い込みの名馬ですが、病気と闘いながらも英愛ダービー馬などを出し種牡馬として成功しました(直孫にもGI馬を出し、また母の父としても非常に優秀です)。ブライアンズタイムは追い込めど届かずの多い追い込み馬でしたが、コンスタントにリーディング上位に入り(2位4回、3位7回)、また何頭も大物を出しました。トニービンはリーディングサイアーに1回なったことがありますが、追い込み脚質でした。
「逃げ馬は種牡馬としての適性がある」ならまだいいのですが、これを「追い込み馬は種牡馬として成功しない」と読み替えるのは間違いでしょう(藤井さんが書いていたわけではないですが、例えば、ディープインパクトが中長距離タイプの追い込み馬だから種牡馬として成功しない、という論調を目にしたことがあります)。ダンシングブレーヴ、ブライアンズタイム、トニービンの成功が説明できません。ちなみにブライアンズタイムは血統構成が全く同じのサンシャインフォーエヴァーの代用として購入され、産駒デビュー前はその種牡馬としての能力を疑われることもあったにも関わらず大成功しました。
逃げ馬は種牡馬としての適性がある、と一般に言われるのは、その能力を信用しやすいからではないかと個人的に思っています。最初から飛ばして強い馬は本当に強いということです。あとは最初から行けるだけのスピードが確保されている点とか。他にはどんな説があるのでしょうね。藤井さんに解説してほしかったです。どこか他のところで書いたことがあるのかな。
ちなみに、過去にはカブラヤオーとか、アイネスフウジンとか、ファッショナブルでない血統でありながら種牡馬としては一流馬を出した逃げ馬もいました。
例えば日本の歴代リーディングサイアーに逃げ馬が何頭いるのでしょうか。例えば昨年のリーディング10位以内に逃げ馬がいるのでしょうか。具体的にある特定の逃げ馬の種牡馬成績はどうだったのでしょうか。この辺を明らかにして論じてくれないと、どうなのかがよく分かりません。
追い込み脚質の名種牡馬も何頭かいます。ダンシングブレーヴは追い込みの名馬ですが、病気と闘いながらも英愛ダービー馬などを出し種牡馬として成功しました(直孫にもGI馬を出し、また母の父としても非常に優秀です)。ブライアンズタイムは追い込めど届かずの多い追い込み馬でしたが、コンスタントにリーディング上位に入り(2位4回、3位7回)、また何頭も大物を出しました。トニービンはリーディングサイアーに1回なったことがありますが、追い込み脚質でした。
「逃げ馬は種牡馬としての適性がある」ならまだいいのですが、これを「追い込み馬は種牡馬として成功しない」と読み替えるのは間違いでしょう(藤井さんが書いていたわけではないですが、例えば、ディープインパクトが中長距離タイプの追い込み馬だから種牡馬として成功しない、という論調を目にしたことがあります)。ダンシングブレーヴ、ブライアンズタイム、トニービンの成功が説明できません。ちなみにブライアンズタイムは血統構成が全く同じのサンシャインフォーエヴァーの代用として購入され、産駒デビュー前はその種牡馬としての能力を疑われることもあったにも関わらず大成功しました。
逃げ馬は種牡馬としての適性がある、と一般に言われるのは、その能力を信用しやすいからではないかと個人的に思っています。最初から飛ばして強い馬は本当に強いということです。あとは最初から行けるだけのスピードが確保されている点とか。他にはどんな説があるのでしょうね。藤井さんに解説してほしかったです。どこか他のところで書いたことがあるのかな。
ちなみに、過去にはカブラヤオーとか、アイネスフウジンとか、ファッショナブルでない血統でありながら種牡馬としては一流馬を出した逃げ馬もいました。
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