日本では先週頭頃から盛んに報じられていましたが、欧米のメディアも伝えだしましたし(Thoroughbred Times、bloodhorse.com)、Racing Postはジョン・ファーガソン氏の「ダーレージャパンが契約書にサインした」とのコメントを伝えていますので(racingpost.co.uk:無料登録必要)、本決まりになったのでしょう。
金額は40億円。破格です。今年、モハメド殿下は英ダービー馬、ケンタッキーダービーの1、2着馬を購入しました。ダーレージャパンファームも日本で馬主登録が許可されましたし、Godolphin=Darleyによる世界戦略の一環として、今回のトレードは非常に大きな出来事でしょう。
社台としては、エンドスウィープの後継種牡馬として自分のところで種牡馬入りさせたかったでしょう。しかし、相手と金額を聞いて、悔しいながらもどうしようもないと思ったのではないでしょうか。吉田勝己氏は「社台スタリオンステーションに置いてほしいのはやまやま」だが「このような大きい値段がついたのなら売ることが当たり前」(スポニチ)とのコメントを出しています。
近藤利一氏はノーザンに気を使ったのか、セレクトセールで大盤振る舞いをしました(セレクトセールは7/9~11、正式オファーは11日(ニッカンスポーツ)ですが、以前から移籍の話があったようです)。アドマイヤムーンの半弟の当歳馬を3億円、1歳馬を2.5億円で落札し、夫婦で合計24頭、約13億8000万円もの金を使いました。落札した馬の販売申込者は、ノーザンファーム13頭、(有)ノーザンレーシング8頭、ダーレー・ジャパン(株)、ダーレー・ジャパン・ファーム(有)、(株)シンコーファームそれぞれ1頭ずつでした。見事にノーザンの馬を狙い撃ちですね(毎年、近藤夫妻はノーザンの馬に的を絞って買っているようです)。ほとんどノーザン、ちょっとだけダーレー、気まぐれでシンコーって感じの買い方で、ノーザンの馬に13億円程度つぎ込みました(ダーレーの2頭も4300万円と3100万円でなかなか高額です)。
(ちなみに、持ち前のブランド力に加えて近藤利一氏の大盤振る舞いもあり、ノーザンは売却率100%を達成しました。)
Racing Postでは、天皇賞を走って、シーズン終了とともにダーレージャパンファームで種牡馬入りする、って感じで書かれています。天皇賞はダーレージャパンファームの勝負服で出るようです。記事中で近藤利一氏は既に“former owner”と書かれています。
ダーレージャパンが本格始動した訳で、モンスターの日本競馬界への参入により今後は社台一極集中から状況が変わるのでしょう。モンスターが海外からやってくることに対して不安がない訳ではないですが、現状の社台一極集中体制に飽きつつあったので、楽しみでもあります。今のところ、ダーレーは国内生産者をなぎ倒していくような戦略ではなく、国内に浸透していくような方式を取っているように思います。その点でダーレーは利口な作戦を取っていると思います。
金額は40億円。破格です。今年、モハメド殿下は英ダービー馬、ケンタッキーダービーの1、2着馬を購入しました。ダーレージャパンファームも日本で馬主登録が許可されましたし、Godolphin=Darleyによる世界戦略の一環として、今回のトレードは非常に大きな出来事でしょう。
社台としては、エンドスウィープの後継種牡馬として自分のところで種牡馬入りさせたかったでしょう。しかし、相手と金額を聞いて、悔しいながらもどうしようもないと思ったのではないでしょうか。吉田勝己氏は「社台スタリオンステーションに置いてほしいのはやまやま」だが「このような大きい値段がついたのなら売ることが当たり前」(スポニチ)とのコメントを出しています。
近藤利一氏はノーザンに気を使ったのか、セレクトセールで大盤振る舞いをしました(セレクトセールは7/9~11、正式オファーは11日(ニッカンスポーツ)ですが、以前から移籍の話があったようです)。アドマイヤムーンの半弟の当歳馬を3億円、1歳馬を2.5億円で落札し、夫婦で合計24頭、約13億8000万円もの金を使いました。落札した馬の販売申込者は、ノーザンファーム13頭、(有)ノーザンレーシング8頭、ダーレー・ジャパン(株)、ダーレー・ジャパン・ファーム(有)、(株)シンコーファームそれぞれ1頭ずつでした。見事にノーザンの馬を狙い撃ちですね(毎年、近藤夫妻はノーザンの馬に的を絞って買っているようです)。ほとんどノーザン、ちょっとだけダーレー、気まぐれでシンコーって感じの買い方で、ノーザンの馬に13億円程度つぎ込みました(ダーレーの2頭も4300万円と3100万円でなかなか高額です)。
(ちなみに、持ち前のブランド力に加えて近藤利一氏の大盤振る舞いもあり、ノーザンは売却率100%を達成しました。)
Racing Postでは、天皇賞を走って、シーズン終了とともにダーレージャパンファームで種牡馬入りする、って感じで書かれています。天皇賞はダーレージャパンファームの勝負服で出るようです。記事中で近藤利一氏は既に“former owner”と書かれています。
ダーレージャパンが本格始動した訳で、モンスターの日本競馬界への参入により今後は社台一極集中から状況が変わるのでしょう。モンスターが海外からやってくることに対して不安がない訳ではないですが、現状の社台一極集中体制に飽きつつあったので、楽しみでもあります。今のところ、ダーレーは国内生産者をなぎ倒していくような戦略ではなく、国内に浸透していくような方式を取っているように思います。その点でダーレーは利口な作戦を取っていると思います。