岡部さんの大記録を超えました。時代が違いますし、豊が勝利数では上でも率の面では岡部さんの方が上になる年も多かったですから、岡部さんと単純な比較はできませんが、破ることが極めて困難なところまで記録は更新されるのでしょう。
今年は不調と言われてきましたが、この数日はハイペースで勝っています。
不調の理由かなと思ったのは
1.騎乗停止による出遅れ
2.ちょっと足らない馬で人気を背負って負けること
3.ディープインパクト引退
4.オーシャンエイプスに代表される乗り馬選択のミス
5.一人の馬主に振り回されすぎたこと
ぐらいでしょうか。
エージェントシステムの変化によって豊に能力のある馬が集中しにくくなり、そのせいで馬の質は落ちたのですが、豊が乗ると相変わらず人気になります。そして人気を背負って負けます。リズムを作りづらかったでしょう。
ディープインパクトの引退は気持ちの上で影響を与えたでしょうし、オーシャンエイプスに固執した原因の一つになったかもしれません。乗り馬選択のミスと書きましたが、エージェントシステムとか、人間関係とかも関連してくる部分です。
そして、いくら有力馬に乗せてくれると言っても、わがままな馬主に振り回されるのは他の部分に悪い影響を与えたでしょう。諸方面に気を使いながら乗っているのに、負けても勝っても文句言われるのではたまりません。本人はNHKマイルCの騎乗についてオーナーから感謝されたことを得意げに日記に書いています(武豊オフィシャルホームページ:日記)。また日曜にメイショウトッパーで小倉メインを勝った後、松本オーナーから「永久に破れない記録を作った騎手と世界に挑戦できることはうれしい」とのコメントをもらっています(記事)。こういうのは騎手として励みになることでしょう。
わがままな馬主と切れ、2歳戦が始まり、凱旋門賞にメイショウサムソンと行くことが決まって、状況はかなり良くなったんじゃないでしょうか。有力馬が分散する傾向は変わらないでしょうから、年間200勝するようなのは無理じゃないかと思いますが、まだしばらくはトップジョッキーの一人として君臨するのでしょう。
武豊ブランドというのは絶大で、勝った場合には騎乗内容をほとんど“分析することなく”頭ごなしに褒めたたえるようなものがスポーツ紙上では主であるものの、逆に、勝ったら馬が強いから、負けたら騎乗ミスと叩かれるようなことも巷では非常に多いです。牧太郎氏なんかは宝塚記念を“分析して”豊の3着になった騎乗を絶賛していますが(スポニチ:牧太郎のおけら街道トキの声、負けたレースの内容を分析して褒めているのであって、単なる賛美記事ではないでしょう)、ネット界では豊の騎乗ミスだと叩くようなものも散見されました。ちなみに牧太郎氏コラム中で、『この夏、「体内時計の武豊」の大逆襲である。』と予言しましたが、これは当たったと言っていいかもしれません。
冷静な評価を得られない異常な環境下のプレッシャーに耐えながら期待に応え続けるのは大変なことだと思います。
今年は不調と言われてきましたが、この数日はハイペースで勝っています。
不調の理由かなと思ったのは
1.騎乗停止による出遅れ
2.ちょっと足らない馬で人気を背負って負けること
3.ディープインパクト引退
4.オーシャンエイプスに代表される乗り馬選択のミス
5.一人の馬主に振り回されすぎたこと
ぐらいでしょうか。
エージェントシステムの変化によって豊に能力のある馬が集中しにくくなり、そのせいで馬の質は落ちたのですが、豊が乗ると相変わらず人気になります。そして人気を背負って負けます。リズムを作りづらかったでしょう。
ディープインパクトの引退は気持ちの上で影響を与えたでしょうし、オーシャンエイプスに固執した原因の一つになったかもしれません。乗り馬選択のミスと書きましたが、エージェントシステムとか、人間関係とかも関連してくる部分です。
そして、いくら有力馬に乗せてくれると言っても、わがままな馬主に振り回されるのは他の部分に悪い影響を与えたでしょう。諸方面に気を使いながら乗っているのに、負けても勝っても文句言われるのではたまりません。本人はNHKマイルCの騎乗についてオーナーから感謝されたことを得意げに日記に書いています(武豊オフィシャルホームページ:日記)。また日曜にメイショウトッパーで小倉メインを勝った後、松本オーナーから「永久に破れない記録を作った騎手と世界に挑戦できることはうれしい」とのコメントをもらっています(記事)。こういうのは騎手として励みになることでしょう。
わがままな馬主と切れ、2歳戦が始まり、凱旋門賞にメイショウサムソンと行くことが決まって、状況はかなり良くなったんじゃないでしょうか。有力馬が分散する傾向は変わらないでしょうから、年間200勝するようなのは無理じゃないかと思いますが、まだしばらくはトップジョッキーの一人として君臨するのでしょう。
武豊ブランドというのは絶大で、勝った場合には騎乗内容をほとんど“分析することなく”頭ごなしに褒めたたえるようなものがスポーツ紙上では主であるものの、逆に、勝ったら馬が強いから、負けたら騎乗ミスと叩かれるようなことも巷では非常に多いです。牧太郎氏なんかは宝塚記念を“分析して”豊の3着になった騎乗を絶賛していますが(スポニチ:牧太郎のおけら街道トキの声、負けたレースの内容を分析して褒めているのであって、単なる賛美記事ではないでしょう)、ネット界では豊の騎乗ミスだと叩くようなものも散見されました。ちなみに牧太郎氏コラム中で、『この夏、「体内時計の武豊」の大逆襲である。』と予言しましたが、これは当たったと言っていいかもしれません。
冷静な評価を得られない異常な環境下のプレッシャーに耐えながら期待に応え続けるのは大変なことだと思います。