リビングストン←→相模原 日記

リタイア後、日本→スコットランドを行き来して何とか暮らしている。

パラセタモール(アセトアミノフェン)とイブプロフェンの併用療法と交互療法

2022年07月04日 | 健康

昨日、NHSのCOVIDホットライン?センターに連絡して案内されたA&E(急患センター)で、”熱が下がらない、あるいは短時間でぶり返す場合などは、パラセタモル(アセトアミノフェン)とイブプロフェンの併用、あるいは交互摂取と言う方法もある”との事を教えていただいたが、これは今までの常識から考えて”目から鱗”だった。
早速、調べてみるとUKのサイトではかなりの数の肯定記事が見つかり、中には”GOV-UK”もあったので、既にこちらでは相当一般的なのだろうと推察される。注1

一方、日本語のサイトを見ると、やはり”アセトアミノフェンとイブプロフェンを含む処方薬、一般薬は存在するが、併用は医師の判断が必要”との、極めて想定内の記載のあるサイトが1番にヒットした。
2番目にはある薬剤ブログでUKのサイト、文献を紹介する形で、併用、交互摂取を肯定していたが、日本でこれを行う場合は、一般薬の商品名でアセトアミノフェンであるか、イブプロフェンであるかを判断するのはほぼ不可能なので、箱の裏面あるいは、同梱のマニュアルの極めて小さな文字を確認しなければならない事もあり、かなりハードルは高そうだ。(私の場合虫眼鏡が必要)


上の製品名でアセトアミノフェンかイブプロフェンかを判別するのは難しそうだ。


そして、大きな問題はその価格。(前にも書いたが)

上記の画像はアマゾンで”アセトアミノフェン、イブプロフェン”で検索し、安い順にソートした結果だが、一番安いものでも、こちらのスーパー等で極めて容易に手に入れることができるものの数倍、そして有効成分の含有量も日本の方が少ないので、それを加味すると”円安後でも”10倍近い内外価格差が存在するため、併用、交互接種するにしても、相当な出費が必要の様なので、実行する人は極めて少数になるだろう。

話は変わるが、現在のかなりの円安にも関わらずまだまだ内外価格差の極めて大きいものがいくつか存在するので、日本人が”比較的貧乏”に陥ってしまった今、これらの価格差を解消することで、ある程度は生活レベルを改善することができると確信する。薬剤価格、乳製品価格、米、小麦粉価格、等々。

注1:念のため紹介するが、”併用”に否定的なサイトも存在する。


新型“風邪?”闘病中 COVID-19抗原検査は延べ5回陰性・・・・・

2022年07月04日 | 健康
現在、妻共々強烈な咳に苦しんでいる。

始まったのは6日前頃で、妻は私よりも半日ほど前に発症。
感染ったのは多分孫娘からで、うちよりも1週間前頃から症状があり、娘夫婦も同様に我々よりも数日前に罹患し、当然新型コロナを疑ったので、検査キットで調べてみたが、結果は陰性・・・・・。
検査は孫娘を含めて3回やったそうだが、すべて陰性だったとのこと。

我々の症状だが、喉の違和感から始まり、痰が多く出始めてその排除の為に咳を出すと言う回数が徐々に多くなり、そのうちに熱もないのに肩や首周りの関節が痛くなり、倦怠感も発生し、発症後2日ほどで熱が38℃まで上がったので、パラセタモル(アセトアミノフェン)を飲むと熱は下がり、数時間後にまた38℃まで上がると言った事が今日まで続いている。
そして、毎日測定していたSPO2が通常97のところ、昨日93(測定開始直後は89とか、妻はOK)まで下がり、気分が絶不調(妻も同様)になったところで、NHSに電話したところ、”SPO2の値が心配なので急患まで来てください”とのことで、1時間後(20時)に2人分の予約を取ってくれたので、車で数分の大病院に行ってきた。
スコットランドで病気で医者に掛かるのは2人とも初めて。

予約は20時で、診療室に呼ばれたのは20時30分頃。
診療室は窓が10%ほど開放されており、常時換気がされているようだった。
診療開始は20時40分頃で、妻によると医療者は医者では無く、特別な資格を持ったナースだったのではとの事。
問診、血圧、SPO2測定、体温測定(私は38℃、妻は37℃)そして聴診器による肺機能検査が慎重に行われ、結果はSPO2は問題なし、肺機能も問題なく肺炎などの兆候は無いが、私の場合呼吸が浅く、肺の上部の機能しか使っていないので、1時間に数回深呼吸をして肺の下部の機能も使うことで肺炎なども防止できるとの事。
そして、パラセタモルを飲んでも数時間で熱がまた上がる場合はイブプロフェンを飲んでも良いとの事。
実際にはパラセタモルを飲んだ3時間後にイブプロフェン、そしてまた3時間後にパラセタモルを飲んでもいいが、それぞれの24時間の最大摂取は遵守する事との事で、これは朗報だった。
早速、家でも調べてみたが、何やら”同時に摂取してもOK”との事。

”これはCOVIDでしょうか?”と聞いたところ、”可能性は高いので家で抗原検査をしてください。”との事で検査キットをいただいたので、早速検査してみたところ、
 


陰性!?!?!?何で?

娘夫婦+孫娘の3回の検査では陰性だったが、症状、感染力の強さ、などからどう見てもCOVID-19である事は確実と思われるのだが・・・・・

前にも何回か書いたが妻は人生で今までに3回しか熱を出した事が無く(風邪はひく)1回は水疱瘡でその時は39℃近くまででた、2回目は新型インフルエンザで38℃弱が短時間。3回目は昨年のデルタ株に罹った時で、37℃を超える熱が少々。そんな人が今回の風邪?では38℃が2日ほど続いてそのごパラセタモルを数時間前に飲んだ後数時間で受けた診療時に37℃なので、どう見ても通常のコロナ風邪では無いと思われるのだが。
昨年妻がデルタ株陽性になった際でも感染の有無は別としても私と娘家族は陰性だったので、今回うちの家族が罹った”風邪”がオミクロン株ではなかったとすると、それはそれで、デルタ株よりも感染力が強く、症状も酷いと言う新種の”感染症”が存在すると言うことになり、極めて大きな問題だと思う。
(私の症状は20数年前に娘から感染ったプール熱の時よりも酷い)

さて、昨晩からはパラセタモル、イブプロフェン交互摂取を行っているためか、咳は出続けているもののそれに伴う頭痛や喉の痛みはあまり感じられず、気分的にはかなり良いのでこのまま徐々に治っていって欲しい。
娘はまだ咳が出ているので、(娘に遅れること数日で発症した我々は)まだまだ少なくとも4,5日は何もできそうも無いが。



ところで、昔からそうなのだが、私の場合どんなに熱が出ても食欲が無くなったと言う事は無い!

朝でも深夜でも脂っこい物でも(この年令でも)何でも食べることができるのは幸せなことなのだろうと思う。
夏負け、夏痩せ、胸焼け、胃もたれ、とかには全く無縁だ。


ちなみにこれは昨晩病院から帰った後に食べた夜食のベーコン!

と言う事で、インフルエンザなどで高熱が出て数日臥せった後でも体重が減った事が無い。


後記:書き忘れたのだが、妻は風邪をひくと”熱以外の症状”はしっかりあり、その上に新型コロナに特徴的と言われる”味覚臭覚異常”が毎回発生する。これは風邪の初期症状後数日で発生し、通常これもかなり正確に1.5日以内で治る。
デルタ株の時は1ヶ月続いたので、”さすがにCOVID19だ!”と驚いたのだが、今回の”新型の風邪?”では先週の金曜日に始まった味覚、臭覚異常は現在(月曜日午後)になっても続いているので、この事を考えても現在罹患している感染症はただ物では無いと言う事が分かる。
多分、現在こちらで流行しているのは最新版のオミクロン株のBA.4とか、BA.5で、患者数は増加しているとのことなので、日本でもこの株が流行し始めるとだいぶ厄介な事になるかもしれない。
と言う事で、以前、日本の水際対策緩和が極めて遅いと書いたのだが、今回の”名称不明の新型風邪?”に罹患してみて、(これがオミクロンBA.4、BA.5と言う証拠は無いが)、当面はしっかりとした”PCRテスト”を継続した方が良い様な気がしてきた。


後記:妻の味覚異常のその後だが、発生7日後もまだ続いているので、新型コロナに感染した事はほぼ確実!