2月9日(水) のち
雨は、降り始めが遅かったのか、昼過ぎまで残った。畑を潤す、よい天水とはなったが、気温は低く、寒い一日だった。この所の暖かさに、鈍ってしまっていた体にはきつく、カイロをべたべた貼りつけての出荷作業。連れ合いも、風邪が治りきらない状態なので、部屋の中のストーブは点けたままで、作業場から、時々暖を取りに通いながらだった。午後、早めに作業は終わる。
連れ合いは、早め早めに、動物の世話を終わらせ、家に入る。私も、薄日は出てきたが、外仕事はやらない。玄米出荷用の米の、石抜きを、4俵分やっておく。
酒粕が届いた。福島県の酒粕だ。注文、即、出荷となって、もう届いた。この酒粕は、酒を搾ったままの、板粕だ。粕漬けにするには、この粕を柔らかに延ばさなければならない。一般的には、焼酎で延ばししばらく寝かしてから、調味料を加え漬けこむのだが、その工程は省く。板粕を焼酎で延ばすのはいっしょだが、同時に調味料も加えて漬けこむ。この方が、酒粕の自家の味で出来上がり、一般の奈良漬とは違った仕上がりになる。私は、このほうが好きだ。
という訳で、同じ焼酎なら、カストリ焼酎でやろうと、地元の造り酒屋へ向かう。確か、カストリのパックがあったはずだと。大分久しぶりで、店に入ったが、びっくり。すっかり模様替え。ちょっと分からないので、尋ねると、焼酎のコーナーへ。またまたびっくり。しゃれた4合瓶がずらり。高級カストリ焼酎が並んでいる。だいぶ前から、駐車場も整備したり、地元スーパーと提携して、本醸造を並べたりはしていた。そして、今や、観光客をも対象に、かなりの種類の日本酒と、カストリ焼酎をそろえて販売していた。
今や、スーパーやホームセンターもアルコールを販売する。しかも、大量仕入れゆえに、一般の酒屋では、価格で対抗できない。小売酒屋も兼ねる、地の作り酒屋、様々に新しい試みをしなければ、生き残れない。いや、その試みの中で、本当に良いものを、本物を作り、販売する地酒屋ができるのは良いことだ。ここの日本酒、私の好みとはちょっと違ってはいたが、これから、少し飲み比べてみようか。
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