ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

1231     ひとりで勝尾寺

2009-01-10 09:26:23 | Weblog
※ 大切にしたい勝尾寺入山券。
  クリック♪

最近自分ちのトイレがこわい。
便器の奥から5センチくらいの管がミューッと言いながら出てくるのだ。
あるいはジャーッと音を立てて水が噴出したり。
ネットで調べてみると、ビデとかお尻洗浄とかいうものらしいが、ハッキリ言って必要ない。
便座が暖かければそれでいいので、「これ出ないようにしてよ」 とNに頼むと、しばらく便器のそばでジッと佇んだのち、「よくわからん」 と言いながらどこかへ行ってしまった。
明日、メカに強そうな子に点検してもらおう。

きょうは初レッスン。
ハリキっていたのだが、ひとりは受験、ひとりは引越しの手伝いで休み。
残るひとりもピアノの前に座るなり、「青い楽譜(ハノン)わすれたー」
結局この日はツェルニーとラ・クンパルシータを聴いただけだった。

きょうは夕方まで将棋教室なので、前から行きたかった勝尾寺へでも行こうと、昼ごはんのあと出かける。
箕面駅へ着くと細かい雨が降っていた。
カサも無いしどうしようかなあと悩むが、せっかくここまで来たんだしと、コートについているフードをかぶって行くことにした。
道順を確認するため、駅を出たところの和菓子やさんで尋ねると
「勝尾寺? こっからだと遠いですよー。 滝まででも40分かかるから」
滝へは2,3度行っているし、今までの情報によると滝までで丁度半分くらいの距離とのことなので、ユックリ歩けばまあなんとか辿り着けるはずだ。
とりあえず滝まで行けばいいんですよねと念を押すと、店の人は仕方ないといった表情で頷いた。

滝までの道のりは約3キロ。
時刻はすでに2時を回っており、上から降りてくる人とこれから登る人は8対2ぐらいの割合だ。
途中、急にパッタリとひと気が無くなるときがあり、そんな時はちょっと怖かった。

唐人戻り岩の辺りで、雨が雪に変わる。
気温は低いのだろうが、歩いて温まっったせいかちっとも寒くない。
ものすごく健康になった気分だ。

それでもだんだん疲れて息が上がってくる。
(滝ー、滝はまだかー) と思い始めてきた瞬間、‘滝まで0,2km’ の札を発見。
ハ~やれやれと思うと同時に、道の向こうに ‘勝運の寺 勝尾寺’ と書かれた掲示板が見えた。
近寄ってみると ‘勝尾寺入り口まであと3,5km’ とある。
3、5キロならゆっくり歩けばなんとかなるだろうと思い、滝道から右の上り坂へ入る。
ちょうどリュックを背負った山歩きの一団が降りてきたので、すれ違いざまに、勝尾寺はこの道でいいんですねと確認する。
すると
「勝尾寺?」
「けっこう遠いですよ」
いかにも山慣れた感じの、60代前半ぐらいのオジサマ達が教えてくれる。
「遠いって、急いだら30分ぐらいですか」
オジサマA 「いやー、30分じゃムリムリ」
オジサマB 「4,50分ってとこかなぁ」
オジサマC 「いやいや、1時間はかかるでしょう」
オジサマAとB 「そうやなぁ、まあ1時間もあれば大丈夫かな」

そうですか、ずいぶん遠いんですねと言うと
1番端っこにいたオジサマDが、私のアタマのてっぺんからつま先までをジッと見て
「いや、この人だったらゼッタイに1時間半はかかりますよ」

結局、勝尾寺行きはあきらめることにした。
ションボリする私に、「ああそうだ。 これを上げますよ」 とオジサンAがポケットから何やら取り出す。
見ると、勝ちダルマが写っている勝尾寺の入山券だった。
「これ持ってればお参りしたのと同じようなもんやから」
ちょっとクシャッとなった入山券を受けとり、一行とは滝の手前で別れる。

一期一会。
皆さま、どうもありがとうございました

帰りに昆虫館へ寄り、みやげもの店でもみじの天ぷらを買う。
駅へ到着すると、淡い水色の空が見えた。
ムチャせず無事に帰りつけてよかった。


夜は寄せ鍋。
最後のぞうすいがオイシクて、ひとりでドンブリ一杯平らげてしまった。
何せきょうは5キロ以上歩いたのだ、仕方ない。


勝尾寺は、また今度の楽しみという事にしておこう。


おわり
コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1230       久々... | トップ | 1232      馬車 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一期一会 (団塊おやじ)
2009-01-11 06:56:25
少しヨレた”入山券”の写真を見ながら
「なかなかいい話だナ~」と思ったオヤジです、

小生も山歩きの初心者ですが、山では自然と
発声する挨拶があります、
「こんにちはー」街中では見知らぬ人には
この様な声はかけませんが、山では当然の様に
しています、そして時には出会った道についての
この先の情報を交換し合います、

人間、自然の中ではこのような交流が出来るのですネ、

登場人物が小生と同じ年代のオヤジとのこと、
これからこのような”フレンドリー”な行動が
直ぐに出来るように心がけます。

PS トイレの「ウオッシュレット」
この機器、小生にとっては今や必需品
外出先でこれがなければ、我慢することもあるぐらいですが・・・・






返信する
恐れながら・・ (manyhonor)
2009-01-11 10:14:41
ルン様、恐れながらお尋ね致します。
もしかして「ウォシュレット」お使いでないのですか?もう本当に余計なお世話で、とやかくお聞きするべき事ではないと重々承知しているのですが・・・
「なぜ?」・・・よく「自分のケツもふけない若造のくせに」(失礼)などと言ったりしますが、もしや、そういったポリシーがおありですか?
私も今やアレ無しでは生きていけません・・・。
本当に余計な事を聞いてすみません。
返信する
団塊おやじ様 (ルン)
2009-01-11 12:06:36
きのう改めて ‘山男’ というものにホレ直しました
‘知的でサッパリして頼れる男’ というイメージで、もし私が20代の独身だったらハート直撃だったかも
もちろん、団塊おやじさまのお姿も重なって見えましたよー。

入山券は私のお宝にします。
これこそ勝運お守りかも(きょうのシンザン記念にご利益がありますように、ポンポン)
返信する
manyhonor様 (ルン)
2009-01-11 12:38:02
ウォシュレットに関して特にポリシーは無いのですが。

この便器になって13年、機能も使い方も知りません。
ただ、我が家は人の出入りが多いため、誰かが勝手に便器脇のボタンを押すことがあり
そのたんびにワケのわからない状況におびえている私達なのです。

でもそんなにいいものなら、1度誰かに教わりながら使ってみようかなあ・・・・・

でもやっぱりコワイなあ・・・・・・
返信する
ルン (manyhonor)
2009-01-11 18:11:36
私にもし来世というものがあるとしたら、イタリア人か南の島のノラ犬に生まれ変わりたいと常々願っています。が、そんな私に、ウォシュレットは「ああ、日本人でよかった・・」と思わせてくれます。。
ルン様の指先ひとつで優しくも激しくも洗ってくれるはず・・是非お試しあれ。
返信する
ごめんなさい (manyhonor)
2009-01-11 18:15:51
ごめんなさい!タイトル「ルン様へ」と書いたつもりでした。
返信する
manyhonor様 (ルン)
2009-01-11 18:40:50
イタリア人。 いいですね~

むかし家にあったサザエさんの漫画に長谷川町子の旅行記が載っていて
そのイタリア編に、「日本に比べればずっと過ごしやすい夏なのに、子ども達の夏休みは3ヶ月もある」 とか
「おとなも同じ。 商店も、日中は‘昼寝’と称してどの店もかたく戸を閉ざしている」 とかいう記述がありました。
それを読みながら、(あぁ、なんで私はイタリア人に生まれなかったんだろう。 ほんと世の中は不公平だ) と何度思ったことか・・・


スミマセン、つい自分の世界に入ってしまいました。
とりあえず、ウォシュレットは勇気を出してトライしてみようと思います
返信する

コメントを投稿