板井原集落（前編）

※　六尺道にて。
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以前から行ってみたかった　板井原集落（イタイバラシュウラク）　を目指す。
朝８時前に出発。

いつものCDが飽きたので（メンドクサガリの我々は、１度セットしたCDを１,２ヶ月かけっぱなしで聴く）河島英五に代える。
吉川（ヨカワ）を過ぎ滝野社1C付近に差しかかると、先日訪ねたナイルのラクダが見えてきた。
空は一面、虎斑模様の雲。

揖保川PAで休憩。
「アチャ～、何もない。　トイレだけや」

9時10分、作用（サヨウ）ICに到着。
高速を降りて373Rを走る。　すぐに平福。
「あ！　アブナイ！！」　いきなりＮが叫ぶ。
イタチが目の前を横切ったようだった。
間もなく岡山県　美作（ミマサク）市
‘宮本武蔵生誕の地まで5K’　の看板が現れる。
岡山県立大原高校、西粟倉村を過ぎ、9時35分に　『あわくらんど』　到着。
真っ青な空、気温は19度。
梨がオイシソウだったが、これは帰りに買う事にする。
ねぎみそせんべい　だけ買ったあと、Ｎが2回トイレへ行って出発。

志戸坂トンネル、駒帰（コマガエリ）トンネル、若杉トンネル、美杉トンネルと抜けると智頭町。
馬渡瀬橋（ウマワタラセバシ）を越えると、左手に渓流の始まりが見え出す。
53Rをまっすぐ行くと、山の中腹に　‘恋山形’　の赤い文字。
‘杉の町　智頭’　の大看板も現れた。
智頭中学校を通り過ぎると　‘用瀬（モチガセ）まで11K’　の標識。
広くなってきた川に、『千代川（センダイガワ）』　と書かれた大きな看板が出る。

智頭トンネルの手前でストップして地図を確認。
よくわからないので、道路沿いの小さな畑を耕しているオバアサンに聞いてみた。
「板井原集落？　あの高い山の中ですよ。　警察の手前を左に曲がって、どんどん山の中へ入っていったところです」

警察の手前のガソリンスタンドの横を曲がると、そこが板井原集落へ続く　『林道板井原線』　の始まりだった。
舗装はされているもののかなり細い道だ。
対向車が来ないことを祈りつつ（1回だけ対向車と出合ってかなり手こずる）そのままグングン登っていく。
左はガードレールがほとんどなくて、下を見るとかなり怖かった。

ネットにも出ていた　『板井原隧道』　に差しかかる。
細くて短いトンネルを抜けてすぐのところが、板井原集落の駐車場になっていた　（続く）