ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

1037       七寶寺

2008-06-25 10:48:48 | Weblog
※ 七寶寺、修行場門前のカッパ。
  「修行なんかより酒だ酒だ~」
  「そうよねぇ。 グェッグェッグェッ」
  クリック♪ 


午前中は父と3人でラッキーの病院へ。
ロビーには先週のダルメシアンがいた。
かわいいのでジッと見ていると、すぐとなりのちっちゃな犬の顔にダルの尻尾がピシピシと当たるのが可笑しかった
団塊おやじさん のハナマルコンビを思い出す。
きょうもタコ八郎院長だったが、先週より目のにごりは取れてきているとのこと。
ただ、目の奥のレンズがずれ落ちているらしく、今後は緑内症の症状に気をつけて過ごさなければならないようだ。
年齢(12歳)のせいもあり仕方ないが、手術だけはなんとか避けてやりたい。


ラッキー達と別れたあと、久々でドライブすることになった。
そろそろアオバズクの見れる頃なので能勢へ向かう。
お昼は豊能郡能勢町栗栖の『観光センターくるす』へ入る。
きじうどん、鹿うどんなどに混じり、『はとうどん』 というのもあった。
「ゲッ! はとうどんだって!!」
「うわぁ~・・・・」

ビショビショのぞうきんのようになった源さんがグッタリと浮かんでいる図を想像してゲンナリとなった
メニューにはその他、『ツキノワグマの熊すき』 というのもあった(いいのかなぁ

私は普通にかやくご飯とうどんのセット。
Nは鴨カレーうどんを注文。
野生の味がしたらしい(ちょっとイヤだな)

店を出て間もなく、アオバズクの住む大けやきへ到着。
降りてみると、意外にもカメラマン達の姿がない。
(あれ? もう巣立っちゃったのかな?)
キョロキョロしていると、‘アオバズクがとまっていますので通行をご遠慮ください’ と書いた紙の貼られたベンチが大けやきの横に置かれていた。

毎年ここへ来るたびに、マナーの悪いアマチュアカメラマンたちの話を耳にする。
実際ひどい行動を見たこともあった(アオバズクの声の入ったテープを大音量で流したり、木にとまったアオバズクを振り向かせようと、手すりをガンガン叩いたりなど)
近場でアオバズクを見れないのは残念だが、アオバズクが永遠に来なくなってしまうのはもっと残念なことなので我慢しなければならない。

きょうは火曜で資料館も休み。
むせかえるようなクリの花の匂い、ひとけのない小さな池には白や紫のアヤメが涼しげに咲き、どこからかニワトリの声が響いてくる。
アオバズクもこれなら安心して子育てに専念できるだろうと思いつつクルマへ乗り込んだ。

時間も早いし、どこか温泉でもということで走るうち、例の ‘能勢の高灯籠’ が見えてくる。
少し離れた尾根には金色に輝く仏像もみえる。

(きょうは、あの仏像を見に行きたい

早速Nに提案するが、「危ないからヤメよう」 だの 「きょうはヤメてまた今度」 だのツレナイ返事が返ってくるばかり。

おもしろくないのでブスッとしいると、「わかったわかった! じゃあ行ってみようか」


も~。
そんなことならサッサと同意すればいいのに~


金色の仏像のことは以前からちゃ~んと調べてあった。
七寶寺というお寺にあり、能勢の高灯籠からはすぐ近くなのだ。
それでも最初は迷って苦戦する(道案内板が全く出ていない)
高灯籠の敷地内から続いているのだろうかと行ってみるが、これは違うようだった。
‘正浄遺伝子組替祈願霊場’と書かれた、青空高くそびえる高灯籠を見上げつつ
(ああ・・・あの中ではきょうもグルグルと博多人形たちがまわり続けているんだろうなあ)
庭のすみの白鹿と茶色のバンビを見てから敷地を出る。
そのあと、畑で草刈り中の男性に道を尋ね、なんとか近辺までたどり着いた。

まず、ふもと湧泉寺にクルマを停める。
賽の河原のような駐車場だった。
そばに肩を寄せ合う男女の道祖神があり、その前に赤やオレンジの紐でくくった石がたくさん置かれている。
近寄ってみると、これは‘結び王子と癒し姫さま’の契り塚だそうで
ザルの中の石を2つ合わせてそばの赤い糸で結びお題目(南無法蓮華経)を唱えると、ご利益が頂け、一生なかよく暮らせるらしい。
「やってみようか」 と誘うと
「え?・・・・・・・・・・・・いいわ」 とツレナイ返事が返ってきて少々シュンとなる。

湧泉寺は人形供養のお寺でもあるようで、塚のまわりには人形供養用の真新しい塔婆がいくつも立てかけられていた。
そばには‘撫ぜ牛天神’の像があり、「あなたの体の悪いところを撫ぜてから、牛の同じ部分を撫ぜてください」 と書いてあったので、「ナンミョーホーレンゲーキョ」 と呟きながらアタマをさすった。
ここのご本尊は水牛にまたがった明王(大威徳明王)だそうで、府下では1体だけという珍しいものであるとの事。
むかしは1月8日になると、全国各地から着飾った牛達が祈祷を受けに列をなしたらしい(わくわく

そばには歌垣神社もあり、すぐ横手の山道をグイグイと登る。
すると間もなく、鬱蒼とした木立ちの中から次々と現われる仏像たち。
地主観音、韋駄天、十一面観音、魚の入ったカゴをもった魚濫観音というのもいる。
そして登りきった空き地の奥、切り崩した山の斜面沿いに、あのキラキラと輝く巨大仏像(観音像だった)がそびえ立っており、そのぐるりを、これまた大きな日蓮上人像、不動明王、混合夜叉明王などの神々が取り囲んでいるた。
辺りに人影はなく、なんともノンビリした空気に満ちている。
そばに「本堂を参拝ののち大仏さまへお参り下さい」と貼り紙がしてあったので、そこからさらに山へ入ることにした。

「七面山」 と書かれた古い鳥居をくぐり細い石段を上がる。
ここでもたくさんの観音像が迎えてくれるので、まったく飽きる事がない。
頂上に着くと展望台のようなスペースがあり、先ほどの黄金巨大観音像が眼下に見下ろせる。
それにしても大きいな~!
100メートルはあるかも知れない(Nはそんな事はないと言うが)
境内では何やら大きな建物を建築中で、となりの本堂のぐるりには、なぜかアニメ(多分ポケモン)関係のキャラクター像が並べられている。
なんのためなのかは不明?

そばには不動の滝というのがあるらしく、どこからか水の音が響いてくる。
「ここより上は修行場につき、許可なき者は立入禁止」 の貼り紙。
閉ざされた門の両脇には、大きな羽を背中につけ、太刀をかざした天狗が2人。
こわい顔をして門の見張りをしている。
我々はおとなしく、そばの水道脇に立つ小さなカッパ像を撮影してその場を立ち去った。
そのあと、七福神、馬頭観音(もちろん29日の宝塚記念の願掛けをしておいた)、三十番神などを見ながら山を降りる。

それにしてもちょっと気になったのは、注意事項の看板がやたら目立ったことだった。
「当七寶寺は、観光、ハイキングの為でなく、修行を目的とした地なので、その点を充分考慮せよ」 との事なのだが、あまりにも口うるさく言われると少々イヤ気がさす。
ちゃんと1度言われれば判るのだ(わからないような人間は来ないと思うんだけどなあ。 それとも、そんなことも解かぬような非常識な輩もいるのだろうか)

それでもまあ楽しめた。
たくさん歩いたし、日頃の運動不足も少しは解消されただろうか。

帰りは汐の湯温泉に寄って汗を流す。
女湯は貸し切り状態だったので、湯船の中で大きな声で 「トゥナイト」 を歌う。

「トゥーヌァ~イ、トゥーヌァ~イ♪(osaki風)」


いい1日だった。



おわり

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1036 | トップ | 1038      口の端... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
かっぱ (夢人)
2008-06-25 17:33:16
黄桜のかっぱなら お酒を飲みたく思いますが このかっぱじゃねー
トゥーヌァ~イ トゥーヌァ~イ ナタリーウッドですか?
でもオードリーヘップバーンのように歌は吹き替えでしょう 私の記憶違いかなー
返信する
かっぱ (夢人)
2008-06-25 17:38:51
黄桜のかっぱです
http://jp.youtube.com/watch?v=uVRRvdQF-n8&feature=related
返信する
夢人さま (ルン)
2008-06-26 00:37:00
ナタリー・ウッド

確か吹き替えだったと記憶しております。
それにしても、よくご存知でしたね。
ナタリー・ウッドのファンですか??

オードリー・ヘップバーンと言えば
中学の頃、秘かに憧れていた男の子が、ある日ヘップバーン写真を下敷きにはさんでいました。
私はその時に初めてヘプバーンを見たのですが、そのキレイさ、美しさには本当にビックリしました(ちなみにその子は浅丘めぐみのファンでもありました)

しばらくして、その子が私を好きだったということを知ったのですが(知っただけでなんの発展もなかったけれど)
そういうこともあり、今でもヘップバーンという名前を聞くと、その男の子を思い出します。


淡い青春のひとコマです(笑うべからず


返信する
浅丘めぐみ? (夢人)
2008-06-26 14:37:27
年恰好から想像すれば 浅丘めぐみではなくて 浅丘ルリ子じゃないでしょうか?
返信する
夢人さま (ルン)
2008-06-26 23:32:09
「浅丘めぐみ」 でなく 「麻丘めぐみ」 でしたね。

夢人さんは知ってましたか?
あのお姫様カット。

http://image.blog.livedoor.jp/ha12tori/imgs/b/a/ba0399b5.jpg


浅丘ルリ子。
私にはちょっと古過ぎです・・・・・・・

http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/m/mash1966/20070606/20070606045305.gif
返信する

コメントを投稿