ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

3998  祝賀会後

2017-05-08 10:43:45 | Weblog

超久々のブログ。
もう見てる人も少ないと思うので、今回は思いっきりストレス発散してみる。


5月5日、今年も一門の祝賀会が無事開催された。
ホテル阪神の会場は、予想をはるかに上回るお客さんで埋めつくされ、
その人数の多さゆえに幾つか気になる点はあったものの、まあ無事に終えることができた。
パーティー受付、指導受付担当の方々には大変お世話になりました。

翌日は、東京組のMさん、Tさん姉妹、Tさん御夫妻が来宅。
金太郎が大ハシャギで、1人1人の頭に乗ったり、マンボナンバー5を披露したり、ホウキをつかんで引っくり返ったり、
万雷の拍手を浴びながら超ゴキゲンな一日であった。


5月7日

祝賀会、訪ねて下さった方々との楽しいひと時が終わり、何かポッカリと穴があいたような気分。
自宅では日曜教室の子供たちでにぎやかだが、なぜか気分が重い。
疲れてるんだろうかと布団へもぐりこみ好きな本を開くが、ちっとも集中できず、すぐにパタンと閉じる。
(この気持ちはなんだろう・・・) と、色々思いめぐらせるうち、あることに思い当たる。



その日の夕食後

「ちょっと話があるんだけど」と切りだす。

「祝賀会の時さ、どうして私を(壇上へ)呼んでくれなかったの?」

「えっ?」
「だって、それは自分がゼッタイにイヤだからやめてって言ってたやん」

「違うよ。 私が言ったのは「シャベるのはゼッタイ嫌だ」ってことだよ」

「えー? そんなことないで。 舞台へ上がるのは絶対イヤだって自分が言ってたんやで」

「いーや、そんなこと絶対に言ってないっ!!」
「去年みたいに、急にマイクを渡されて喋らされるのはイヤだからねって言ったんでしょ!!」

「えー、そうやったん?」
「なら、そう言えばいいのに」


なら、そう言えばいいのに??


頭の中で噴煙が立ち上り始める。




私は、この祝賀会のために白い服を着て出かけた。
いつもは黒か紺系の地味なパンツスタイルなのだが、今回はNの引退記念も含まれるので、
妻としてささやかながら、「お疲れさま、これからも元気でガンバって」の気持ちを表そうと、先月、箕面のジェットで、定価3万円が9800円に下がっていた白いワンピースを買ったのだ。
白は膨張色だから本当はニガテなんだけど、(でも、Nの一生に一度の大事な日だから)と、勇気をだして着ていったのだ。
壇上へ上がる云々というのは、以前、将棋関係の雑誌やネットで引退棋士の記念パーティーの模様を扱った記事で
夫婦並んで花束を受け取ってたり、金屏風を背に二人笑顔で並ぶ写真など見ていたからだと思う。
なので私も、当日はそんな感じになるのだろうと勝手に思い込んでいた。
夫婦そろって壇上に立ったところで弟子たちからそれぞれ花束を渡され、続いてNが感謝のアイサツ述べる。
そのそばで私は気恥ずかしさに耐えつつも、Nのひと言ひと言にじっくりと耳を傾け、一生の思い出に残るであろう瞬間を胸に刻みつける・・・


などというシーンを想像しつつ、その瞬間を迎えたわけだが、実際は、私が壇上へ呼ばれることも、弟子から花束を受け取ることも
マイクを渡されることも無く、Nがひとりで弟子一同からの金一封(!!)とマッサージチェアを受け取った。
(正直に言うと、もし万一Nが私にマイクを持たせた際にもアワテずに済むよう、短いコメントまで考えていた。
それは、「引退しても、弟子の子達には551のブタまんを持って気楽に訪ねてくれる家でありたい」というものだった)
途中、となりのテーブルの井上慶太九段らが小声で、舞台へ上がったら?と声をかけて下さったが、肝心のNにその気配がないので
結局果たせなかった。
壇上のNは、「弟子に恵まれた」 「弟子の活躍あって今の自分があるのだと思う」と、子どもたちへの感謝を心から述べていた。
うそ偽りのない、素直で正直な気持ちだと思う。
大勢のファンの方々を前に、一番伝えたかったことであろう。
日々がんばっている弟子たちの胸にも暖かく届いたことと思う。
でも、でも、私にももう少し何か言葉があっても良かったんじゃないか?
途中1度だけ、「妻が・・」 と言って言葉を詰まらせた瞬間もあったが(これに関して後日、「感極まって泣いてたのか」と聞くと、
そういうわけではなく、単に言葉が見つからず詰まってしまっただけだったとのこと)、結局、私に関してはなーんにも触れられなかった。

こういう具合いに書くと、なんか妙に出しゃばりで目立ちたがりの、いけ好かない女だが(いや、実際そういう部分もあるのかも知れないけど)
自分としては、そういうのとはちょっと違うニュアンスなのである。
その辺をうまく表現できる力もないのだが、なんというか、ちょっと寂しかったんだろうな。




で、当日のそういった流れから後日の抗議につながったわけだが、
結局、胸の内を訴えながら涙がこぼれてしまった。
活躍した4人の主賓に自慢の子供たち、大勢のお客さん達に囲まれた盛大なパーティーだったのに。
それにしても、なぜここまでグジグジした気持ちになっちゃったんだろう。
今少し考えてみると、弟子が増えれば増えるほど、Nや一門に光が当たれば当たるほど、将棋を知らない私は孤独になっていってたのかも知れない。
自分でもイヤになるほど、「めんどくさい女」「重たい女」「かまってちゃん」だ。
ふだんから自分なりの生き方やシアワセがしっかりあって、ハレの日の夫や弟子を心から祝える気持ちを持った人間でありたかった。


まあメソメソしててもしょうがない。
遅まきながら、これから少しずつ自分の人生を立て直してゆこう。
まずは、先月から始めたばかりの水中ウォーキングをきちんと続けよう。
そして次年度のPOGの馬選びをしっかりとこなす。
あと、ブログもできるだけガンバろっと




おわり

コメント (10)
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