ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

475      ストリートライブと中学生

2006-10-22 23:34:50 | Weblog
※梶井基次郎のレモン。
 クリック♪


きょうもNは1日中外出。
仕方がないので、来年の発表会用 (4月最終日曜予定) の曲選びをする。
本当はもっと早くするべきなのだが、例によってグズグズと1日延ばしにしていた。
今回は高学年が少なく小さな子が多いので曲選びもムズカシイ。
特にあの例の3歳児などは、直前になって 「出ない!」 とも言い出しかねないキャラクターなので要注意だ。
1時間ほどすると激しい睡魔が襲ってきたので、下のリビングへ降りてソファーへ横になる。

目が覚めると辺りは薄暗くなっていた。
時計を見ると4時半。
買い物があったのを思い出し、トビオ達に少し早目のエサをやってから家を出る。
夕方からの外出は何となくドキドキワクワクする

本当は梅田へでも出たいところだが、最近とんと出不精(デブ症!)になってしまい、結局 「川西能勢口」 で降りる。
『ジャ○コ』、『阪急』 と回ったが、どちらも店員さんが仁王立ちになっていてお目当ての品を見る事が出来なかった

仕方がないので、阪急地下の 『北海道うまいもの市』 を覗く。
本当は 『海鮮弁当』 が欲しかったのだけど、きょうは1人だし勿体ないので、『イカ飯』 を1つだけ買った。

他にちょっとだけ買い物をして阪急を出る。
駅へ向かう途中の広場で若者がライブをしていた。
きょうはNも遅いし他に用事も無かったので、ちょっと座って聞いていくことにする。

丁度メンバーが入れ替わるところで、それまで歌っていた女性がマイクで紹介をしていた。
「それでは守口のカリスマヴォーカリスト! ○野×男さぁ~ん!!(名前は聞き取れなかった)」

ギター1本で演奏が始まる。
ちょっぴりR&Bっぽいシブイ前奏が始まり (オオッ!) という感じだ。
歌声もハスキーでなかなかいい雰囲気なのだが・・・・・
音響がもうひとつなのと、すぐそばでやっている 『足長募金』 の声が大きくて演奏に集中出来ない

「灼熱の太陽がナンタラカンタラ~・・・・ウォウオ~♪」

ベンチのすぐ隣りでは、暗い顔した中年の女性が、連れの母親らしきお婆さんの背中を一生懸命さすっている。
急に具合でも悪くなったのだろうか。
反対側では、ひと目中学生とわかる男女のグループ。
皆思い思いの服装をして、何やら楽しそうにはしゃぎ回っている。

「♪ レコードは回るぅ~、振り返らずに回るぅ~・・・」

隣りに体の大きなおじさんが座った、と思うとタバコを取り出して吸い始めた。
風に乗ったけむりがモロ顔に当たる。
(ウゥッ・・) と思ったが、小心ゆえ、こういう時は咳き込みたいのさえガマンしてしまう
しかし、そのおじさんはすぐ事態に気づいてくれたようで、ベンチの向こう側に移動してくれた(おじさんアリガトォ~

「♪ 今宵もバーボンを~・・・・シェイク! シェイク!」

歌声は相変わらず足長募金の声にかき消され、ほとんど聞き取れない。
聞こえない演奏を聴いていても面白くないので、自然、目の前の待ち合わせ風中学生グループの方に神経がいく。
先ほどから変わらずキャッキャと楽しそうだが、一体こんな時間に何をしているのだろう。
内わけは女3人、男2人で、明らかに女の子の方が舞い上がっている感じだ。
しばらくして駅の方から女の子が5人、「ゴメ~~~ン」 と叫びながら走ってきた。

(そうか、ここで待ち合わせをしていたのか・・・それにしても時間を守らない子供達だな)

「♪ 世界中にたった一人の君だけを抱きしめていたいんだ・・・優しい君の瞳でボクを見てナンタラカンタラ~・・・ 」

段々寒くなってきて (もうそろそろ帰ろうかな・・) と思ってきた頃、
「イエ~! 愛してるぜぇ!!  おおきにぃ、また会おうぜぇ」 と、ギターのお兄ちゃんが叫んで演奏が終わった。
取り巻きの2,3人の拍手がパラパラと聞こえていたが、それなりのステージに立てば
なかなかカッコイイ演奏なのではないかと思った。
ガンバレ、○野×男クン

さて私もと腰を上げると、又しても駅の方から中学生が4人やって来た (合計14名、内わけは男2、女12)
これでやっと全員揃ったのだろう、JR側に向かってゾロゾロ歩き出して行った。
ミニスカートにブーツの集団を見つめながら、(あぁ、私も今頃中学生だったらあんな風なのかも知れないなあ・・) と思いつつ後姿を見送った。


おわり
コメント (4)
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