7月3日(月)
久し振りに、広島の平和大通りを歩いてみました。豊かな樹々の緑も随分と深くなっていました。そんな中 に、白い花を全体に咲かせた背の高い樹がありました。多くの花々が散ってしまった後だけに、一際目立つ樹です。
俄か勉強してみました。これは、シマトネリコという樹です。タイワンシオジという別名もあるとのことです。モクセイ科トネリコ属の樹で、沖縄、台湾からインドにかけて広く分布しているとのこと。日本本土へは観葉植物として持ち込まれ、民家の庭や公園を潤わせているとのこと。花を見るのが主目的の樹ではないとはいうものの、満開の花はとても甘い香りを周囲に振り撒いています。
【写真上】平和大通りの交差点に立つシマトネリコの樹
【写真中】樹のほぼ全面に白い花が咲く。
【写真下】花はこんな姿だ。
葉っぱが美しい、樹形が整っている、排ガスなど公害に強い、と言った理由で街路樹、公園樹として
植えらているようです。
多くの花が集まって円錐形の花序つくるところはネズミモチやアオダモに似ています。
同じモクセイ科ですから当然かもしれません。
この日、鶴見橋から西に向って歩きましたが、三川町の交差点まで来てこの樹に出会い、この日初めてカメラのシャッターを切る気になりました。花がめっきりと少なくなった大通りで、今は圧倒的な存在感がある樹です。近くに、ざくろの小さな花も咲いていましたよ。