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修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

天空の城塞・備中松山城に登る

2018-04-09 07:54:26 | 広島の桜

 丸亀城の桜と石垣の眺望を満喫した後瀬戸大橋を渡って岡山県に戻り、帰路に就くまでにまだ時間があったので岡山県高梁市にある備中松山城を訪ねました。現存12天守のひとつで、天空の城塞として人気の城郭です。この季節桜と城をテーマに城巡りをしていますが、ここの山上で桜を所望することは無理だったようです。桜は登山口で楽しむことにしました。〔3月30日(金)〕

↓ 備中松山城天守閣です。標高480mの臥牛山の山上にあり現存12天守の中では随一の高さを誇る山城です。

 ↓ 5合目から8合目の鞴(ふいご)峠までシャトルバスに乗り、歩くこと15分足らずで大手門跡に到着しました。約30年振りに見る石垣と土塀の景観が懐かしくも見事でした。

 ↓ 早速に国指定重要文化財の土塀(三の平櫓東土塀)がお出迎えです。NHK大河ドラマ「真田丸」のタイトル映像にも使われた土塀です。

 ↓ 三の丸から二の丸へと登る石段道です。30年前にはこんなにきれいに整備されていなかった気がしました。

↓ 山中に残る土塀。如何にも山城といった感じがします。

 ↓ 二の丸辺りからの高梁の街の眺望です。

 ↓ 臥牛山のひとつのピークの小松山(標高約430m)の山頂に建つ天守閣とその前衛の本丸南御門、五の平櫓など。天守閣以外は平成9年に復元されたもの。

 ↓ 天和3年(1683年)に改築されて以降現在まで伝わる天守閣です。木造本瓦葺きの二層二階の建物で、国指定の重要文化財です。かつては草生した露岩の上に荒々しく建っていましたが、今は綺麗に整備された舞台上に大事に置かれている感じです。

 ↓ 天守閣から眺めた二の丸、高梁の街の眺望です。

 ↓ 天守閣の裏手に建つ二重櫓です。こちらも国指定重要文化財です。

↓ 城跡の北端の後曲輪の石垣です。二重櫓の北側の出入り口と繋がっていたようです。

 ↓ 後曲輪から見た二重櫓、天守閣です。どちらの建物も天然の巨岩を地盤にしてその上に建てられています。

 ↓ 二の丸から天守閣を振り返ってみました。

 ↓ 三の丸から眺めた二の丸への石垣群です。職員さんにお聞きしたところ、かつてあった山上の桜は猴の食害(皮を食べるらしい)によりほぼ全滅して、今はここ三の丸に2本残るのみとのことでした。ヤマザクラで開花を始めていました。

 ↓ 大手門跡から見上げる備中松山城の石垣群です。一部現存する土塀と共にその景観はなかなかの圧巻です。

 ↓ 鞴(ふいご)峠近くに立てられていた道標です。険しい城山の佇まいが感じられます。

↓ 鞴峠からはシャトルバスを待つ時間を惜しんで車道を歩いて下りました。山中に咲くヤマザクラ越しに高梁の街の眺望が広がりました。

 ↓ 城下に下って暫し桜を楽しみました。先ずは松山城登山口バス停脇にあった県立高梁高校の敷地に立つ桜です。

 ↓ 県立高梁高校の土塀越しに咲く桜。

 ↓ 武家屋敷街の石火矢町(いしびやちょう)ふるさと村に咲く満開の桜。

 ↓ かつて備中松山城の外堀だったという紺屋川沿いの桜並木です。