逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



塩尻峠から岡谷に下る道は急傾斜の細道。転がり落ちるように下ってくれば、もう麓の石船観音。


岡谷は中山道の宿にはなって居ないが、塩尻峠を越える起点なので、りっぱな御小休本陣/今井家や陣屋が残っている。


なだらかに、諏訪湖に向かって下って行く中山道。


と突然、海の香りがする。こんな場所で何? と回りを見回すと、匂いのもとはこの古ぼけた工場。


諏訪盆地の特産品、昔からのフリーズドドライ製品、冬季限定の寒天を作る為、海藻を煮ているんだね。
岡谷と下諏訪の境を越え、砥川を渡ると、土手の上に中山道こちらの標識あり。辿って行くと、、、、


ホンマにこれが中山道かいな?という疑問を持つべき巾1mの道である。


しかも出口側はご丁寧にゴミ置き場になっているが、中山道の看板がしっかりついているので本当に昔の中山道なのだろう。おそらく、ここが中山道のなかで、最も狭い道幅の場所であろう。


普通の道幅に戻った中山道で下諏訪の町を歩けば、普通の民家の前に温泉タンク。良いよね!一日中かけ流しの温泉に入れるなんて、超贅沢だ。


中山道が国道20号と一緒になる直前にある魁塚。あまりに先走り過ぎて、官軍から逆賊扱いされ殺された兵士の塚。


ここを見て、公園出口から20号方面を見たら、良さげなアメリカンダイナー風のカフェがあったので、ランチにしましょう。


座って、前を見れば、何かどこかで見た風景だ。バレンシア?フィルモア?? 35年前住んでた、LA郡やベンチュラ郡の農園風景を描いた、サンキストの宣伝画だよ。


心地よい店内で、身も心も温かくなり、さらに薄いコーヒーでノンビリしてから、また寒い中山道巡りを再開。国道20号を突き当れば諏訪大社秋宮。初詣の代わりに、早めのお参りをして、


諏訪宿、本陣の岩波家をちょっと覗き、


続いて、春宮にもお参り。


最後に万治の石仏で、お参りの後、同じ腕組みをして、セルフィーを撮って、


下諏訪駅から中央線で帰宅。
歩いたのは19.3km。峠越えもあり、うすら寒く、結構きつい中山道ウォークであった。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




午後から曇りの予報なるも、平年並みの気温を信じて、中山道ウォークの続き、塩尻宿から塩尻峠を越えて、諏訪宿まで歩いてみよう。
今の塩尻市街よりずっと峠よりにある塩尻宿。いくつか古い建物が残っている。屋根に石を載せた本嶺作りの旧家、これは堀内家。中山道の向こうに穂高連峰。


塩尻峠に向かって、柿沢あたりから中山道は急な登り道になる。


集落が終われば、中央道のみどり湖PA、遠景には北アルプス。


だいぶ登って、高ボッチ入口を過ぎ、東山の一里塚。弱くなった日差しの中で、小休止。

中山道はここからさらに傾斜がきつくなる。林の中に分け入り、山道を歩くと、男女の石像。ナニナニ、夜通道?? 岡谷と塩尻の若者が通い合った道でもあるらしい。


峠直下の茶屋本陣まで来れば、峠はもうすぐのはず。


塩尻峠到着。展望台に上がれば、目前に諏訪湖、その向こうには八ヶ岳、富士山、甲斐駒ヶ岳が広がっている。(富士山は写真にはほとんど映らず)


幸い電熱ジャケットを着ているので、何とかなるが、完全に曇ってしまったので、薄ら寒い風景になってしまったので、そそくさと、岡谷に下る。

----- と諏訪湖周辺の中山道ウォークはその2に続く--------



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




DIYに飽きたので、中山道の散歩に出かける。先日、贄川宿まで歩いたので、引き続き贄川から奈良井をめざす。
朝の100円バスをギリギリの所で捕まえて、贄川宿到着。消防団が防火水槽のマンホールにブルーシートを入れ、蓋が凍り付いてもすぐ外せるようにしている。我家の辺りではやらないので、この辺りは我家より少し気温が低いのだろう。


一昨日の積雪で皆さん慌ててスノータイヤに交換している。日曜日とあって、10軒以上はやっていただろうか。


この辺りは奈良井川が深く山を削り取り、狭い谷間になって居る。


狭い谷から広い沢にでる所、平沢の「くらしの工芸館」でトイレ休憩。


平沢の町は木工、漆器で有名だが、それ以外にも工芸品の作家が集まっていて、館内ではその作品が沢山陳列されリーズナブルな値段で売られている。


奈良井川に沿って平沢の町へ。



平沢は奈良井のように観光地化はされていないが、職人の町としてまだ生きている。


商店のショーウインドウだけではなく、所々に目を引くものがあり、町を2往復する。


林業の盛んな木曽なので、楢川小学校ももちろん木造校舎。


所が、そんな木工の木曽なのに所々に立派な大谷石作りの建物がある。漆を塗るのに、恒温恒湿の部屋が必要だったので、漆塗りの工房として使われているものらしい。


奈良井宿に到着。日曜日とあってコロナ禍にも拘わらず多くの観光客が居る。


ようやく撮った人の居ない奈良井の街並み。


セルフィーも撮って、人も多いし、バスの時間も迫っているので帰りましょう。


奈良井駅に戻れば、さすが観光地、洗馬駅と同じ構造の100年前の駅舎にも拘わらず、観光案内所と有人の切符売り場がある。


電車ではなく、また100円バスで我家の前まで戻り。
今日歩いたのは11.4km、こんなコース。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




気温は高く雨も降らないとの事だが、風が強そうな天気予報。自転車は諦めて、中山道ウォークをしてみることにした。
洗馬宿から歩き出し、しばらくしたら牧野の一里塚。江戸から丁度60里。


一瞬国道19号と合流するも、すぐに本山宿の方向に中山道は分かれる。本山宿には昔の宿場の典型的な建物も僅か残っている。


日出塩では次の1里塚、江戸より61里。


谷が狭くなり、桜沢にかかる頃、「是より南、木曽路」。もう数km歩いたので、碑の前の東屋で小休止。



19号の歩道ばかりを歩くのも飽きたころ、旧中山道の道が現れる。


贄川宿到着。100年前、中央西線が開通した時にできた贄川の駅は、わが洗馬駅と全く同一の設計で駅看板がなければ見分けがつかない。


旧贄川小学校を見た後、再建された贄川関所見学。


次の電車は30分後で早すぎる。バスの時間まで1時間以上あるので贄川宿を散歩。


たった100円で乗れるコミュニティーバスで家の前まで帰ってきた。


歩いたのは12kmだったが、思った以上に疲れたので、もう少し脚を鍛えなくては。




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )