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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

特に指摘のない診察結果

2019年05月11日 08時53分52秒 | むびょうそくさい
定期診療は1カ月間から間をおいて2カ月間に。

さらに伸ばされて3カ月間おきになっていた。

間を空けるということは特に大きな問題の発症もないということだ。

ところがその間にあった突然の頻脈には大慌てした。

発症したのは前年の平成29年11月6日。

朝食後のことである。

身体が震えるほどの頻脈に測った血圧計。

血圧は130-91。

まあいえば普通であるが、心拍数が122拍。

小刻みに身体全体が震える。

原因は分からなかったが、緊急に伺った医師の診断で服用した薬の効き目があって納まった。

11月20日の日など数回の発症はあったが、薬のおかげでその後はまったく症状も出なくなった。

あれは一体何だったのか。

魔物としかいいようのない突然の発症は今のところ沈静化している模様だ。

できるだけ早く病院に着いて血液検査をしたく家を出た。

通勤の渋滞に巻き込まれることなく着いたのは9時50分。

総合受付を通して血液検査の受付。

順番待ちもなくスムーズに進む。

それから心電図検査。

そこで待つこと20分間。

意外なところで時間待ち。

多少遅れていこうが診察時間はまだまだ。

予定では11時半だから余裕ありすぎ。

そう思っていたが、循環器内科診療は緊急外来患者さんが入ったらしく1時間遅れになっていると受付職員が伝えてくれる。

想定時間は午後12時半になった。

つまりは2時間待ちである。

そういうことも考えられるので、なればゆったりした時間を有効的にと思って持参した本がある。

昨年の暮れに発刊された本である。

発行は工作舎。

東京の出版社のようだ。

本のタイトルは『しめかざり—新年の願いを結ぶかたち―』。著者は香川県生まれの森須磨子氏。

グラフィックデザインの仕事を続けながら、年末年始は全国各地へのしめかざり探訪を続けて20年。

収録写真のしめかざりはすべて著者の撮影。

取材もすごいことだが、収集力もすごい。

とらえたしめかざり映像が眼前に迫ってくる。

集めたしめかざり標本は400点。

うち100点は虫がわいたり、ネズミに食べられたりして泣く泣く手放したというのもすごい。

著者が蒐集されたしめかざりは「かたち」に分類され、それぞれに解説を入れている。現地で聞取りした生の声というのも嬉しい。

「かたち」は宝珠、打出の小槌、松竹梅、鶴、亀、宝船、俵、ちょろけん、海老、蛇、椀、杓子、馬、鋏、鶏、正月魚、縣の魚、鳩、眼鏡、蘇民将来、お顔隠し、七五三縄、おっかけ、玉飾り系、牛蒡じめ・大根じめ系、前垂れ系、輪飾り系などを27分類。

多数の実物しめかざりをもってこれほど整備した人は見たことも、聞いたこともない。

ただ、私が知らないだけなのか・・。

とにかくすごい人がすごい本を出版された。

各社書評のビジュアル評価に見惚れてしまう。

出版された工作舎の他、婦人画報コロカルマガジンハウス手ぬぐい専門店かまわぬなどが取り上げていた。

民俗取材の関係上、私も民俗資料を入手する場合が多々ある。

注連縄もその一つであるが、ここまで集めた人は他にないだろう。

しめかざりは残ることのないものである年神さんを迎えたしめかざりは小正月、或いは二ノ正月とんどに焼かれて天に戻っていく。

ゆえに残ることはない。

つまり人の手に移って祭られたものは消えるのであるが、飾ることに触れなかった残り物がある。

つまり、森須磨子さんは売っている商品を入手されたのであるから神意がかかったものではない。

ただ、集めるにしても時期が正月を挟んだ数週間で集められたようだ。

全国くまなくといいたいところだが、空白の県がある。

その未調査県は福島県。

これらしめかざり分類をもって全国的な分布状況も調べられた。

これほど労力をかけた民俗調査員は未だかってないだろう。

頭が下がる思い・・なんて言葉は軽々しくも絶対に放つことはできない。

待ち時間に読み終えた頁数は半分少しの96頁目まで。

後半は次の診察日に済ませたい。

それまでこの本を借りることお許しくださいと写真家Kさんに今度会ったときに伝えておこう。

さて、本題の循環器内科診察である。

呼び出された時間は午後12時40分。

ほぼ予想通りであった。

血液検査や心電図検査の結果を伝えるⅠ循環器内科医師。

徐脈だけどp波などはっきりくっきりの鮮明な波形。

乱れもない心拍にいうべき点はない、ということだ。

PT-INRが基準よりは越えているが、特に問題視するレベルではないという。

体重の変化は正月元日にやや上がりの70kg。

70kg台はその日だけ。

翌日からは69kg台。

少しずつ、少しずつ戻って68.6kgになったのはこの日だった。

おかげさんで膨満も浮腫みもまったくない。

膨満がないからお腹が減る。

減るから食事が美味しくなるということだ。

ちなみに毎回の検査に注目しておかなくてはならない項目が四つ。

一つはPT-INRで二つ目にBNP。

心臓の動きに怪しいことが発生していないか、である。

三つ目は血液の状態を診るヘモグロビン値。

もう一つが肝臓の動きを診るγ-GT。

現況は、この四つの値の具合に大きな変動があるのか、それとも代わり映えしていないかどうかを気にしておけばいいというわけだ。

PT-INRの今月結果は2.05。

平成29年の2月の値は1.33。5月は1.43。8月が1.41。10月が1.69。

多少は上方にあるが、特に異常でもないという診断結果を告げられた。

BNPの今月結果は71.3。

平成29年の2月の値は75.48。5月は92.5。8月は102.3。そして10月が78.9。

少しの減少値がうれしい。

ヘモグロビン値の結果は13.2。

平成29年の5月16日の値は13.0。8月が10.0。10月は14.3。

ここら辺りであればなんの問題もない。

γ-GTの結果は55。

平成29年の2月は158。5月が89。8月は46。10月は85。

もたれもない良い傾向である。

ビジネスマン時代は週に一日は休肝日を設けて自制していたが、今は毎日。

ただ、昔よりはぐん減らした酒量にしている。

正月は若干の酒量が増えたが、ほんの少しの若干。

良い結果が出て満足するが、飲み過ぎないように、今後も自制していきたい。

(H30. 1.23 SB932SH撮影)

ハチ食品のカレーうどんの素にきしめんうどん

2019年05月10日 08時32分49秒 | あれこれインスタント
1月正月明けの6日。

取材帰りに立ち寄る業務スーパー奈良店。

マルサンの調製豆乳が一番お安く売っていることがわかった。

これまでは、ラ・ムーとかスーパートライアルで買っていたが、たったの10円の差であるのだが、自宅近くにも業務スーパーに仕入れることにした。

そのついでではないが、意外と面白い商品がこれまたお安くあるのでついつい買い物かごに入れてしまう。

6日に買った商品はハチ食品の関西風味カレーうどんの素。

なんと1袋が78円で売っていた。

レストラン仕様のレトルトカレーで味を覚えた我が家のカレーうどん。

専用に調理されたカレーうどんの素ならどうであろうと思って買ったことがある。

レストラン仕様の味が魅力あるが、専用であればあのとろーり感が味わえる。

そう思って買ったハチ食品の関西風味カレーうどんの素。

冷凍の麺は名古屋名物のきしめんにした。

このきしめんも業務スーパーで買ったもの。

つるつる喉越し感がたまらなくなって、最近はいつもこれ。

つるつるいただく我が家のカレーきしめんうどんは実に旨い。



青ネギはどちらかと云えばネギ臭い。

九条ネギのようだと思うが、あれやこれやといろんなところで買ってくるから何ネギかどうかわかっていない。

九条ネギとわかっているなら輪切りでないほうが絶対的に美味し。

それはともかく和風だしが効いているが、関西風ともいえない微妙な・・。

辛さは意外と強い方に思える味。

若干、舌に感じたアゲサン。

それよりもどっぷり食感を味わえるシメジ・・ではなくヒラタケはまだしもニンジン、タマネギはすり身かな、と思った。

牛肉は挽肉。こ

れが喉につっかえてしまって、辛みが喉の途中に挟まる。

咳き込むほどの細かな挽肉の大きさは検討の余地あり、と思った。

(H30. 1.22 SB932SH撮影)

赤エイの煮凝り

2019年05月09日 08時53分15秒 | だんらん
昨年の民俗取材に正月のイタダキがあった。

祝いの膳の在り方を撮らせてもらったご夫妻。

正月料理の雑煮にお節料理も食べてくださいといわれて、ご相伴に与った。

もてなしのお節にエイの煮ものの煮こごりがあった。

実はこのときに食べるのは人生初の味わいだった。

エイの煮ものは正月の料理だけでなく祭りなどハレの日。

つまりは祝いの日によばれるご馳走だった。

葛城地方だけでなく奈良県内各地で度々耳にしたことがある。

料理に手間がかかるという理由もあれば、好き嫌いも。

市場の魚屋さんなら売ってはいるものの大手スーパーでは見ることのないエイ。

消費文化の流れが大きく移り変わって、知る人も少なくなった。

こうした理由でエイの食文化が廃れていった。

また、エイの魚は独特のアンモニア臭いというイメージが強かったようだ。

超高齢者になるおふくろもそうだった。

父親が美味しい、美味しいと云って食べていたエイの煮こごり。

一度も口にしたことがなかったと云う。

そういや田舎、お盆に集まった大阪南河内郡の錦織の実家母屋の料理にエイの煮こごりがあったかどうか、まったく記憶がない。

私自身もイメージが焼きついていたのか、H家の奥さんが真心こめて調理したお節に盛ったエイの煮こごりに、箸が止まった。

もてなしはとにかくいただこう。

そう思って口にしたエイの煮こごりはとても美味しいのである。

とろっとした食感の煮こごりはその家庭の味であるが、H家の味は私の口に合っていた。

エイの臭みなんてものは一切がない。

どちらかといえばたんぱくな味。

醤油と味醂、砂糖で味付けしたエイが美味すぎる。

エイは骨付き。

この噛み応えがたまらんのである。

骨は喉にささることのない軟骨。

コリコリ感も味わいの一つ。

なんで今の今まで食べたことがなかったのか、大いに反省をする始末だった。

一年経った今でも口の中に残る味覚。

いつかは食べてみたいと思っていた。

このところ三日に一度は蜜柑の買い出しに訪れる地産地消の「よってって」の大和小泉店。

お肉屋さんもあるし、惣菜屋さんも。

もちろんのこと魚屋さんもある。

どの店を見ても商品のあれこれを見て廻るクセがある。

おっと、思ったのが魚屋さんの冷蔵ケース。

そこにあったパック売りのエイの肉。

白身に赤い色の魚肉。

ここに売っていたんだ。

厚いエイの肉がたまらなく恋しくなった。

料理はかーさんにお願いするしかない。

たまたまこの日は連れだって買いに来ていた。

これ、食べたい。

どうしても食べたいと駄々をこねて買ってもらった。

煮こごりどころかエイの料理なんぞしたことはない。

日頃に愛用しているクックパッドでもあるのでは・・。

その日の夕方に炊いたかた味見・・と云われてスプーンで掬った汁を飲む。

丁度いい味で旨い。

煮こごりは屋外にでも置いとけば、といったが、猫が、と直ちに却下。



冷蔵庫に納まったエイの煮こごりは翌日の朝食に配膳された。

一口食べて、美味い。

これこれ、この食感にこの味。

朝からお酒は飲めないが、ご飯にも合うエイの煮こごり。

家族は私以外、誰も口にしない。

(H30. 1.22 SB932SH撮影)
(H30. 1.26 SB932SH撮影)

榛原萩原玉立・青龍寺の難除

2019年05月08日 08時19分17秒 | 宇陀市(旧榛原町)へ
宇陀市榛原・萩原玉立(とうだち)にある日蓮法華宗青龍寺を紹介する掲示板がある。

一部抜粋し補正・要約して紹介する。

「現在は日蓮法華宗に属しているが、かつては玉立山青龍寺と号する京都・真言宗御室派総本山仁和寺の末寺であった。草創の由来は明らかでないが、空海が奈良・女人高野室生寺と称される真言宗室生寺派大本山室生寺を開創する以前に留錫(りゅうしゃく ※僧が行脚中に一時他の寺院に滞在する意)した霊場として伝えられる。青龍寺域付近に堂山、大日堂、実相坊、中坊、大坊、黒坊、西坊、奥坊など、堂坊ちなむ小字名が多くあることから十二坊も存在していたと云われる。また、小字スズシ(※玉立橋東詰付近)に大門があったとも。また、香酔山腹に大日如来と刻まれた巨石もある」。

また、「永禄二年(1559)の寄進銘のある狛犬基板の裏書きに、“実相坊 大僧都良盛 青龍寺十七所権現宮” とあることや、背後の香酔山貝ケ平山の渓水が集まって、清涼の滝となる自然の霊域に龍穴社の青龍権現と習合して祈雨の修法をした真言密教の古刹があったと想定する」とあった。

青龍寺を知った経緯は、昨年の平成29年4月14日に見た水口のまつりである。

信号待ちに停まった玉立橋。

窓から眺め眼下に白いものが見えた。

車を移動し、近くまで寄ってみてわかった護符である。

竹の棒に挟んで立てていたその場は苗代。

豊作を願う印に違いないが、護符の文字は今まで見たことのない書であた。

すぐ近くにおられた婦人Hさんが立てたという護符は、玉立地区にある青龍寺で行われたときに授かったもの。

1月3日に行われた「難除(なんじょ)」の行事は村の初祈祷であろう。

他にもしていないだろうかと思って付近を探してみたら見つかった。

苗代に立ててあった護符に文字がある。

見えた範囲でわかった文字は「南無」に「大日」、「二聖」、「雨」だった。

初祈祷、或いはオコナイ。

正月初めに行われる修正会は、これまで数々の事例を見てきた。

奈良県内の事例だけでも70カ地域がある。

うち、44地域に見られた「ランジョー」所作。

充てる漢字は一般的に乱声であるが、稀に、発声が訛ったケースもある。

玉立の場合は「難除(なんじょ)」である。

一年のはじめに祈祷して難を除け、村は平安、五穀豊穣を祈るのである。

同じく初祈祷を「難除」と称していた地域に宇陀市榛原戒場(かいば)・戒長寺がある。

2日後にも再訪した玉立。

曽爾村小長尾の行事取材に同行していた写真家Kさんに水口まつりの様相を見ていただきたく再訪した。



映像は平成29年4月14日に撮らせてもらった特徴のある祭り方をしていた水口まつり。

その日に出会ったKさんはランジョー叩きに使う道具はフジの木だと教えてもらった。

行事日、時間も教えてもらったが、青龍寺は不在。

取材許可は当日に伺ってからお願いするしかないと思って場を離れた。

それから9カ月後の平成30年1月3日。

青龍寺境内には大勢の人たちがおられた。

取材許可を求めた住職は、一度お会いしていた。

場所は宇陀市榛原の長峯。

平成27年1月3日に行われた長峯長安院の修正会の場であった。

長峯も同じ日に村の初祈祷。

午前中が長峯で午後は在所玉立の青龍寺。

長峯でお会いしたときにご挨拶をさせてもらっていたことを思い出した。



到着したときは護符揃え作業の真っ最中だった。

手際よく作業をされていたことだろう。

竹に挟んだ護符に長い木の棒もある。

長さはおよそ3m。

木肌を削って奇麗にしたハゼウルシの先は二つ割り。

そこにも護符を挟むという。

現在は竹になっているが、10年ほど前まではこれもまたハゼウルシの木であった。

竹に切り替えたのは自生するハゼウルシが減ってしまったことによる。

山地を探してみたが見つからなかったのだ。

玉立は24戸の集落。

この日の難除に参列する村人は22人。

子どもたちも村行事にやってきた正月3日である。

ハゼウルシに花が咲いて実になる。

たわわに稔るハゼウルシの実は葡萄のような房状になる。

稔りの姿はまさに豊穣。

村の五穀豊穣も願う難除に相応しい植物であるが、自生の姿が見つからないと竹に換えたという。

護符の枚数は村の戸数。

その数が毎年に要るハゼウルシ。

採取し易い竹に切り替える他所事例はままある。

祈祷するこれらの祭具はどうされるのか。

みなが座る本堂に、である。



崩れないように藁紐で縛ったこれら纏めて突き出す。

住職が祈祷されているときに発声される「ナンジョー」。

それに合わせて突き出す。

その際にバン、バン、バシ、バシ・・と木の棒でお堂の床に据えた厚みのある一木の長板を打ち続ける。

その際には太鼓も打ち鳴らすと所作を交えて作法を話してくださる。

行事が始まるまで少しの時間がある。

お願いして護符を拝見させていただいた。

立ち位置はここでという所作位置。後方にビデオ撮りのカメラマンが準備を整えていた。

本日は、特定非営利活動法人の「メディアネット宇陀」の取材クルーも取材される。

被らないようにしたいが、本堂内では立ち位置が難しい。なんとかしたいが、カメラに収めたいのはどちらも同じ。

立ち位置を決めてそこから動かずに撮るしかない。

さて、護符の文字である。

一般的な修正会、オコナイに見られる護符は、右から「牛玉 寺院名 寶印」である。

寺から神社行事に移っている地域では「牛玉 神社名 寶印」。



ところが、ここ萩原玉立・日蓮法華宗青龍寺の難除の護符は「風雨和順 二聖 大日天王 南無多寶如来 南無妙法蓮華日蓮 南無釈迦牟尼仏 大日天王 二天 五穀成就」であった。

流れるように書かれた梵字の意味は聞きそびれた。

昨年の平成29年4月14日に見た水口のまつりの護符の文字は「南無」、「大日」、「二聖」、「雨」。

いずれも判読した通り。

すべての文字がわかってほっとする。

ちなみに「二聖」とは、薬王(やくおう)菩薩・勇施(ゆせ若しくはゆうぜい)菩薩。

二天」は毘沙門天王・持国天王。

時間はまだある。本堂を出てわかったお堂周りに立てかけた木の棒。

これすべてがフジの木だという。

「ランジョー」所作の際に厚みのある長板を叩くフジの木の棒である。

鳴り物は太鼓だけでなく貝吹きもある。

太鼓に貝にフジの木叩きが揃えば、周囲の何もかもが聞こえなくなるほど煩くなる。



柔らかいから叩けば叩くほどにボロボロになるというフジの木はめいめいそれぞれが持ち込んで並べた。

やがて始まった難除祈祷。

住職に副住職は内陣。

その横に太鼓打ちと貝吹きが就く。

反対側に護符持ち(※当屋らしい)も就く。

お堂の扉側に座った村人たち。

持ってきたフジの木は、中央に据えた厚みのある長板に置く。

僧侶がいつ発声されても所作できるように据えた。

読経されている間は、本尊の日蓮上人像に向いていたが、そろそろ動きがあると察した数人は前向きに身を構えた。

うち村人の一人は護符持ちに囁いた。

そろそろ出番であると伝えたようだ。

中腰に立ちかけたそのときだ。

住職が発声した「ナンジョー」。



束にした竹護符にハゼウルシ護符ともに天井に向けて突き出すようにした。

それとともに叩きまくる村人たち。



その音、ガタガタガタガタ・・・・連打。

けたたましい叩き音に耳が弾けそうだ。

堂内に響き渡るランジョー所作。

およそ30秒間も続いた。

一瞬の静けさから再び読経が続いた。

けたたましさにさすがの太鼓も貝吹きの音も聞こえない。

近くであれば聞こえたかもしれないが、ランジョー所作の位置ではまったく聞こえない。

それほど激しい音である。

音を立てて所作するランジョー。

激しく音を立てるほど村から疫病を追い出す意味がある。

県内事例のすべてがそうであるが、音の大小は実にさまざまである。

それから2分少々。

合図を受けてまたもや護符持ちが立ち上がった。

そして発声された「ナンジョー」。



先ほどと同様に激しく打つランジョー所作。

フジの木を大振りで叩く。

次は少し短くて20数秒間のランジョー叩き。

再びはじまった読経。

およそ2分経過したときに3回目の「ナンジョー」。

これでもか、これでもか、という感じで力強く叩き終わったら一斉に本尊側に向きを替えた。



「なんみょうほうれんげきょう なんみょうほうれんげきょう・・・」或いは「なむみょうほうれんげきょう なむみょうほうれんげきょう・・」とも聞こえるお題目に続いてご真言。

新年を迎え、慎み敬って・・・天下泰平、村内安全、家内安全・・などを祈願された。

その様子をビデオ映像で収録されたメディアネット宇陀は、後日にネットに公開しているので参照されたい。

当日の午後は快晴であったが、朝は雪が降っていた様相も収録している映像は激しく叩くランジョー所作もさることながら太鼓や貝吹きの音も奇麗に映し出している。

また、宇陀市市役所がFBで公開している動画もあるので参照されたい。

堂内は奇麗に後片付け。

厚みのある長板や座布団も仕舞う間にされていた3mのハゼウルシ。

昨年のものと入れ替える。



昨年に祈祷された護符挟みのハゼウルシは本堂の桟に架けていた。

柱から柱間に架けていたハゼウルシを下ろして、先ほど祈祷したハゼウルシに入れ替える。

柱からはみ出ている状況から長さがわかるだろう。

そろっと下ろして入れ替える。



一年間、本堂を守ってきた古い方のハゼウルシは役目を終えてとんど火に燃やされる。

焼かれる護符挟みのハゼウルシ。

いただけるならと住職にお願いしたら承諾された。

我が家に一旦預かるが、時機を見計らって奈良県立民俗博物館に寄贈したいと思っている。

と、いうのも民俗博物館に前述した榛原長峯・長安院の修正会で用いられる長いウルシのごーさん札を収蔵している。

そのごーさんと対比するのに最適な祭具では、と思えるのだが・・。

一方、祈祷された竹で挟んだ護符である。



これらは村の人たちが持ち帰る。

竹挟みの護符と先ほど叩いたボロボロになったフジの木縛る道具はフジの木の皮である。

フジの木の皮は柔らかい。



何人かがそうしていたようで本堂の回廊に置いてあった。

玉立と同じように縛る材として活用していた地域がある。

これまで拝見したことのあるオコナイをしていた地域。

奈良市旧都祁村の南之庄町とか大和郡山市小林町がそうしていた。

2地域ともお寺は真言宗。

護符も前述した「牛玉 寺院名 寶印」である。

ここ玉立もかつては真言宗派であったと推定する。

確かにそのようだと住職もそう言われる。

いつの時代かはっきりしないが玉立は真言宗から日蓮宗に宗派替えしたようである。

同じように真言宗から融通念仏宗に宗派替えした地域に天理市藤井町などがある。

祈祷を終えて住職からの新年の挨拶。

これより場を移して玉立の龍穴神社に出向く。



龍穴神社は本堂の左上に鎮座する。

鳥居を潜って石段を登った地に本殿がある青龍寺の鎮守社。

かつて干ばつがあったときだ。

前の小川に青龍寺の鐘を投げ入れて川を堰き止め、雨ごいをしていたと伝わる。

その際、松明を灯して鉦を打ちながら嵩に登ったようだ。



社殿は平成24年10月7日に造営事業(ゾーク)をされて美しくなっている。

その際に社務所も築造されたそうだ。



龍穴神社の初参拝を終えたら場を移す。

次は境内にある不動寺の初祈祷参詣。



30分ほどかけて行われた村の初祈祷行事を済ませたら直会に移られる。

場は社務所も寺の庫裏も兼ねた会所。

調理場もある。

直会に食される調理。



一つは七輪で焼くメザシ。

もう一つは鏡開きをした餅を入れたぜんざいである。

裏方に就いた人たちは配膳に忙しく動き回る。

その間に参拝される一組の家族。



小社の愛宕社や弁財天社、稲荷社に庚申さんなどに手を合わせていた。

会所の炊事場はご婦人たちが忙しい。

力を込めて切る鏡餅切り。



身体の重みも利用して切る。

大きめに切った餅は先にオーブン焼き。



焦げ目をつけてから保温のためにアルミホイルに包んで炊飯器に入れていた。

焦げ目をつけておかないとすぐに冷めるらしくそうしているという。

直会が始まってしばらくすればお代わりを注文する人もいる。



美味しいからといって次から次へと注文がくるぜんざいは村の振る舞い。

1時間ほどの初集会も兼ねた直会を済ませて解散した。

その間によばれたぜんざい。



美味しさをありがたく味わっていた。

玉立には7軒で営む庚申講があると教えてくださった。



旧暦の閏年、大の月に行われる旧暦の庚申営みは「トアゲ」と呼んでいる。

竹で作った花立にゴクダイ(御供台)。

ゴクダイは1基であるが、花立は一対作る。

トアゲに塔婆を揚げていることから、塔婆揚げ。塔を揚げるから「塔揚げ」。

略して「トアゲ」である。

奈良県内事例に「トアゲ」行事をしている地域は多い。

昔は各家で餅搗きをしていたが、現在は青龍寺で搗いているというから、トアゲのときは青龍寺の住職が念仏を唱えているようだ。

で、あれば塔婆つきも住職がしている可能性もある。

平成28年は旧暦の閏年。

6月から7月の間に日にちを決めて営みをしたというが、平成29年の間違いではないだろうか。

また、隣村の赤瀬にも庚申講があり、平成29年にしたという。

旧暦で間違いなければ、次の閏年は西暦で2020年である。

その年は新元号が定められていることだろう。

(H30. 1. 3 EOS40D撮影)
(H29. 4.14 EOS40D撮影)

新設無線LAN初のネット遮断

2019年05月07日 08時01分47秒 | つうしん
午後の1時半。

買ってから1カ月。

これまで気いよう動作していた我が家の無線LANに異状発生。

無線LANの機器を切り替えてからはいつ動作しなくなるのかヒヤヒヤだった。

新規に購入したものがおかしくなるなんてことはあり得ない。

そうは思っているが、心の中では冷や冷やしていた。

それが突然に現れた。

昨年の12月15日に購入したバッファロー製のWHR-1166DHP4である。

入れ替えるまで使用していた無線LANはネットにアクセスしている間はランプがチカチカ点滅していた。

それでネット動きがわかっていた。

視覚にたよる無線LANの動作状況であるが、逆にWHR-1166DHP4は正常動作であればチカチカの点滅でなく点灯したままである。

この日に突然の如く現れた異常な状態。

少し前の時間帯は正常にネット検索ができていた。

にも拘らずである。

ネットを受け付けなくなった。

どのようなネットアドレスを投入してもWHR-1166DHP4のIPアドレスで返される。

振り返ってみたWHR-1166DHP4のランプ状態。

普段の正常状態であれば四つのランプは転倒したままであるが、この日はそうでなく上から3段目にあるインターネットアクセスランプが点滅状態になっていた。

大慌てで購入した機器のマニュアル説明を引っ張り出してみた。

ネットに接続できない時には緑色にチカチカと点滅するとマニュアルに書いてある。

ただ、※注意書きにPPPoEの設定がオンデマンド接続の場合は、自動切断された場合でも点滅する、とある。

突然に発生した自動遮断の原因は明らかでない。

しかも、対処対応法はマニュアルには書いていない。

仕方なく、一旦、電源コンセントを外した。

しばらく待つこと10秒間。

それぐらい経っておれば問題ないと判断して再びコンセントを突っ込んだ。

しばらくすれば、無線LANのランプが点滅する。

時間が経過するにつれて点灯になった。

最後に残ったインターネットアクセスランプも点滅から点灯状態になって復旧した。

あれは一体何だったのだろうか。

(H30. 1.21 記)

ブレンドコーヒー1杯を無料にする年賀はがき

2019年05月06日 09時58分49秒 | メモしとこっ!
ブレンドコーヒー1杯を無料にする年賀はがきが届いたのは元日の朝の配達だった。

我が家に届く年賀状は親族、友人、知人などさまざま。

一年に一度は、近況を伝えてくれる年賀状。

もっとも一般的な文言は圧倒的に多いなか、数文字でコメントを書いている人も少なくはない。

毎年のように「お元気ですか」を伝える知人も居る。

それらに混ざって我が家に関わった業者さんからの年賀状もある。

中でもこれは、と思ったのがブレンドコーヒー1杯を無料にする年賀はがきだった。

謹賀新年の文字があるさかい、年賀状には違いないが、「このハガキ持参でブレンドコーヒー1杯を無料プレゼント」と表記している。

どこから出状されたのか・・。

書いてあった送り主は市内下三橋にあるローソン下三橋店。

併設するガソリンスタンドで補給する場合もあるが、ローソン店は何度も、というわけではない。

むしろ入店は買い物用事でもない限り入店することはない。

この日は国道沿いにあるカメラのキタムラ奈良南店の用事もあったし、国道向かいのイオンモール大和郡山店のお買い物もあった。

ついでではないが、ガソリン補給もある。

なにかと慌ただしく小刻みに動き回る。

ほっとしたい時間も欲しい。

そう思って店員さんに差し出したコーヒー1杯プレゼントハガキ。

「これってお店で使えるのですか」と手渡せば、受け取る。

不思議そうな顔をした女性店員さんは物も言わずに、扉を開けて奥に入った。

声は聞こえないが、ベテランの店員さんに尋ねているようだ。

そして戻ってきた店員さんはホットですか、アイスにしますか、だった。

疲れている頭をアイスで冷やすことにした。



寛げる時間はそんなにないが、コーナーで一服。

と、いってもタバコは辞めている。

スマホも持っていないから時間つぶしができない。

2/3のブレンドコーヒーを飲んで車に乗った。

ところで、我が家にローソンから届く理由がない。

宛先面を見れば「店舗近隣にお住まいのみなさまへ」となっている。

配達地域指定」で届くんだ。

(H30. 1.20 SB932SH撮影)

貰ったキャノンレンズにフード装着

2019年05月05日 07時56分11秒 | しゃしん
私の撮影データによればキャノンレンズEF28-80UZMⅡから切り替えたレンズはタムロン製。

レンズはAF28-300XRDi

切り替え時期は平成17年7月24日から8月4日だった。

それから使い続けること12年間。

怪しい状態が発生したのは平成29年1月7日

能勢町のキツネガエリを撮っていたときである。

なぜか急に現われたジィー音。

ピントが合ってくれない。

騙し騙し撮ったフイルム写真は数枚しか残らなかった。

不安はあったものの使う機会はぐんと減った。

そのころのフイルムはコダック製。

期限切れのKodak professional E100エクタムローム(※人気再燃と販売増によって復活)。

我が家の冷蔵庫に寝かしていた。

保存していたコダックフイルムを使わざるを得なくなったのは平成28年の7月30日。

それまで活躍してくれたベルビア100。

フジフイルム製のフイルムが切れたことによる。

ベルビア100以前は同フジフイルム製のプロビア100だった。

それ以前はプロビア400。

平成27年10月18日の撮影が最後になった。

原因はメーカーの製造停止。

暗がりの被写体であっても十分に耐えうる性能に活躍していたフイルムは製造停止。

やむなくISO100に換えざるを得なかった。

暗がりはとてもじゃないが、無理。

三脚を構えてようやく、であった。

フイルムが活躍できる場面は極端に少なくなった。

出番がすくなくなったこともあって、冷蔵庫に納まっていたコダックリバーサルフイルムのエクタムロームE100に登場してもらうことにした。

だが、写せる範囲は絞られて晴天の日にしか出番がない。

そんなあれやこれやで苦労していたフイルム撮りは、AF28-300XRDiタムロンレンズの不調をもって終末を迎えた。

最後に撮った写真はレンズ交換することなくキャノンEOS-3内に残ってしまうことに・・。

救いの手を差し伸べてくださったのは写真家のKさん。

もし、不要にしているレンズがあれば譲ってくだされ、とお願いをしたら、蔵から出てきたそうだ。

平成29年9月24日、涌出宮のアーエーの相撲の撮影に来られていたKさんが差し出したレンズは2本のキャノン社純正製品。

一つは58径のEF75-300mm f/4.0-5.6 ULTRASONIC。

二つ目が58径のEF28-80mm f/3.5-5.6 ULTRASONIC。

それほど長くは使っていなかったというから新品同様。

まったく使わないので、そのまま使ってくださいに甘えてしまう。

ありがたく使わせてもらうレンズにはレンズフードがない。

カメラのキタムラに行きたいが、フイルム撮影行事がなかなか行き当らない。

撮影行事は屋外で、かつ晴天の日に絞られるから、なかなか行き渡らないから、翌年に持ち越し。

写真展の機会があってようやく購入することにしたレンズフード。

口径は58mm。

調べるのも面倒くさくなってレンズを付けたEOS-3ごとお店に持っていく。

これに見合うレンズフードを探してくれた。

今なら丁度、中古品があると出してくれたフードはキャノンのEW-60C。

製品は中国製。

価格はたったの780円。

撮影条件を満たす行事が早くこないかな、と待ち続ける。

ちなみに58径のEF75-300mmに見合うフードはET-60のようで、ヨドバシカメラ通販価格であれば1060円になるそうだ。

(H30. 1.20 SB932SH撮影)

ダイショーのじゃがトマのチーズ焼き

2019年05月04日 09時01分02秒 | あれこれテイクアウト
豚肉でも活用できると考えたかーさんが作った袋もん料理。

豚が嫌いなおふくろの口に合うかどうかの試し食は昼飯に登場した。

レシピでは牛肉か豚肉の合いびきであるが、そこは避けて鶏肉に切り替えてのお試し。

焼いたフライパンごとテーブルに運ばれた。

ピザ用モッツレラチーズを一面に広げたところにトマトの赤い色合いが素敵と思って思わずシャッターを切る。

凸凹断面がある飯しゃもじで掬って皿に移す。

たっぷりのタレとともに口に入れた。

旨いの一言が飛び出した商品はダイショー社製の「じゃがいもとトマトのチーズ焼き用ソース」。

塩分含有量も一人前当たりで1.4gだから安心してられる。



デミグラスソ-スの旨いこと。

こんな料理は我が家にとって初めての味。

お腹いっぱいになりそうだから半分にしとこと思ったが、食べつくしてしまった。

次回はじゃがいもの切り方をスライスでと思った。

この商品は2袋入り。

残りの1袋はできるならシャキシャキ感があるヤーコンで味わってみたい。

(H30. 1.18 SB932SH撮影)

ならコープ七条のかき揚げのせ肉匠たけ田の油かすうどん

2019年05月03日 09時13分00秒 | カンタンオリジナル
病みつきになった肉匠たけ田の油かす。

これまでさまざまな料理にトッピングして食べてきた。

さまざまといってもそれほど多くない。

トッピングはこの日も食べる冷凍うどんがメインである。

うどんにパラパラと振りかけるだけで美味さが出汁いっぱいに拡がる肉匠たけ田の油かすうどんは実に旨い。

旨さ満点の油かすだけでも良いのだが、見た目が寂しいからなにかとトッピングしてしまう。

初めて食べたときは我が家で炊いた自家製きつね揚げを載せて食べた。

その次はこれもまた我が家に残っていた牛バラ肉を炒めてトッピング。

物足りないからワカメも入れて食べた。

その次も牛肉だったがワカメを外して、とろろ昆布にかつお節を振りかけた。

その次は市販品のきつね揚げを買ってきてトッピング。

それだけでも美味しそうなんだが、見た目に恰好つけてにんにく漬け玉子をトッピングした。

肉匠たけ田の油かすの推奨用途は他にもある。

焼きそばに焼きめしなどにチャレンジして我が家定番の焼きそばにお好み焼きにも利用した。

が、である。

旨いとまではいかない味になった。

特徴ある旨さをもつ油かすの旨味が発揮しきれていない。

そう思うのである。

4日前の1月13日。

たまたまというか販売地近くまで出かける用事ができた。

そのついでに買ってきた肉匠たけ田の油かす。

商品棚に並んでいるパック詰めの油かすはグラム売り。

この日に売っていたパック値段は260円~330円くらいまで。

100g単価が220円。

奈良大和のブランド牛の「大和牛」で作った油かすに「牛脂」の表示がある。

売っていたお店は橿原町常磐町にある「JAならけんまほろば」。

その店内で肉屋を営む肉匠たけ田が販売している。

初めて買ったのは前年の平成29年の11月11日。

今回で3度目になった買いであるが、当時の単価は216円だった。

加工および販売者は㈱肉匠たけ田。

会社所在地は奈良県北葛城郡広陵町の古寺だが、行ったこともないので直接購入ができるのかどうかは存じていない。

あれこれ紹介した肉匠たけ田の油かすはこの日の昼飯にも登場した。

近くにできたならコープの七条店。

利便性がある地区にオープンした。

その近くに通院する歯医者は長い付き合いになる。

先日の通院に歯科医師が云った。

15日に出かけたらたくさんの人でごった返していたという。

コープの特典は毎月15日にある。

コープ会員になった65歳以上のシニアに適用される5%割引デーだったそうだ。

ただ、組合員に登録が必要。

すでに共同購入の加入している人。

そこに出資証券に組合員証も要るというからめんどくさいことである。

お安い商品もあればお高い商品も。

コープオリジナル商品など魅力的なものもあるが、私が買いたいと思う商品は少ない。

であるが、この日は油もんがほしくなって128円で売っていた筒かき揚げを買った。

1枚を半切りにして温めた冷凍うどんに盛る。



丼椀の半分を満たすかき揚げに肉匠たけ田の油かすをトッピング。

出汁に絡んだつるつる麺が美味い。

冷凍麺は2種類。

堅めの一般的なシコシコ麺。

もう一つは平たい麺のきしめん。

歯触りがたまらん柔らかさ。

喉越しがよく過ぎてつるつる吸い込まれていく。

かき揚げも油かすも出汁に踊る。

麺とともにがっつりいただく。

何度か麺をすすっていて、あれぇ。

油かすは美味しいのだが、かき揚げに旨みがないことに気づいた。

これまで山陽マルナカの筒かき揚げ・大版かき揚げに大起水産、天理のハッスル3などなど。

どれもこれも美味かったのに、ならコープのこれはなんだ。

味がしないとまでいかないが、旨みを感じない。

半ぶんこした同じかき揚げを食べていたかーさんも云った。

美味しくないのは甘さがないからや、と。

(H30. 1.13 SB932SH撮影)
(H30. 1.17 SB932SH撮影)

トライアル東九条店のチャーハン&焼きそば

2019年05月02日 09時04分06秒 | あれこれテイクアウト
この日の取材地は宇陀市榛原・萩原地区の小鹿野。

午後一番にトンド組み
間に合わせるように出発するが、昼飯はどうすればいい。

通り道にスーパーでもあれば、良いのだが、ガソリン補給も要する道程はどこにする。

スムーズに出かけたいこの日のコースは、ガソリン補給する中間地点に天理市森本町を選定する。

その行程間にあるスーパーと云えば時間を4大スーパーがそろい踏みの奈良市神殿町・東九条町間。

京終のラ・ムー店ではちょっと遠いし廻り道。

大安寺町のザ・ビッグ・エクストラ店もまだ遠い。

天理に行くならイオンモール大和郡山店を通り抜けて東上する。

筋は一本外れるが、そこにあったスーパートライアルの東九条店。

ときおり立ち寄っては寿司・弁当・惣菜コーナーにある商品の品定め。

どのような商品が売られていて、お値段はいくらか。

安くて美味しそうな昼飯向きの商品は・・。

前週の6日も立ち寄って買った昼飯弁当。

お店は宝来店であったが、この日は東九条店。

同店は1年半に訪れて格安の焼きサバ押し寿司を買って食べたことがある。

たぶんに同じものはないが398円で売っている海鮮巻きもあったような。

美味しくいただける海鮮巻きなら、目的地に着いてたべてもいいだろうと思って探してみたが・・。

あるにはあったが巻きは2本セットで750円のマグロ巻き。

旨そうなんだが、小さくなった胃袋ではこんなに食べられるわけがない。

仕方ないから他の商品も見て廻る。

おっ、これならと思って手にしたのは税込299円のチャーハン&焼きそば。

2種盛り弁当は冷めたら美味しさは消える。

だが、電子レンジでチンすれば温かくなる。

ほかほかになった弁当はどこまで保てるかに挑戦してみる。

買ったチャーハン&焼きそばを助手席に置いて車を走らせる。

途中でガソリン補給をして一路、福住へ。

順調に走って、ここからは地道。

予想していた通りの雪景色を見ながら走らせる。

旧都祁村の吐山。

気温は一瞬にがつんと下がって車内に冷気が吹き込むが、まだまだ温い。

車を停める場所が見つからずに榛原萩原にまで来てしまった。

そこは綺麗なトイレもある広い駐車場。

さぁ、食べてみよう。

着いた時間帯は12時半ちょっと前。

購入にレジを通したときの時刻は午前11時半。

なんと50分も経っていたことに気づく。

チンをもう一度したいが、ここにはそういう道具がない。

冷たくはないが、冷めたチャーハン&焼きそばを食べてみる。

チャーハンは添えつけのプラスチック製のスプーンで掬って食べる。

意外や意外の味に箸が進むではなくスプーンが進む。

柔らかさはやや不満であるが、それは冷めてしまったからだ。

味は薄めであるが、コクがある。

添えつけの紅生姜をたっぷり載せてたべる。

旨さが引き締まってガツガツいく。

一方の焼きそばは焼きそばらしい味。

若干のパサパサ感があるものの、思わず美味いといってしまう。

ソース濃くでもないが、塩コショウが利いていて旨さがある。

これもまた紅しょうがとともに食べる。

炒めた油も美味しい味ではあるが、もっとほしい。

欲をいえば焼きそばがギトギトになるくらいの油まみれを食べたい。

あっという間にたいらげて出かけた小鹿野地区、わずか1分ほどで着いた

(H30. 1.13 SB932SH撮影)