マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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お礼訪問の「大岩の雨たんもれ」

2019年02月10日 07時21分15秒 | 大淀町へ
平成29年の「私がとらえた大和の民俗」写真展テーマは「水」。

私が挙げた「水」のサブテーマは「大岩の雨たんもれ」である。

写真展期間中に販売される図録は作品を出展するカメラマン10人がお届けする。

図録の編集は奈良県立民俗博物館の学芸課。

発行はカメラマン10人が組んだ団体名「奈良民俗写真の会」である。

刷り上がった完成品の図録を受け取ったのは10月31日だった。

私が買い取った図録数は100部。

うち1/4ほどはテーマに挙げた「大岩の雨たんもれ」に取材させてもらった大岩区長と大岩住民に寄贈したいと思っていた。

また、大淀町旧村の文化的歴史史跡或いは埋もれている遺産や民俗の発掘などに尽力され、調査・報告などの活動している大淀町学芸員にも寄贈したかった。

学芸員にはずいぶんとお世話になってきた。

これもまた1/4ほどであるが、大岩の雨たんもれ事例が、村民の記憶が遠ざかりつつある事例発掘に他村にもキッカケになればと思って差し上げることにした。

ところが受け取ってからは身動きが取れなくなった。

事情はわが身にある。

車を運転することもできなくなった頻脈に入院介護の件もある。

11月5日はほぼ日ほぼ近くで取材をしていた。

吉野町千股のささいわ行事であったが、終わってみればもう真っ暗だった。

早く終われば図録をもって馳せ参じたいと思っていたが時間がなかった。

一日一日があっという間に過ぎていく。

運転ができなければ郵送しようと思っていたが、難儀していた頻脈がふっと消えた。

いつまた復活するかもしれない怖さがある症状である。

毎日が様子見。

数日間に亘って状況変化が認められない。

これなら今しかない。

そう思って車を走らせた。

午後1時前に自宅を出発してから1時間半後の午後2時半。

ご自宅に行きかけたその角地に畑地で野菜作りをしている数人。

この場がFBで伝えていた農園であった。



看板に「ちいきふれあいサロン 大岩ハッピー倶楽部 さつまいも共同畑」とある。

子どもさんも手伝いをされている農園の一角に見覚えのある男性が居られた。

車を急停車してご挨拶。

積み込んでいた図録をお渡しする。

受け取ってもらって、やっとこれで肩の荷が一つ下りた。

この日の午後は仲間たちが集まって餃子作り。

ネパールにも出かける男性が云うには、現地はモモの名で呼ばれている餃子である。

材料も具材も作り方もみな日本と同じ。

名前が違うだけのようだが・・。

たった今作り始めたばかりだという餃子。

チベット文化圏などで見られる郷土料理の一つが餃子。



作り方もニラやニンニクもある具材は日本のギョウザと同じだという餃子をネパールでは「モモ」という名で呼ばれている。

餃子の皮は丸棒で伸ばす。



ニンニクにニラも入れて捏ねて作った具材を皮に入れて包む。

焼きはフライパンになるようだ。

作っている場はもうすでに餃子の美味しい匂いが漂っていた。

ここ農園はBBQもできる設備をもっている。

山小屋風のロッジもあるから暑さも寒さも避けて冷暖房完備の小屋で賑やかに食べているそうだ。

子どもたちは広い農園で駆け回っている。

伸び伸びする開放感あふれる農園は憩いの場でもあり、大人の遊びでもあるようだ。

採りたて野菜のハヤトウリ。



今が季節のハヤトウリをもらって帰った。

また、図録の返礼品に編集・製作が大淀町・大淀町教育委員会の「2016年度おおよど遺産」パンフレットに大淀町教育委員会が企画した「大淀町の歴史・文化遺産」DVDまでいただいた。

男性はパンフレットもDVDも製作もご意見番だった。

(H29.11.11 SB932SH撮影)


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