マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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雨天も撮りどきの大岩散策

2023年02月10日 08時08分12秒 | 大淀町へ
喫茶きまぐれやは、午後1時に閉められる。降っていた雨・・・

もうやむやろ、と踏んでいたが、今日はずっとになるね。

わざわざ足を運んでくれたと隣村。

大淀町でなく高取町。

山・峠を挟んで背中合わせの両隣。

歴史、文化を詳しく調べておられるNさんととも、ここ大岩の景観を見て廻る。

喫茶きまぐれやを出たそこに植生する黄色い花。

庭のサンシュユ(山茱萸)は、まだ蕾。

すぐにでも花は全開しそうな雰囲気のサンシュユ。

毎年、咲くらしく見ごろの時季に来られるのも、また佳しだね。
小雨降るなかの散歩道。

大淀町のパークゴルフ場の間を通って、「おおいわ結の里」に足を運ぶ。

そう、途中に出会った雨に濡れる花は、水滴たれる蝋梅。

ここもまた黄色いサンシュユが咲いている。

K区長のお家にもサンシュユ。

昨日になって、いっぺんに開いた、と後日に伝えてくれた。

ここの民家は、青竹を水平に竿。

そこに吊るしてつくっている干し柿。

思わず、シャターを押した。

濡れた土。

泥まみれではないがズック靴が潤んでいた。

土壁にトタン波の板壁の間から突き抜けて葉を拡げた笹葉。

風情のある情景に、これもまたシャッター押し。

写真は撮っていないが、コレは紀元2000年記念に建てた皇紀幟立碑石柱

刻印に、「櫻魂會 --建之」とある。

さすがに歴史・文化に詳しいNさんに感謝する。

扉は締まっていた「おおいわ結の里」を後にして、昔しよく上り下りした坂道を下ったそこに見えた木製の自転車。

先日の17日に訪問したN家が所有する遊び心を感じる木製自転車が素敵だ。

よくみれば自転車ではなく、バイクのように見えてきた。

古い井戸のあるお家から、辻に出る。

そこにあった常夜燈。

前回に訪れたときは、左側の常夜燈しか撮らなかった。

その燈は「古座中」であったが、右側の燈の刻印は未確認だったので再確認した結果、「大岩西座中」とある。

古座に対して新座の「西座中」であろう。

両座とも、八幡神社の氏子中でもある座中だった。

両座とも、現在は、村座に移した可能性もある、と推察した。

再び、雨天情景の大岩を散策する。

一歩進んだそこに咲いていた梅林。

向こうに農小屋が見える。

畑作もされている白梅が美しい。

雨に打たれた白梅は咲きはじめの様相。

晴れた日には、もっと色が濃くなるだろう。

時間の都合でNさんとは、ここまで。午後の用事が迫っているらしい。

戻り路に見たこれもまた美しい白梅。

その下の居住地は、大阪から移住してきたN家が住む茅葺屋根の家。

茅葺が傷まないようにトタン屋根で覆い、経年劣化を少しでも遅らせようとした茅葺保護。

どの村も、同じ手段をもって保護している。

(R3. 2.26 EOS7D/SB805SH撮影)


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