マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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正月初めは料理人林裕人監修の節料理

2019年04月22日 08時14分01秒 | だんらん(正月編)
我が家の正月はいつも私が家に帰ってからになる。

行事取材は大晦日から正月にかけて。

集中する行事は家の行事の記録取材。

お家の行事を特別に撮らせてもらう。

貴重なものの記録だけに、世代が替わっても続けて欲しいと願うが人、家それぞれにおられる。

欠かせない晦日、正月習俗取材はもう何年もしてきたが、今年はそういうわけにはいかなくなった。

私のからだではなくおふくろである。

年末に長く入院していた治療を終えて退院。

そして初めて体験する通所介護サービス。

退院はしたものの、まだまだ我が家で療養中の身であるおふくろ。

例年であれば昼前になってしまう我が家の正月初め。

それを避けたくて、今年の元日は、どこへも出かけず、我が家で過ごすことにした。

ただ、ゆっくりしたいだけだったのかもしれない。

元日の朝はぐっすり寝た。

おふくろもそうだった。

結局のところ起床時間はとても遅かった。

焦ることもない元日の朝。

長男もぐっすり寝ていた。

かーさんもそうだった静かな朝。

朝食も昼食でもない元日の食事が始まったのは午前11時前。

今年もまた注文していた林裕人シェフ監修の超特大宝船を正月初めに蓋を開ける。

超特大宝船の宣伝掲載があったのは平成29年の9月9日発行の産経新聞夕刊。

実は数日前にも掲載されていた。

頼んだのは9月9日の宣伝を見てからになる。

サイズ容量は標準的サイズの6.5寸と比較して約3.2倍もあるという超特大おせちの早割価格は送料無料の15600円。

通常価格が22000円のところを広告限定で申し込みされた場合は6400円の割引。

祝い膳が5膳も付いているが、もとより美味しいふぐめしまぜご飯の素もプレゼント。

年末の大晦日前の27日に届いた品物は我が家の冷暗所に納めていた。

冷暗所は蔵でもない我が家の廊下である。

冬場はビールが飲み頃になる冷たさを保つ廊下に置いておけば猫も鳥獣の餌食にもならないから、冷蔵状態で届いた商品も安心して保管できる場所である。

びっくりするほどに品数多い、今回のお節料理のお品書きは・・・。

50gの帆立たらこ雲丹和え(※1)、30gの松前漬け、75gのリンゴ金団レーズンのせ、35gの黒豆コーヒー風味(※2)、45gのムール貝トマトソース煮(※3)、40gのチェダーシュリンサラダ、3切れの海老袱紗(ふくさ)焼き、2個の海老錦手まり、3個のパートドフリュイグレープフルーツ、3個のパートドフリュイフランポアーズ、3切れの鶏もも肉のピカタ、3切れのアボカドと海老のテリーヌ(※4)、1個の豚角煮のコンソメゼリー寄せ(※5)、3切れのスモークサーモントラウト、3gのサーモンディップ、2切れのライブオリーブ、35gの紅白なます、3切れの鰆昆布〆、8gのいくら醤油漬け、3個の一口昆布巻き、15gのわかさぎ胡麻和え、3切れのサーモン彩りテリーヌ、2切れの雲丹チーズ寄せ、24.20gのくるみ甘露、25.5本のたたき牛蒡柚子風味(※6)、26.2個の磯貝雲丹焼き(※7)、27.1尾のロブスター、4切れの鶏とオレンジコンフィのテリーヌ(※8)、3切れのにしんおかか和え、3切れの紅芋栗きんとん寄せ、2個の若桃甘煮煮、20gの湯葉生海苔和え、2本の烏賊白焼き鉄扇串、3切れの椎茸高野含め煮、2個のひねりこんにゃく、2枚の梅麩、3本の数の子醤油漬け、2切れのサーモントラウト香草焼き、2切れのスタフドオリーブ、2切れの鰆西京焼き、1個の鮑ふっくら煮、4尾の海老鮑煮、2切れの網笠柚子、2個の金柑蜜煮、2個の手まり餅。

数えてみれば、前年と同じ45品だった。

超特大のおせち宝船は厳選特産品専門店の大阪市西区北堀江にある「匠本舗」の商品である。

盛り付けのおせちパックは壱ノ重のみ。

注釈した(※1)~(※8)の8品は林先生の新作メニューである。

前年の新作数は17品目もあった。

今回は半数に落ちたが、毎年の楽しみ方がある。

特大お節だけが正月料理ではない。

主役はなんといってもお雑煮。

我が家の雑煮は昔も今も変わりない若干の甘さのある白味噌仕立て。



大きな白餅が1個。

底に沈んでいるから見えないが、焼き、つまり焦げ目がある白餅である。

具材は丸く切った正月大根に人参、牛蒡。

大根は白色。

人参は赤い色。

二つ揃って紅白祝い。

では牛蒡は何、である。

コイモに豆腐も入れてぱらぱら振りかけるかつお節。

これらが揃って雑煮と云える。

あけましておめでとうございます、と家族一同揃ったところで新年のご挨拶。

尤も一人は遠い外国に行っているから、ちょと寂しい。

ピンボケ映像になったが、雑煮は雑煮。

正月初めに食する日本の文化。

どこへも行かずに酒を飲む。

今年迎えた元日を祝って日本酒を飲む。



酒の銘柄は灘五郷の櫻正宗酒造の「正宗」。

年末におふくろ見舞いに来てくれた実弟の手土産。

酒造会社のすぐ近くに住んでいるから入手しやすいお酒。

ありがたくいただいておふくろの退院祝いも兼ねて酒祝い。

飲みやすいお酒がどんどん進む。

それ以上に口が動く林裕人シェフ監修の超特大宝船。

一品、一品が丁寧な作り。

味わいは格別であるが、かーさんはそろそろ飽いてきた。

3年間も食べてきたから、もう味覚に飽いてきたという。

それというのも、林先生のお節はどちらかといえば洋風。

和風感があまりないから飽いてきたというのも理由の一つ。

それに対して長男は、決して飽きの来ない料理がとても美味しいという。

新作が常にあるから期待感もある。

たしかにそうだが、前年に食べた料理は、当ブログで振り返らない限り思い出せない。

データ的に新作数をみて飽き感は薄らぐが、どうしても同じような料理ばかり感がある。

かーさんの思いも同じであるが、若い息子の思いを尊重して次回も注文しようということになった。

つらつら食べて飲み続ける延長戦。

少しは目が塞いでくる。

これほどゆったり感のある元日は何十年ぶりになるだろうか。

初詣は二日目の明日にしようと誰しもそう思うゆったり感に微睡(まどろ)む。

(H30. 1. 1 SB932SH撮影)


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