マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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写真展会場に併設展示していた「NIPPON KATORI」に暮らしの民俗を想う

2022年05月28日 08時23分30秒 | しゃしん
この日は、知人のMさんが主催する写真グループ・フォトサークルDANの写真展。

今回が2回目になるフォトサークルDAN10人展。

写真展会場は、ニコンプラザ大阪・フォトスクエア

実は、この年の3月2日より、新型コロナウイルス対策ため、ずっと臨時休館だった。

予定告知していた休館はさらに継続延長していたニコンプラザ大阪・フォトスクエア。

やっと開催できる環境になったことから再開した会場。

体温測定にマスクは着用。

会場入りした目的も問う厳正な対策。

消毒液は当然としてもニコン関係者が一人一人に応対し受付する。

目的を尋ねて会場の案内。

と、同時に受付番号札を手渡す。

担当者はマスクでなく全面的に被るフェースシールド姿。

その姿を後日訪問された一人の写真家がFBに揚げたコメントが「まるで戒厳令や・・・」。

返す言葉が見つからない表現ワード・・・。

そんなことはともかく、ニコンプラザ大阪のコロナ対策に、“大阪コロナ追跡システム”は導入されていない。

政府のココアもないし・・

さて、目的の写真展である。

拝見していたときだ。

数人グループが会場入り。

そのグループのうち一人は知人のSさん。

偶然であるが、同じ写真展を見ていた。

テレビに度々紹介される海が空を反射する光景をとらえた作品に、解説しだした一人の男性は、父母ケ浜映像の地は愛媛県だと、伝えていた。

えっ・・・である。

受付していた担当女性のGさん。

あそこは香川県ですね、と云ってくれた。

正解である。

ご本人も行かれたことがある父母ケ浜は香川県三豊市仁尾町にある海水浴場にもなっている海岸。

干潮時の時間帯に夕陽が沈む。

すると海水面が、鏡面状態になり、「ウユニ塩湖」のように見えることから、SNS映えすると一気に観光地のお様相と化した人気の景勝地。

Gさんも見たくて訪れたそう。

夕陽が落ちる瞬間は、ほんの僅かな時間。

現地入りに独り撮影は難しい。

人が跳ぶ姿を撮るには、友達がいないと・・。

そう話してくれたGさんは、奈良が大好き、だという。

明日香の風景や、二月堂のお松明も興味をもっている、というので私が撮影、解説しているブログを紹介した。

ニコンプラザ大阪会場は、他にも数々の展示物がある。



これは、素晴らしいと思った松・竹・梅に富士山などの日本の美を造形。

その造形物が、本物の線香に驚いた。

えっ、なんでここに、と思った蚊取り線香。

実は、多摩美術大学統合デザイン学科卒業制作。

4年の高見梨沙氏が創作した「NIPPON KATORI」であった

松、竹、梅、桜、笹竹、鷹、白鳥、蝶、富士山に日の出などの造形。



見ていて飽きない創作作品にしばらく魅いっていた。

ちなみに、渦巻型蚊取り線香を初めて開発した人は和歌山県有田市出身の上山英一郎氏。

“金鳥の渦巻”を製造、販売する大日本除虫菊㈱創業者である。

明治28年に渦巻型を開発したとされる創案者は、上山の妻、ゆきであるらしい。

以降、有田市と周辺地区が一大産地になったそうだ。

ニコンプラザ大阪は、カメラ・レンズのメンテナンスも受け付けているが、写真に関する展示会場でもある。

写真作品に限らず、このような展示がもっとあってもいいのでは、と思った。

(R2. 8.20 SB805SH撮影)