マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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切幡の行事

2009年12月23日 06時50分33秒 | 山添村へ
1月7日は山の神参りの日。

都祁に行く道と室生に行く道の2カ所に山の神があって、朝がまだ明け切らんうちに各戸毎が参る。

ホウダイと呼ばれる藁棒を木に掛ける。

家の男の数だけ作って掛ける。

アズキやモチに洗いコメ、それに賽銭も供える。

カギヒキもしている。

自在鍵のような形のカギヒキの木はオツゲの木と決まっている。

3メートルぐらいある長さだという。

木に引っかけて「東の国からゼニ(銭)カネ、西の国からイトワザ(糸綿と思われ、着物のこと)持って、赤い牛に積んで、うちの蔵へどっさりこ」とカギヒキの唄を歌う。

それが済んだらお供えを持って帰って七草粥を作って食べる。

昼過ぎは極楽寺でオコナイをする。

子供がウルシ棒を叩いて「ダンジョウ」と叫ぶ。

お寺の廊下を叩いて穴が開いたくらい勢いが凄かった子供は少なくなった。

今は板を敷いてそこを叩いている。豊作を祈願するものだという。

正月初めに弓始めもある。

昔は1月19日と決まっていたが、集まりやすい成人の日の祝日にしている。

朝半ば、上出と下出のそれぞれの当番の家でしている。

時間が同じなので、両方を拝見するには2年もかかる。

豊作祈願にはアマヨロコビ、ウエツケがある。

それに田の虫送りもしているという。

たしか山添村では当地だけだったような気がする。

松明に火を点けて極楽寺から出発する。

太鼓叩いて村外れまで送っていく。

毎年夏至にしているそうだ。

昔の松明は樽を作った残りものの中身を使っていた。

油が出てよく燃えるのだという。

九十八夜(くじゅうはちや)があった。

ツツジが咲くころにごっつぉ(ご馳走)こさえて神野山の山のてっぺんへ登った。

四方八方から登ってきた者が集まって集団見合いをしていた。

山添は北野、都祁からは上深川、室生からは下笠間も登ってきた。

戦後の昭和30年ころまでしていたと笑顔で思い出される。

山ではキャンデー、ラムネに芋で作った飴も食べていた。

サッカリンの甘さは忘れもしないという。

当時は5月の13日やったという。

(H21.12. 1 Kiss Digtal N撮影)

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