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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

ベニシジミの交尾

2014年11月28日 07時22分57秒 | 自然観察会(番外編)
切幡の田植え作業中に発見したベニシジミの交尾。

じっと動かず、草地にいたので死んでいるのでは、と思ったがそうではなかった。

自然界の子孫繁栄も覗き見、覗き見。

警戒する様子もなく励んでいた姿を撮っておいた。

(H26. 5. 6 EOS40D撮影)

八田の桜花落とし

2014年10月20日 07時19分45秒 | 自然観察会(番外編)
田原本町八田の古桜の下に広がっていた桜花の五枚花弁。



どれもこれも軸がついたままの五枚花である。

落下の桜の数量は多い。



風に煽られてアスファルトの道にも広がっている光景は風の悪戯とは思えない。

集落の土蔵を背景にしばらく佇んでいた。



東側は花びらばかりだが、西側の水路はたまたま流れずに一直線になった五枚花弁のまんまであった。



見上げた桜は満開だ。

時間はそろそろ15時半になろうとしていた。



東集会所前に咲いていた桜の花は満開だ。

目の前をひらひら落ちてくる桜花の五枚花弁。

見上げた桜に野の鳥がいた。

鳴き声からしてニュウナイスズメ。

その数、数十羽。

枝に止まって桜の軸を摘まんでいる。



ポロリと落ちた五枚花。

ラッパ落としの正体を初めて直に見ることができた。

ニュウナイスズメは春の季節の移ろいを感じさせる渡り鳥。

これからどこへ向かうのだろうか。

自然観察会でお世話になっている先生の話によれば、ヒヨドリ、ウソ、イカルにシジュウカラもそうした行動をするそうだが、イカルは粗っぽい吹き飛ばし。

ウソはむしゃむしゃ喰いでやはり吹き飛ばしの蕾状態。

シジュウカラも落とすが同じように蕾で落とす量も少ないと云う。

美しい落とし方は断然にニュウナイスズメに軍配があがる。

(H26. 4. 6 EOS40D撮影)

千日町の花散らし

2014年10月05日 08時21分14秒 | 自然観察会(番外編)
送迎の仕事を終えて急いだ大和郡山市の千日町。

新興住宅地に川沿いに桜並木がある。

気になっていたのはニュウナイスズメの悪戯だ。

16時ころは一匹もいなかった桜並木。

仕方なく桜並木を撮っていた。

どこともほぼ八分咲き。

満開近しの状況になっていた。



なぜに千日町の桜に出かけたのかである。

答えはニュウナイスズメが喰い荒らした花散らしの様相だ。

昨日の風雨で落ちたとは思えない光景にただ立ちつくす。



落下した桜花はいずれも5枚弁のままだ。

昨年は3月25日に見たことがある。

それから6日後の満開日はもっと多かった。



群生して移動するニュウナイスズメが伝える春の訪れ。

第一声は遭遇できなかったが、一輪ごとに軸を銜えて花を落とした結果を見る。

桜花の蜜を吸終われば、不要な花を嘴から離す。



その痕跡がいっぱいに広がっている「スズメのラッパ吸い」。

画面では判り難いが、オシベが一本残っているものや、すっぽり抜けた桜花もある。

何百もの落ちている桜の花に圧倒される。

千日町の桜並木は川に沿って400mもある。



ニュウナイスズメが落とした桜散らしはどの桜にもあるのではなく、特定の場所に集中している。

橋の北側では花散らしがいっぱいあるが、南側ではほとんどといっていいほど見られない。



桜の種類はいずれも同じであるが、そこだけだ。

花の蜜の味が違うのであろうか。

ニュウナイスズメの声を聞きたいものだが、一羽もいなかった。



画面では判り難いが、左はすっぽり抜けで、右はオシベが一本残っていた。

これは抜けた状況がよく判る。

花散らしの付近に咲いていた黄色い花。



たしか大和川の堤防にも咲いていた同種の黄色い花。

園芸種だと思われるが、花の名前は知らない。

後日にやまちゃん先生に教えてもらった黄色い花。



園芸種の逸出(エスケイプ)でヒメリュウキンカという和名があるそうだ。

ヒメリュウキンカは湿原に植生する日本のリュウキンカとは異なる属であると云う。

幹の根元からも出ていた桜もあった。

太い幹から咲かせた花は、休眠芽(不定芽)があった場所から伸びだした花(枝)である。



サクラの強い生命力を感じるのである。

「葉の腋から伸びだした芽(腋芽)は、枝となってさらに多くの葉を側生させる。枝の先の方の葉の腋芽の位置に花をつける。つまり、花は枝と言える。この桜の場合、休眠していた腋芽が短い枝となってたくさんの花を咲かせたのである。太い幹から伸びた短枝に付けた花ということだ」とこれもまたやまちゃん先生から教わった。

(H26. 3.31 EOS40D撮影)

大雪警報に積もった雪は14cm

2014年08月12日 07時45分31秒 | 自然観察会(番外編)
12月は幾度となく雪が舞う日が多かった。

年が明けてからの1月は一度も降ることない日々。

安心してはならない2月。

そう思っていた8日は雪が降った。

僅かであったが積もった雪は平坦となればすぐに溶けてしまう。

金剛山や葛城山を眺めてみる早朝。

9日もそうであったが、12日の日も神々しく輝いていた。

翌日の天気予報によれば全国的な大雪に見舞われると報道していた。

8日の前日もそうであったが、それほどでもない。

今回はおそらく大雪になるであろうと思っていた。

案の定であった迎えた朝。

雪に覆われていた。

これからも降り続けるだろうと思って出かけることもしない。

みるみるうちに積もった雪は10cm。

車が通る我が家の前。

一面の白い雪景色である。

身も心もそぞろの朝は家に籠る。

そうこうしているうちに臨時ニュースが出た。

9時38分、奈良県北部・中部のほぼ全域の25市町村に大雪警報が発令されたのだ。

平成2年1月31日(水曜日)以来、24年ぶりの大雪警報だそうだ。

我が家に積もった雪は10cm。

まだまだ降りそうである。

この日の患者さんの送迎は中止指令が出たそうだ。

安全に送迎する。

これが第一であるが、送迎中止が発令されたのは8時半を過ぎだったと相方が電話口で話していた。

自家用車を動かせる状態ではなかったので歩いて仕事場に向かったと云う。

先生方は近鉄電車で通勤しているが大幅な遅れ。

第1便を発車する直前に着いて中止を伝えたそうだ。

相方の自宅から勤務先までは4km。

何もなくても1時間も要する徒歩の距離。

雪道であればそれ以上かかったという。

我が家であればその距離8km。

遠すぎる。



私の担当日であれば自転車と思っていたが・・・。

2年前の平成23年2月14日も大雪であったが積雪は6cm。

たいしたことなく歩いて前の勤務先に出動したことを覚えている。



奇しくも同じ日であった積もった雪の量が違う。

前の道を歩いていくにも滑りそうな気配。

バスに乗って出かけるのであろう。

いつもなら車の通行量がまぁまぁあるが、この日はごく僅か。

車輪の痕にも雪が積もって見えなくなった。

自宅で籠っていた11時半。

我が家に積もった雪を計測すれば13cmになっていた。

まだまだ降り続ける本日の大雪警報は継続中だ。



水仙の花はこんもり姿。

寒い日になった。

南天の実も凍えそうだ。



先月から咲き出した水仙。

香りがとても素敵だ。

こんな心地いい香りは抽出してお風呂の友に商品化してほしいぐらいだ。

で、雪で花折れした我が家の水仙は廊下の花挿し。

ダジャレではないが、水洗トイレに入る度に甘い香りに癒される。

ニュースが伝える奈良市の雪積量は14cm。

いち早く「なら瑠璃絵」は中止を判断されたが、長谷寺のだだ押しは決行であった。

桜井市内は県南部に近い。

奈良市・大和郡山市・天理市ほどでもなかったようだ。

大雪警報が発令されて昼過ぎに小学校から帰ってきた地元の子供たち。

休校の通達は昼食時だったそうだ。



戻ってきた子供たちは我が家の前の小高い丘山に集合して雪遊び。



「カマクラを作るんや」という子もおればソリに乗って滑る子も。



10数人の子供たちが思わぬ雪景色に佇むことなく雪遊びに笑顔をみせる。



アカギレを経験した子供もなんのその。

雪合戦も元気が良い。

我が家の息子たちもそうであった何十年か前を思い出した。

奈良市では18年ぶりの大雪であるテレビ報道が伝えていた。

平成8年のことだろうか、そのときだとすれば屋根から落ちてくる積もった雪がドサッ、ドサッと落ちる音。

その都度キャイーンと啼いた我が家の愛犬チロ。

可哀そうにと思って玄関内に入れてあげたら穏やかな顔ですやすや寝ていた。

いや違った。

平成7年は阪神大震災。

翌年の平成8年の5月末は2泊3日で琵琶湖を一周していた。

長距離サイクリングを楽しんでいた45歳のころだ。

自宅へ戻ったときに息をひき取った愛犬チロの姿が愛おしかった。

息子たちもかーさんも泣いていた。

ということはチロが脅えていたのはそれよりもっと前のことだとすれば平成2年かもしれない。

翌日になっても溶けない雪だが、屋根から落ちてくる大量の雪がドサッと落ちてくる。

音がする度に目を覚ます。

隣家のガレージの屋根が崩れていた。

雪の重みで朽ちたのであろう。

我が家のガレージ屋根も不安になってくるほどの量が溜まっている。

いずれは重みで耐えきれずぶち抜くであろうと思って雪掻きをする。

1時間以上もかかる仕事量。

積雪に見舞われる地方の人のしんどさが少しでも判る。

町内を歩いてみればもう1軒もガレージの屋根が崩れていた。

我が家はなんとか持ちこたえた。

いつ設置したのか覚えてないが、たしかヤマヒサ製。

頑丈な作りに感謝する。

(H26. 2.14 EOS40D撮影)

8年目のセミ

2013年11月27日 07時02分49秒 | 自然観察会(番外編)
田中町甲斐神社の行事取材のおりにやかましく鳴いていたクマゼミの声。

シャーシャーの鳴き声は五月蠅いぐらいだ。

耳を澄ませば、どこかとなく違う鳴き声も聞こえてくる。

ジーというからアブラゼミである。



アブラゼミはクマゼミより少なくて、1/4ぐらいである。

何本かの樹木を探してみたが、どっちかといえばアブラゼミが松でクマゼミは桜のようだった。

杉の木にはセミが見つからなかった。

セミが生息する樹木はそれぞれなのだろうか。

(H25. 8. 4 EOS40D撮影)

千日町桜並木の花ちらし

2013年07月20日 07時33分36秒 | 自然観察会(番外編)
一週間前の3月25日は三分咲きだった千日町の桜並木。

いぜんは町内会で提灯を揚げて桜まつりをしていたがいつの間にかしなくなった。

提灯はなくとも桜は毎年咲いてくれる。

道路を見れば桜の花びらが散らかっている。

わりあいと多めにあるので気がついた。

よくよく見れば花ごと落ちている。

落下の桜花は5枚弁。

樹上で囁くスズメが鳴くピチュ、ピチュ。

ざわめかしいほどに鳴いているスズメはニュウナイスズメ。

群生して移動するニュウナイスズメが伝える春の訪れ、第一声である。

道路に落ちていた花はニュウナイスズメが落とした。

蜜を吸ったのか、食べたのか。

一輪ごとに軸を銜えて花を落とす。

軸を銜えているというよりもそこから出てくる蜜を吸っているのだ。

吸い終わると不要になって嘴から離す。

その痕跡が道路いっぱいに広がっているのだ。

それから一週間後4月1日の千日町。

桜並木は満開だ。



一輪桜の落し物がさらに増えていた。

これを「スズメのラッパ吸い」と呼ぶそうだ。

やまちゃん先生の話によれば一輪の花を落とすのはニュウナイスズメだけでなくスズメ、イカル、シジュウカラにヒヨドリ、ウソも見られるそうだ。

食べ方はそれぞれ異なるようですが、いずれもサクラの花。

機会があれば花を愛でるときには野鳥の動きもじっくり拝見したいものである。

ちなみに千日町のニュウナイスズメは拝見した場所以外はとても少ない。

桜並木のどこでもしているのかと思えばそうではなかった。

落ちている花もなく鳴き声も聞かれない。

ある一定の場所だけなのである。

桜の種類はいずれも同じであるが、そこだけだ。

花の蜜の味が違うのであろうか。

(H25. 3.25 SB932SH撮影)
(H25. 4. 1 SB932SH撮影)

動かないキマダラカメムシ

2013年01月12日 08時12分07秒 | 自然観察会(番外編)
大谷池手前の枝にはたくさんの鳥がとまっていた。

カワラヒラだと思われるが・・・。

近くまで寄っているのにすべての鳥は身動きしない。

望遠を持ってこなかったことに後悔したこの日。

話は替るが、一週間前に見つけたカメムシ。

勤務先の玄関前にじっとしていたカメムシ。

奇麗に光っている。ネット図鑑調べてみればキマダラカメムシのようである。

(H24.11. 8 SB932SH撮影)

山添の秋

2012年11月28日 06時35分24秒 | 自然観察会(番外編)
取材前の時間はゆるやかに時を過ごす。

山添村のとある山村を巡っていた。

秋の景色がちらほら感じられる季節になった。

この季節でも咲いていた睡蓮池。

のどかな田園は稲刈りを既に終えている。

9月末のいまどきにも花弁を開く睡蓮があることに気がついた夕刻であった。



池を見上げてみれば大きな実がぶら下がっている。

色はまだみられないが紛れもないアケビ。

熟すには1週間ぐらい待たねばならないだろうか。

秋は少しずつ近づいている。

とある家を尋ねていく途中のことだ。

小さな花が咲いていた。



まるでトラノオの姿のように見えたがそれほど伸びやかでない。

下から徐々に花が開いている・・のだろうか。

まるで花火のような咲き方だ。

後日に教わったその花はツルボ。

ユリ科だそうだ。

少し離れたところには白色から柴色に変化している。



同一種なのか判らないが、花期は真夏から秋口かけて咲くツルボ。

草刈りをした場所では遅咲きもあるようだ。

秋はもうすぐ。

身体も冷えてきた。

(H24. 9.25 EOS40D撮影)

市街地のムササビ観察

2012年08月14日 07時13分49秒 | 自然観察会(番外編)
ムササビを観察する機会を得た。

自然観察会でお世話になっている理科の先生からの案内であった。

これまでにも案内があったが、なにかの事業と重なっていて一度も参加したことがない。

その場ではムササビが食べたとされるエビフライは何個も見つけたことがある。

その度に、ここにはムササビが住んでいるんだと思っていた。

尤も、実際にムササビの姿を捉えることは難しい。

当日の夕方にはどしゃぶりの雨になったが、陽が落ちるころにはあがっていた。

理科フィールドワークでは雨で中止したことがないという先生の言葉が当たったのだ。

集合場所は東大寺南大門辺り。

一人、二人と参集する。

受付を済ませる理科部の先生方。

4月から野遊び自然観察会でもお世話になっている若手の先生だ。

この日にやってきたのは小学校の生徒たちとその親御さん。

この日の観察を楽しみにしておられた。

およそ100人もの観察者で賑わう南大門。

手には赤いセロファンを貼った懐中電灯を持っている。

ムササビを驚かせないように配慮する。

そのころに到着した数人の生徒たちと理科先生。

同行してきたのはNHK奈良放送局のデイレクターとカメラマン。

夕方6時から放映されている「ならナビ」の取材陣である。

学校長先生も参加する「生き物の調査と生き物観察会」が始まった。

走らない、声をださない、電灯は顔に当てないなど勝手な行動は起こさないと注意事項を伝える。

ムササビを初めて見にきてよく見えた、なんていうことはまずないと話す。

この夜の観察会のために事前下見をされた先生方は10頭ほども見たという。

今夜はひょっとするかも、と期待が寄せられる。

果たして今夜は。

ムササビ観察度合いがある。

ランクEは、巣箱やムサ糞、食べた松ぼっくりを発見したとき。

これは私でも可能だろう。

ランクDは、飛ぶ前の鳴き声、目の輝き、ふさふさの身体と尻尾だ。

ランクCは、滑空、親子姿。ランクBは、お乳を飲む様子。

ランクAは、食後の葉脈、姿を捉えた映像。

ランクSが大仏殿の前を飛ぶ姿でしょうと話されるが、暗闇のなかの様相だけに、とてもとても・・・。

ちなみにムササビは頭胴長が50cmぐらいで尾の長さは40cmほど。

意外と大きな身体だ。

皮膜を広げて飛んでいる姿は新聞紙片面ぐらいの大きさになるらしい。

まるで座布団が飛ぶような姿だという。

一方、モモンガの頭胴長は20cmぐらい。

尾っぽは16cmというからムササビの半分の小型動物。

ハンカチを広げた飛び方だそうだ。

種類はまったく異なる動物である。

そうして出発した観察隊。

樹木の植えに住んでいるムササビを求めて歩きだす。

まずはムササビを見つけることにあるが、今は子育ての真っ最中にあたる時期の森は営巣地。

野遊びサポのSさんの話では、若草山の山焼きに行った際、花火にあがる音に驚いて水谷茶屋辺りにいっぱい飛んできたという。

その件は直接見たことではなくて、茶屋の人が話していた状況である。

さて、ムササビはいてるんかな。

木々の上を見上げて歩く。

子どもたちがあっちにいると声をあげた方向を見あげるが・・・見えない。

老眼のせいだろう。

手探りで望遠鏡をその方向にもっていくが、現れるのは樹木の葉っぱばかりだ。

が、見えた。それはまさしくムササビの尻尾。

太くふさふさしていて、わりあい長めっていう感じだ。

姿は見えなかったが尻尾だけでも見えた。

感動もんである。

あっちへうろうろ。

こっちへうろうろ。

見上げてばかりなので首が疲れる。

地べたで寝ころんで見たいものだと思った。

木々は風に揺られてざわめく。

耳を澄ませていれば「グェーーグェーーー」と聞こえてきた。

ムササビの泣き声だが、姿は見えない。

「ギュァーーギュァーー」とも聞こえる。

同行していたテレビ取材陣は子どもたちが観察する様子を撮ってきた。

観察コースは1時間半。



ぐるりと回って戻ってきた。

あっちに飛んだという声で一斉に動き出す子どもたち。

「飛んだ、飛んだ」の声が弾む。

「ゴーーン」。

そのころ丁度、奈良太郎の名がある東大寺の鐘楼が打たれた。

時の合図である。

そんな様子は6日の「ならナビ」で放映されると云っていた。

が、自宅では映らない。

大阪放送局の電波は届くが、奈良放送局は受信されない地域。

残念と思っていたら、13日に放映された奈良市街地のムササビ。

思わず拍手をした。

ムササビは万葉集にも登場する日本固有種の小動物。

奈良時代のことだ。狩りで捉えられたムササビを献上しようとした際に詠われた一文が紹介されていた。

「大夫之高圓山爾迫有者里爾下來流牟射佐妣曽此」は「ますらをの 高円山(たかまどやま)に迫めたれば 里に下り来る」である。

(H24. 6. 2 EOS40D撮影)