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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

萱森の花模様

2016年02月22日 09時43分44秒 | 自然観察会(番外編)
荒起こしをされていた田主の所有地にはいろんな花があった。

名前の判るものもあれば、蕾状態で判断つかないものもある。

数日後に訪れるが花時期は大きく変化しているであろう。

目線を下に降ろした。



そこに咲いてあった小さな花はカキドオシだよな。

これから開こうとする白い蕾がぎっしり。

たぶんにこれはヤマアジサイなのかそれとも単なるガクアジサイなのか・・さっぱり・・。



コバノガマズミかもしれない。

またまた判らない蕾を発見。

黄色の花になるのか、朱色なのか。



さっぱり判らないが、後日に黄色い花だと話していた。

山里田園を離れて山間道路に出る。



これはホウチャクソウでしょう。



ここらあたりにはマムシグサがどっさりあった。

葉っぱの文様で判るホトトギスですが、花色は初夏にならんと判らない。



10月に白い花が咲くといっていたが・・・。



田を見下ろす畦地にあるクワの木。

芽が出た若葉に小粒の花がある。

小さい花はルーペを要するが持ち合わせていない。



背景に散りヤマザクラを入れて撮ってみた。

太夫さんが云う。

ここには散り状態になったヤマザクラもあるが、他にもいろいろあるという。



やや終わりかけの八重の桜もある。

遠目では薄い緑色であった八重の桜。

写真に撮ってみれば白っぽい。



御衣黄と思ったがどうも違うように思えた。

(H27. 4.26 EOS40D撮影)

大宇陀平尾の自然観察

2016年02月04日 09時36分06秒 | 自然観察会(番外編)
平尾の「ナワシロジマイ」の在り方を拝見していた。

旦那さんも奥さんもよく存じている。

作業中に突然のごとく動きだした奥さん。

苗代作りをしていた場より数メートル離れた溝に向かう。

なにやら探す奥さん。



探し求めていたのはカワニナだ。

カワニナはヘイケボタルの食料。

幼虫時代の姿は毛虫のヘイケボタル。

虫が液を出してカワニナを溶かして食べる。

一匹のカワニナを一週間もかけて食べるヘイケボタル。

そう話す奥さんが探すホタルは見つからなかったが、溝に生息していたカワニナを探し出した。

若葉の芽が出たての「ウルイ(正式名称はオオバギボウシ)」を茹でて酢味噌で食べたい。

そう云ったのは私だ。

奈良県内で探しているが、未だ見つからない。

出たてが「ウルイ」によく似ている「ウバユリ」を「オバンノシリフキ」と呼んでいた大宇陀平尾の住民。

どういう発想でそんな名を付けたのか本人も判らないという。

そこにいっぱい自生している「ウバユリ」の芽。



それを撮らずにニョキニョキ芽が出た「ゼンマイ」を撮っていた。

見るのもいいが食べるのもいい。



ポキポキと折って収穫する。

天日干しした「ゼンマイ」は保存食。

自然の美味さを味わいたい。



その場は小さな白い花も咲いていた植物がある。

葉っぱを見れば一目瞭然の「ヤマワサビ」だ。



自生の「ヤマワサビ」は水分たっぷり。

ワサビが好む日陰の地には自然の恵みがいっぱい生えていた。

「ワサビ」はあげられんが、はびこる「ユキノシタ」を採ってくれた奥さん。

持ち帰って庭に地植えしたらしっかり根付いた。

(H27. 4.18 EOS40D撮影)

中畑の春花

2016年01月17日 09時39分22秒 | 自然観察会(番外編)
水口の様相はどうなのか。

状況を確認に出かけた奈良市の旧五ケ谷村は荒起こしの真っ最中だった。

苗床を整えて水口に谷川の水を注いでいた場もあった。

近くにいた婦人の話しでは一週間後に何軒かが苗代作りをするらしい。

旧五ケ谷の一角。

ここは急な坂道にある中畑。

登り歩きするだけでも息切れする。

黄色い花はなんだろうか。

ハナズオウはマメ科。

4枚花弁の黄花はどうも違う。

どうやらチョウセンレンギョウのように思える。

後方に満開となった桜樹を配置して撮っておく。

チョウセンレンギョウの葉は広い。

シナレンギョウもチョウセンレンギョウも列片はやや狭くて尖がっているように感じる。

突き出すようなオシベも見られないことからレンギョウと思われる。

山盛りのように咲いたレンギョウを写真で見られた知人の「らもさん」。

その姿から「ヤマモリレンギョウ」と命名された。



少し引いて農小屋も配置した景観も撮っておいた。

ぐるりと右旋回して桜樹の全景も撮った。



春に優しい農村の景観にずっと佇んでいたい。

ちなみに我が家に咲いているレンギョウはこれだ。



若干、花つきが違うように見える。

(H27. 4. 5 EOS40D撮影)

ツバメの番い争い

2016年01月09日 09時56分06秒 | 自然観察会(番外編)
天理のあるトーヤ家にツバメがやってきた。

以前からあるツバメの巣がある天井にむき出しのガイシや電線。



そこに留まっていた二羽のツバメにもう一羽のツバメが飛んできた。

鳴き叫んでツバメが追い出しをはかる。



何度もやってきては追い出す。

メスツバメの取り合いのように思えた。

(H27. 3.30 EOS40D撮影)

大塩不動滝のカツラ

2015年09月08日 08時37分16秒 | 自然観察会(番外編)
伊勢講を終えた村人。

山添村の大塩にはカツラ(桂)の木があるという。

奈良県では山添村の岩屋や天川村のみたらい渓谷、上北山村の小橡川、野迫川村ぐらいしか見られないという自然木のカツラ。

京都の笠置にもあるという。

八柱神社裏の不動滝付近に植生しているからといって案内された。

鬱蒼とした樹林帯を歩く。

上流から流れる不動川は苔むした川は滑りやすい。

カツラの木は落葉樹。

青葉の季節に見られる葉はハートの形らしい。



その下に何を安置しているのか判らないという石祠がある。

さらに上流を目指す。

小さな滝が不動滝。



対岸に不動尊があった。

(H26.12.14 EOS40D撮影)

戦勝の木

2015年05月10日 07時54分49秒 | 自然観察会(番外編)
この日訪れた田原本町阪手北。

自治会長がここにあると案内された八坂神社の樹木。

一本の木を指さしてこの木は「戦勝の木」と呼ばれていると云う。

その木の木肌はヒノキのようである。

見上げてみればトゲトゲの葉に緑色の実やこげ茶の実がついていた。

落下した実は松ぼっくりのような形ですが、マツでもなく、ローズ花弁のような形になるヒマラヤスギでもない。

ヒノキやスギ、マツの仲間は松ぼっくりのような実をつける。

葉の形状はスギのようでもなく、ヒノキでもない。

ましてやマツでもない。

一体何の木であるのか。

一旦、帰宅してネットで調べた。

「戦勝の木」と呼ばれる木は各地の神社などに植えられている。

そのほとんどはケヤキである。

自然観察会のやまちゃん先生が各地で拝見した「戦勝の木」はケヤキの他、クスノキ、スギ、サクラのようだ。

成長が早く、大木になる木が選ばれていると云う。

大和郡山市内では日露戦争の戦勝木としてクスノキが選ばれていたと話す。

ネットで調べればある意味であろうか、ヨロイのような形の樹木もあった。

ヨロイスギとかヨロイマツだ。

もしかとすれば「鎧」が「戦勝」の意味をもつのではと思ったが、そうではなかった阪手北の「戦勝の木」。



トゲトゲ葉や実の形状から判断した「コウヨウザン」。

充てる漢字は「広葉杉」。

間違いないと同定してくださった。

「コウヨウザン」は江戸時代に海外から渡ってきたそうだ。

まっすぐ伸びることから「戦勝の木」の一つとして選定されたのであろう。

自治会長が云うには「この木は県内でもここしかないだろう」、である。

(H26.10. 5 EOS40D撮影)

北白木の花観察

2015年03月12日 19時11分42秒 | 自然観察会(番外編)
奥さんがいろんな花を植え付けている前庭。

ひらひらと飛んできたキアゲハはコオニユリにとまって蜜を吸いだした。



ツマグロヒョウモンの♂が花にとまる。

ツマグロヒョウモンの♀は前羽根端の黒紫が目立つので交尾しているときは色彩が区別しやすく、狙い目。



右触角が欠損したラミーカミキリも飛んできた。

夕方近い時間帯は昆虫たちも夕食どきであろう。



紫色の小さな花が咲いていた。

お盆の時期によく見かける花である。

四角い茎はザラザラ感がある。

ギザギザの対性葉は細いなどの特徴をもつ花はヤナギハナガサだ。

(H26. 8.13 EOS40D撮影)

夏はセミの声

2015年01月22日 09時30分07秒 | 自然観察会(番外編)
数日前にシャーの声が聞こえた。

一瞬であった。

なんとなくクマゼミの鳴き声のように思えたが、続かなかった。

我が家の駐車場に停車した。

ドアを開けたら脱け殻があった。

挟まったらペシャコになってたろうに。

たぶんにクマゼミだけど、出かけるときはなかった。

駐車場はコンクリート。

どこから出てきてここまできたんやろか。

その後の16日。

送迎中の櫟本辺りの木々からシャワ、シャワと聞こえてくるクマゼミの鳴き声。

一斉に出てきたのであろう。

天理の庵治町でも聞いたクマゼミの鳴き声。

セミセミセミーと聞こえるのである。

翌朝の17日。

雨戸を開けようとした際に見つけたセミはアブラゼミだった。

ガラス窓と障子に挟まれていたのだ。

死んでいるのかと思えばそうではなかった。

カメラを準備しようとしたが、間に合わなかった。

ジーと発しながらお外に飛んでいった。

その後の18日の朝は自宅周りで盛んに鳴きだしたクマゼミ。

五月蠅い夏の声で目が覚める。

(H26. 7.11 EOS40D撮影)

明日は雨か

2014年12月17日 07時12分49秒 | 自然観察会(番外編)
5月28日から6日間連続の30度を超す真夏日。

「今日も暑いな」とお日さんに向かって「なんとかならんか」と願うように拝んだ。

眩しいお日さんの周りに大きな円が描かれていた。

本日、11時20分のことだ。

虹のような環はかさ(暈)だ。

明日は雨になるかもしれない。

仕事中の待機時間に撮ったが、携帯画像では判り難い。

・・・かさ(暈)は日中に出現した場合はひがさ(日暈)と呼ぶ。

出現した数日後には雨になると気象庁は云う。

九州では梅雨入りするかもしれないとテレビが伝えていた。

その通りになった翌日2日の夕刻は雨が降ってきた。

それから2日後の4日は近畿地方も梅雨入り宣言がでた。

(H26. 6. 2 SB932SH撮影)