イワン・アサノヴィッチには三歳の孫娘がいます。ミイとかミユとか呼んでいますが、どうやら一人前に第一次の「反抗期」になったと思えます。
ミイちゃん、チャポ(お風呂)に入ろうとママが誘っても『イヤダ!』と言い、ゴハンを食べようと言っても『イヤダ!』と言う具合に『イヤダ!』の連発です。
説き伏せるのに少々時間がかかりますが、成長過程での現象ですから致し方のないことです。
思い起こせば三年前、ミルクを飲み眠っていただけの、あのミイが今はチョコチョコと動き回り大人に向かって『イヤダ!』を連発するんてすから滑稽でもあり、頼もしいとさへ思えます。
そんなミイをイワン・アサノヴィッチは『ミイちゃん、最近ナマイキなんじゃない。』と言いながらギュッと抱きしめます。傍らで見ていた嫁が『お義父さんも、いじめたくなるでしょう。』と言って笑っています。
玄関さきでミイが『あ!虫さんが隠れん坊している。』と言っています。
冬になり庭の観葉植物を玄関に並べた鉢の底に虫が隠れたと言うのです。反抗期になったとは言え可愛いと思わずにはいられない言葉づかいです。
『ミイちゃん、何処に虫がいるの?』と鉢の底を覗いた、大の虫嫌いなママは『きやあ!お義父さん、アブラムシです。何とかして下さい!』と大騒ぎ。
無邪気なミイにとってはアブラムシも虫であることには変わりありません。
反抗期という自己主張の現れは自我の確立に必用なことだと思いますが、まだまだ残って同居している無邪気さもさりとて仲々に可愛いものです。
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