イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

伊東 乾氏の、尖閣・竹島の時代だからこそ日韓中合作、を読んで

2012-11-21 01:04:42 | 国際・政治

 日経ビジネスオンライイン(2012/11/19付け)の伊東 乾氏の上記標題の論文を読んだ。大いに共感・共鳴した。

イワン・アサノヴィッチは予てより「日・中・韓・台」はひとつの連合国家を目指すべきだと考え主張している。少数民族は存在するものの、日・中・韓・台の大多数はモンゴロイド民族で仏教・儒教文化圏であり漢字言語圏でもあり、国家形成に必要な基幹的要素にあまりにも共通項が多いと考えているからである。

伊東 乾氏は作曲家・指揮者であるが、専攻は東京大学で物理学や総合文化を学んでいる。氏は先日、都内で無料のシンポジウムを開催した。シンポジウムには堤清二氏を始めとした、各界の最前線で活躍し、実践的な活動を通して大きな成果を上げている方々ばかりである。(NBO:2012/11/19参照)

氏は「現場から立ち上がる仕事」を評価し、たとえ芸術であっても“イメージ”のみ先行のアーチストは評価しないとし、微細に亘る「方法」に拘った作品・仕事の重要性を説いている。即ち、大括りな言い方になるが“実践の優位性”を説いている。

現今、「日・中・韓・台」には戦後政治のきちんとした融和もなく、それがため尖閣や竹島のごとく領土問題で軋轢が生まれている。

氏は学術とは政治や軍事が対立する時期・時代にあっても、必ず平和と相互尊敬のうちに席を共にできる場であると言う信念を持っている。そして経済交流や文化交流の場での実践例(ITの国際円卓会議での中国と台湾の協調)を示しながら、共に平和的に話し合う「方法」の優位性・重要性を説いている。

軍事力で他国を牽制し、海底資源や漁業資源を独り占めしたところで、東アジアに真の恒久的な平和など訪れない。イワン・アサノヴィッチは、アメリカも含めた関係国の政治的な打算と軍務官僚や死の商人の暗躍を許すべきではないと確信している。


衆院解散・野田マニュアル首相

2012-11-17 01:19:04 | 国際・政治
 

 今夕、衆議院が解散された。<o:p></o:p> 

徒な「延命治療」をしながらダラダラと野田佳彦政権は続いていた。そんな状態に多くの国民は飽き々々していた。マニュアル人間がそもそもマニュアルに無い事態に直面すれば、即ち為す術を見いだせなくなるのは当たりまえと言えば当たり前である。

 

 最大野党の自民党も輪を掛けて、だらしがないから国民にとって無為な時間だけがなおさら消費されていた。
 

 

 声なき国民の声など聞く能力のない自公民のセンセーたちは、こともあろうに国会でバンザイを三唱していた。国会オタクのセンセーたちが国民の気分・感情から如何に遊離しているかがハッキリと証明されたと言っていいだろう。

 

 だからと言って議会制民主主義の限界だとかナントカは言いたくない。政治を変えて行くという実効性を考えるならば、議会主義の蔑視や投票の棄権なんて言う虚無的な思想・態度は意味が無く生産的ではない。<o:p></o:p>

 

 解散後、野田は民主党の議員説明会で『以前のような“世襲政治“に戻してはならない!』などと気張って言っていたが甚だ的外れな指摘である。<o:p></o:p>

 

自民党の安倍晋三総裁が二世議員であることへの面当てであり、早くも“単なるネガテイブキャンペーン”を張っているに過ぎない。この程度のことは確かにマニュアルに書いて在るのだろう。<o:p></o:p>

 

前政権では福田や麻生などと世襲議員が続いたが、野田程度の一世議員と五十歩百歩である。<o:p></o:p>

 

 フクシマ第一原発事故の中では、マニュアル育ちの保安院や東電本店、内閣府の超エリートたちがマニュアルに書いてないことに対してはまるで無力であったことが証明された。<o:p></o:p>

 

野田は松下政経塾の門下生である。前原やそのほか有象無象と居るが、自分たちは十分な教育を受けた、さもさも“政治家のプロ”然とした顔で国会を跳梁跋扈している。

 

 はたまた「維新塾」などと言う大看板を掲げて、インスタント議員をもっともらしく作り上げている輩が大阪に居る。これとて所詮は松下政経塾の二番煎じであり、情熱やビジョンのない“マニュアル国会議員”を粗製濫造しようとしているに過ぎない。<o:p></o:p>

 

 いまや国会・官界・経済界・マスコミ・etcにこのマニュアル病が蔓延している。日本ではマニュアルにない事態が続出している。経済活動では中韓に追い越され、拉致された国民の一人をも未だに帰国させることが出来ず、最近にいたっては北朝鮮の新指導者に揺さぶりを掛けられている始末である。<o:p></o:p>

 

 野田佳彦よ!二世議員は、マニュアルしか持ち合わせない政経塾育ちの議員よりはマシだ。とまでは言わせないで貰いたい。<o:p></o:p>