イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

町内会・班長の最後の回覧文書

2021-04-25 17:25:25 | 社会・経済
 班長・イワン・アサノヴィッチの任期最後の回覧文章になります。
どうぞイワンの個人的な見解としてですが、お読みください。
ご承知の通り、当班においてもいわゆる高齢化が進んでおります。
 今後の班長の任務・当番についてひとこと提案させて頂きます。
【 提案です 】
班長の当番・交代につきましては、先の回覧板でお知らせした通り、外回りは○○さん宅から始まり、反時計周りで△△さん宅が最後になります。そして、内回りの◇◇さん宅に引き継がれて、やはり反時計周りでイワンが最後になります。
途中に新規の転入者が在った場合でも、この順番に従って貰います。 
そして、提案なのですが。
「単身の高齢者(=75歳以上ぐらいの方)」が、若し希望すれば当番は免除する方法に変更する、という内容です。もちろん特に希望が無ければ当番の任務を遂行してもらう事になります。そして、その場合は現在の班長と来年予定の班長さんに事前に了解を貰っておいてください。 
以上が提案ですが、特に異論がなければ、相互扶助の精神に基づいて来年以降から実施して行きたいと思っています。(異論在る方は、イワンか次期班長の●●さんに連絡ください。) 
そして、今後の班長の任務の軽減化と区費負担の軽減化については、区の役員会に諮ってもらうべく、イワンの方からも意見を挙げて行きたいと思っています。
(4月3日、HH区長に提案しました。結論は来年度以降になると思われます。)
 乳幼児の虐待・学校内のイジメ・職場内のハラスメント・高齢者への詐欺や殺人・・
これらの根本にあるものは全て弱い者イジメなのですね。
今の日本は「格差は在って当たり前」という政治です。従って、庶民国民の間に過剰な格差や分断が生まれて、連帯する気持ちがうすれて、昔のように互いに手を取り合って生活をして行くという雰囲気が無くなりつつあります。
 
昔のように、学校・職場・地域で誰もがフツーに生活していける日本社会を壊さないためにも、M町内K班はこれからも団結してまとまって行きたいと考えています。
そして、一人では解決しないような問題も隣近所とか班の仲間と相談しながら改善・解決して行こうではありませんか。
このことについて、ご意見がありましたらイワンでも新班長の●●さんにでもお寄せください。
1年間、有難うございました。新班長のもと、今後ともご理解とご協力を、お願いいたします。      (令和3年4月吉日)

坂本龍一と東北地震の被災地の子ら

2021-03-29 11:30:25 | 社会・経済
 東京新聞(2021年3月 4日:夕刊)に、音楽家・坂本龍一の近況記事が載っていた。
即ち、東北震災地の子どもたちと音楽を通じた氏との交流活動に関する記事である。
震災で残った楽器を修理手入れしながら音楽に親しむ、小学生から大学生までのチームと「希望の楽団=東北ユースオーケストラ」を結成し、音楽を通じてこれからも成長していく事を目指した活動をしているという内容の記事だった。
 読み終わった時に、さすがに坂本龍一だとイワン・アサノヴィッチは思った。一流の音楽家が東北震災地の子ども達と一緒になって、まさしく音を響き合わせる喜びを再確認している姿だ。
近年、パフオーマンス狙いの人間が芸能界のみならず、政治・政界の場にも現れ始めている。見っとも無いことだ。
しかし、坂本龍一氏の活動はそんなレベルを通り越し、崇高ささへ感じさせるものである。 事実、この楽団から本格的にミュージカルの仕事に進んだ女性のフルート奏者も現れたとのことだ。
芸術家が“ひとり孤高の世界”に閉じこもり、その境地を展開する活動もある。
また、しかしになるが、坂本龍一氏の如く、震災地の子どもたちと一緒しながらの音楽活動ともなれば、意味合いは少しく違って来るのだろう。 
と言うよりも、文化・芸術・芸能活動が、そもそも人間社会に無関係に存在すること自体があり得ないことなのである。
 近年のスマホやネットの爆発的な普及に伴って、一方ではじっくり文章を読んで時に周囲の人たちと話題になったり議論になったりという光景は殆ど見られなくなってきたのである。
余談になるが、週刊誌の記事がいっときの受け狙い、あるいは売り上げ狙いのために、荒んだ記事の大見出しで発行されるケースが増えて来ているようにも見える。
共産党の機関紙が「政官財癒着ムラ」の接待問題に鋭いスクープを放っている裏には、政治問題だけでは売り上げ増に繋がらないという出版社の営業と編集スタンスが在るのではないかと疑わざるを得ない。
 坂本龍一を初めて知ったのは、映画「戦場のメリークリスマス:1983年公開」を鑑賞した時である。主演と同時に音楽担当もして、主題曲も異色を放ち日本人作曲家とは思えない旋律で、イワンは強烈な印象を受けたものであり大いにヒットした。因みにデビット・ボウイとビートたけしが共演したことでも、とことん異色な映画であった。
 ともあれ、この東北ユースオーケストラでは彼の私財を投じての活動が多分されているだろう事も推測できる。芸能人はともあれ、パフオーマンスに腐心している、政治家や知事さんたちは、氏の爪の垢でも煎じて飲むことをお勧めする次第だ。

少子高齢化は“小婚”高齢化のこと

2020-12-05 18:17:37 | 社会・経済
 「少子高齢化」という言葉が生まれてこの方、久しくなってしまった日本社会。
間違いなく高齢化が進む一方で少子化は留まるところを知らない。
しかし、少子化のほんとの原因は、単純に一人の女性の出産数が減ってきた、という理由だけではないように思われる。
 今年、輪番で町内会の役員になった。さて、改めて町内会の様子を概観してみると、或ることに気が付いた。
某班の事であるが…16軒のその班には40歳以上の独身男性が何と16人ほど親と共同生活しているのである。しかし問題と感じたのは、そのうち結婚している人は僅か6人なのである。即ち残る10人の男性は独身なのであるが、中には60歳になんなんとする人もいる。3分の2の男性が結婚していないのである。
そもそも結婚しなければ女性は出産しないものなのである。
よく言われている「少子高齢化」という言葉はウソで、実は「小婚高齢化」と言った方が実態としては正確なのである。そして、この実態はこの班だけの特殊な例ではないのである。即ち、ほぼ町内会の全域に、強いては日本の国の全域に亘る現象だと思われる。よく聞かされる少子高齢化という言葉の正確な意味合いは「小婚高齢化」なのである。
メデイアは一体全体その実態をきちんと把握していないのであろうか・・とフト思う。
そんな事はあり得ないと、イワン・アサノヴィッチは推測している。なぜメデイアやマスコミ関係者がこの事実を黙視しているのかを考えると、或る事実が思い当たる。
其れは、いま自民政権と政官財癒着ムラの住民が進めようとしている、格差拡大と日本国民の間に分断を持ち込もうとしている為ではなかろうかと考えられるのである。
 すっかりアメリカナイズされた竹中平蔵はアメリカモデルをこの日本にも当てはめようとしている。即ち、「自己責任」だけが結論の新自由主義を日本に持ち込まんと暗躍している男であり、残念ながらその効果も徐々に出始めている。
それは、さきに菅首相がいみじくも『自助・共助・公助』と宣言した言葉に観られる通り、庶民国民は自己責任でこの世の中を生きて行けとし、政治行政を当てにするな!と突き放した言葉を愚かにも発しているのである。
 過ってメデイアは労働組合の社会党と共産党による主導権争いを過大に報道し、一般労働者を労働組合から離反させる役目を客観的に果たしてきた。
企業や役所では労組が縮小して行った。のみならず地域では町内会も縮小ないしは解散が進んだ。関連して同窓会・子ども会みたいなものまでもが無くなってきた。
加えて「新自由主義」なるマヤカシ政策は過剰な競争主義を煽り、自己責任を当たり前化してきた。即ち庶民国民が政官財癒着ムラ住民に寄ってこの間、分断されてきたのである。
こんな薄ら寒い世相が蔓延化した社会で、男女のほのかな恋や結びつきが維持・持続されるとはとうてい思われない。

『加計学園問題「行政ゆがめられた」 前文科次官、文書は確実に存在する』

2020-10-11 12:30:38 | 社会・経済
 少し古いが、思い起して考えた方がいいと思い掲載することにしました。
全国の自民党支持者の皆さん!これで良いのですか?と問いたいですね。

東京新聞(2017年5月26日)から 
 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が系列大学の獣医学部を国家戦略特区に新設する計画を巡り、文部科学省の前川喜平前事務次官が二十五日、都内で記者会見し、「総理のご意向だ」などと内閣府から文科省に伝えられたことを示す記録文書について、「確実に存在していた。担当課から説明の際に見せられた」と証言した。
獣医学部を新設する特区が認められたことについては、「極めて薄弱な根拠のもとで認められ、行政がゆがめられた」と指摘した。 
 安倍首相の意向が文科省の政策判断に影響を与えた可能性が出ていたが、菅義偉(すがよしひで)官房長官が文書の存在を否定し、同省の省内調査でも確認できなかった。
当時の同省事務方トップが存在を認めたことで、文書の信ぴょう性が高まった。前川氏は国会への証人喚問について「要請があれば応じる」とも明言した。
 前川氏は会見で、民進党が入手した八枚の文書について、「昨年九月から十月に(獣医学部を担当する)専門教育課から報告を受けた際に受け取った。
同課で作成し、幹部の間で共有されたことに間違いない」と述べた。
 文書の中の「官邸の最高レベルが言っている」との記載について、「一番上なら総理、その次なら官房長官だと思う。
もしそうなら気になることだと思った」と、自身の受け止めを振り返った。
 獣医学部の新設は、文科省などが「獣医師の人数は足りている」などと反対して五十年以上も見送られてきたが、昨年十一月になって、安倍首相を議長とする国家戦略特区の諮問会議で決まった。
 この経緯について「本来なら、農林水産省から獣医の人材需要への明確な見通しが示されるべきなのに、それは示されず特例を認めることになってしまった。
極めて薄弱な根拠のもと認められた」と指摘。「大臣(松野博一文科相)からも懸念が示されたと証言した。

黒川弘務検事長が賭けマージャンで辞任

2020-05-22 13:24:19 | 社会・経済
 アベ政権に近いとされてきた黒川弘務東京高検検事長が辞表を提出した。
アベがマヤカシの閣議決定をして、わざわざ定年延長をした黒川が賭けマージャンをしていたことが露見して、世論の厳しい批判に耐えられず辞任することになったのだ。
 
アベは自分のお気に入りの黒川検事長を検事総長に据える為に、マヤカシ閣議を開き、従来の定年年齢を延長する決定をした経緯がある。
狙いは勿論のことであるが、「政官財癒着ムラ」の住民に黒川を加えることにあり、且つその後は自身や身の回りの人物が逮捕されたり起訴されたりする事が起きないように事前の犯罪準備を整えるためだった。
 
北朝鮮じゃあるまいし、こんな勝手な政権運営がとうてい許されるものではない。
現政権の中でも、非自民党系あるいは革新系の少なからずの検事たちは人事上の差別を受けている筈である。事実上の司法の支配をアベは行っているのである。
三権分立という日本の民主主義運営に関するルールを根底からひっくり返すような事を、裏では「人事案件」の通常運用という隠れ蓑を使って行ってきたのである。
だから、その傲慢が今回のお気に入りの黒川の登用人事となって表面化したのである。この傲慢さは今の日本を徐々に壊し始めているのである。

SNS世界では、数百万人にも上るツウイートやコメントが発信され、宮本亜門氏ら多くの著名人も怒りの記事を投稿していたのである。
従ってアベも、マズイと判断したのであろう、今国会での「定年延長法案」成立を見送ったのである。そんな矢先に“話題の人物”が産経や朝日の報道関係者らと賭けマージャンをしていたことが露見したのである。「天網恢恢、疎にして漏らさず」である。

イワン・アサノウィッチも某県庁の職員で定年退職した身であるが、アベの傲慢さは全国津々浦々の自治体人事にも、コロナウイルスではないが「感染」していると身をもって体験しているのである。
イワン・アサノウィッチは共産系労組の役員をしていたと言う事で30代から定年まで人事昇任差別を受け続けてきたのである。当然に給与・退職金・年金にも差が生まれ、ザッと概算計算しただけでも同期の連中とは数千万円の経済的な差別となっている。

即ち、アベ自民の輩にはそもそも国民奉仕のための公平・公正な人事と言う認識など微塵もないのである。
在るのは「今だけカネだけ自分だけ」思考だけなのである。