イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

またもや、孫娘に一席ぶたれました

2018-06-20 13:40:54 | 出産・育児
 過日、東京の次男一家が我が家に泊りがけで遊びに来ました。
間もなく5歳になる志穂と弟の悠人も一緒です。
両親ともにサラリーマンの共働き家庭ですから、いきおい生活環境には“自然”的なものは少なく、そのてん実家の我が家には猫のハナが同居していたり、ジイジが近くの農園で趣味の畑作をやっていたりするので自然は割と身近に存在します。

 イワン・アサノヴィッチは孫娘の志穂と畑へと連れ立ちました。
ちょうど「一本太ネギ」が収穫の時期になっていました。ネギはご承知のとおり下半分の白い部分は地中に埋まっています。だいたい30cmから40cmが埋まっている訳です。掘り採りは結構と大変な作業なのです。

イワン・アサノヴィッチでも半分の20cmぐらいまでは手植えスコップで土を除いてから、そして静かに両手を当てて垂直方向に引き抜きます。それでも注意をしないとネギを握り過ぎて強めになると、いちばん外側の皮だけを剥ぎ取る結果になってしまいます。先ず、ネギ1本の引き抜きを実演で志穂に見せながら説明します。

2本目は志穂がやりたいと言うのでやらせましたが、案の定ネギの握り方が強すぎて一番外側の皮が剥けてしまいました。勿論、十分に食べられる部分です。
従って土の掘り下げを増やして残りの部分が僅か5㎝ぐらいのところまでにしてやらせてみました。イワン・アサノヴィッチも垂直方向になるようにそっと手を当てて志穂の手を誘導しました。

やっと抜けたものの、収穫した二番目のネギはやはり外側の皮が少しねじまがり、且つ垂直が保てなかったのでしょうかネギ本体に折れ目が生じていました。
『ああ、やっぱり志穂ちゃんには未だネギの収穫はムリだね・・』 と、イワン・アサノヴィッチは独り言ともつかぬ言葉を発していました。
イワン・アサノヴィッチにとっては、他愛のない独り言みたいなものだったのですが・・聞きとがめた志穂にとっては、そうではなかったみたいでした。

志穂は敢然と・・・そうです「仁王立ち」になってイワン・アサノヴィッチを睨みつけながら、『ムリだね、なんて言わないで! 志穂ちゃんは少しはお手伝いしたんだから、アリガトウって言って!』 と一喝が飛んで来たのです。
『へへ~っ、志穂様お説ご尤もでございますー。』 イワン・アサノヴィッチは平身低頭、二の句も在りませんでした。

?ミユの我慢

2013-09-01 19:20:36 | 出産・育児
  

夏休みのさなか、6歳の孫娘と百貨店のキッズランドに行って来ました。

たくさんの親子連れで混んでいました。

?ミユは大小の風船が宙を舞うスペースで遊ぶのが好きです。

以前はその後にミニ機関車に乗るのが常でしたが、今は乗らなくなりました。

その代わり、隣に設営されているオモチャ売り場で“ウインドウ

ショッピング”をすることが多くなりました。

プリキュアやジュエルペットのシリーズものがところ狭しと並んでいます。

ドールハウスキットと言う値段の張るものが、やはり子どもたちの目を惹いています。

ミニチュアーのハウスのリビングやダイニング、寝室などに着せ替えの

プリキュア一家が華やかに暮らしているオモチャです。

?ミユは何時もこの前に立つと足が止まってしまいます。

ママはこの手のオモチャは買わないことにしているそうです。

『だって、一回でも買ってしまうと次から次へと出てくるシリーズものを

買わずにはいられなくなっちゃうから…切りがなくなっちゃう。』 

と言うのが言い分です。

?
ミユもそんなママのスタンスを薄々と理解しているようです。

だからオモチャコーナーでは何時もウインドウショッピングで我慢しています。

『やす子ちゃんはね未だ3歳なんだけどね、ほんとはねキテイーちゃん

が好きなんだけどね、買わないで我慢してるんだって。』 と?ミユ。

ママ同士の子供向けのプロパガンダ会話を、?ミユは半ば信じています。

自分の我慢とやす子ちゃんの我慢が複雑に心の中で入り組んで出た

言葉なのでしょう。

欲しくて堪らない気持ちと、我慢しなくてならない気持ちとの葛藤を吐露していました。


     
         Img_0175



?ミユのブランコ

2013-06-16 19:59:12 | 出産・育児
  

?ミユは5歳になる、イワン・アサノヴィッチの孫娘です。
?ミユには8ヶ月になるヒナ君という弟がいます。去年の秋に生まれました。

ママは元気なひとですが妊娠中の悪阻(つわり)は割と重いほうでした。だから、妊娠して程なく?ミユちゃんのアレコレの細かな面倒は余り見られなくなりました。

5歳まで一人っ子同然で生活してきた?ミユにとっては、少し辛い心理的な変化でした。

秋、ママは出産のために入院しました。?ミユはパパと二人だけの生活になりました。?ミユにとってはこんな事も勿論はじめての経験でした。

夕方、ジジとババが?ミユを保育園に迎えに行きます。ママの病院に見舞いに行ってから夕ご飯を三人で一緒に食べました。

仕事の都合が付いた時はパパも帰って来て一緒に食べることができました。

お風呂に入ってパパと二人だけのおやすみです。そしてジジババも実家に戻って来ます。

その頃から?ミユにはブランコに乗ることが習慣になりました。

ジジと保育所からの帰り道に、児童公園がありますが、必ず寄り道をしました。狙いはブランコに乗ることでした。

『ジジ!背中を押して。』とせがみます。ジジの大きな手のひらが?ミユの小さな背中をい~ち・に~のかけ声と共にそっと押します。

少し疲れてイワン・アサノヴィッチが押す手を休めると、すかさず『ジジ!もっと背中を押して。』と?ミユは要求します。

そんな時間が毎回のように延々と40分・50分と続くのでした。
秋の夕日はすっかり落ちてあたりは薄暗くなっていますが、?ミユは背中に触れるジジの大きな手のひらの感触を一回々々確かめているみたいでした。

パパと二人だけで、ママが居ない毎日の生活は?ミユの小さな心に淋しく々々響いていたのでしょう。

やがてママとヒナ君が退院し、産後の肥立ちの養生を兼ねてジジババの家に来ました。
ママとヒナ君の三人は三週間ぐらい滞在しました。

パパは勤務時間のことがあって毎晩は戻って来られませんでしたが、?ミユの心境はだいぶ落ち着きました。

やがて、新家族4人が揃って自分のおうちに戻る日、?ミユはこれ以上はないと言う満面の笑みを浮かべながら『ジジババ!バイバイ!』と元気に帰って行きました。

いまは、お姉ちゃんとなった?ミユとママは“女の戦い”の前哨戦とも言うべく、結構と激しい口げんかをしあっています。(笑い)

?
ミユはジジの近くの公園に行くと今でも相変わらずブランコに乗りたがります。
そして、やっぱり『ジジ!背中を押して!』とせがみます。

でも…、イワン・アサノヴィッチの背押しの時間は10分ぐらいに短縮されました。(-_-)