イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

子どもの貧困、6人に1人

2014-10-11 13:17:46 | 社会・経済

 子どもの貧困率が6人に1人だと聞いて驚きました。
大人の貧困も相当数だと言うことは先刻來きいていましたが、まさかその数字が連鎖して、子どもにまで直結しているとは気がつきませんでした。
驚くと同時に悲しみがドッと湧いて来てしまいました。

私の初孫は7歳となり、今春の4月に小学校に入学しました。
入学式では孫娘が緊張した面持ちで、新入生入場の時、キョトキョトしながら体育館に行進してきて整列しました。
そんな姿を観て、両親ともども『ああ、とうとう小学生になったのか…』と暫し感慨に耽ったものでした。

やがて、入学式も無事に終わり記念撮影となりました。
新入生はステージに上がって下さいと先生からの指示がありました。
120人の新入生たちはみんな元気よく階段を上り、整列をしました。
まるで、その樣は卵から還ったヒヨコのようにピヨピヨとしていました。

昼前に入学式は終わり、昼食は船橋市内のレストランでジジババからのお祝いがてら外食をしました。
もう半年前の出来事だったのですが、初孫の入学式はそんな様子だったのです。

6人に1人の子どもが貧困だと聞かされて、その日に入学した子どもは120人でしたから、あの中の20人の子どもが、レストランどころか家に帰っても昼食にありつけない子どもが居たのかも知れない!
入学式だから、親御さんが貧しい中から昼食は用意してあったのかも知れない。がしかし、晩ご飯は抜きになったのかも知れない。

そんなことを考えたりすると、イワン・アサノヴィッチは居たたまれない気持ちになりました。

大人の貧困だったら、当事者本人はまだ我慢が出来るでしょう。
でも、ピヨピヨしたヒヨコ同然の子どもにはムリな話です。
子どもに格差や過酷を強いる社会・国に未来はないのではないでしょうか。
「6人に1人ぐらいは仕方が無い」では済まされません。

◆アベノミクス経済が見落としているのか、無視しているのか…。

 


遅まきながら、ラッキョウ播種

2014-10-05 15:55:56 | 農業

 9月の21日、遅まきながらラッキョウを植え付けました。

 種は2.1kg購入しましたが、1割ぐらいは不良でした。

 ラッキョウは我が家にとっても大事な野菜で、漬け物にしておけば、まるまる一年は食用にもなるものです。

 実際の植え付けは2kgと思われますが、この料でも来年の収穫の時にはご近所にも配ることができます。

 このブログをお借りして、今年のラッキョウの“出来具合のワルさ”について言い訳をさせて頂きます。

 昨年、植え付けしたところは初めて手がける新しい圃区でした。

 前任の耕作者は全く有機肥料を施さない人でした。

 知識が無く、肥料代の出費も抑えて、化成肥料しか使わなかった人でした。

 従って、畑は痩せ放題で、イワン・アサノヴィッチが標準の量の肥料を撒いたのでは足りなかったようですした。

 出来上がったラッキョウも小粒となってしまいました。

 洗ったり切ったりするのに、さぞかし手間が掛かったと思います。

却って、ご迷惑をかけてしまったと思われます。 


来年はなんとか、“倍返し”しますので、ご了承下さい。
 


今年は2~3週間の植え付け遅れがありましたが挽回しますよ。(笑い)

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思い出の名画 「アパートの鍵貸します」

2014-10-01 21:44:34 | 映画
  

 今回の思い出の名画は「アパートの鍵、貸します」です。 

1960年製作の白黒(この言葉自体が古いか(笑い))映画です。私がハイテイーンの頃に観た映画です。

今なら差し詰め「パワハラ」と「セクハラ」がてんこ盛りの、都会派のコメデイー・ラブストーリーと言うところでしょう。

主人公(ジャック・レモン)は、しがないサラリーマン。出世の足がかりにと思い、上司の部長(フレッド・マクマレー)の不倫のために自分のアパートの鍵を時間貸ししています。

部長の不倫の相手(シャーリー・マクレーン)は会社のエレベーターガール、上司からすればもちろん愛情のないセクハラ相手の付き合いでしかない。

 そんな不倫関係に失望したシャーリー・マクレーンは上司が帰った後に、ジャック・レモンの部屋とは識らずに睡眠薬自殺を図る。

 仕事を終えてアパートに帰って来たジャック・レモンは、横たわるシャーリー・マクレーンと睡眠薬の空ビンを見つけ、懸命にシャーリー・マクレーンの一命をとりとめる。

このことが縁となり、ジャック・レモンは、以前から密かに思いを寄せていたシャーリー・マクレーンとの恋を深めて行く。

50年ぐらい前に観た映画なので定かではありませんが、たしか、それから二人は共闘して上司のフレッド・マクマレーにこっぴどい仕返しをして最後は結ばれると言うハッピーエンドものでした。

 コメデイータッチで爽やかに描かれた作品だったことと、大都会の片隅でつましく生きる庶民同士の意気の触れあいが印象に残る映画でした。

 ジャック・レモンはイケメンではなく、またシャーリー・マクレーンも可愛いけれど決して美人ではないキャステイングが、これまた却って良かったのですね。

 この映画を観て私は、素っ気ないけれど放ってはおけない愛らしさを持った、シャーリー・マクレーンという女優が好きになりました。

 男三人兄弟で育った私は若い女性の気心など知るよしも無く、きっとその分だけ映画の中で共演する女優をしっかり観察していたのでしょうね。

 そして、共演する女優が好きになる作品が私にとっての名画になる傾向も多いのです。

 もちろん、イタリア映画「鉄道員」の如く、主演男優のピエトロ・ジェルミの男臭さに感動する例もありますが。