イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

みごと越冬、サツマイモ

2011-04-30 19:47:29 | 農業

 2年連続で、収穫したサツマイモの保存には失敗したのですが、今年は見事に越冬保存に成功しました。

去年は、友人である県の農業改良普及員の方にお訊きして、サツマイモの保存方法を教わりました。

基本的な方法は「地下穴式貯蔵」らしいのですが、食用とする場合はこまめに掘ったり埋めたりしなくてはならず面倒で不適です。考えた末に結局は従来から行ってきた方法にせざるを得ませんでした。

但し保存する場所は北風が当たらない、庭の南側の縁側にしました。そして保存する容器は肉厚のある発砲スチロール箱にしました。またそして、冬場と言っても比較的あたたかな日は箱の蓋を開けて日光浴をさせました。

週に一辺は日光浴をしたでしょうか。とは言え厳冬の夜はこの地でも氷点下になることは珍しくありません。

秋から冬場に掛けては、なるべく寒さに弱いだろう小さめのサツマイモから順番に食べていきました。寒さに比較的強いであろう大きめのサツマイモを後回しにした訳です。

それと密閉して窒息しないように小さな呼吸用の隙間を作りました。めったにありませんでしたが横殴りの雨が箱の隙間から入り込んでしまうことがありました。濡れたままにしておくと腐敗してしまうので水分の除去と天日干しに心がけしました。         

それから、収穫時のイモのツルの首と根のシッポを湿った段階では短く切り取らなかったことも大事なことだと思います。保存は成功して見事にサツマイモは越冬してくれました。この分だと1年間を通して念願である、自給自足が出来そうです。

せっかく、「地下穴式貯蔵」の方法を教えてくれた、県の農業改良普及員の友人には、少し申し訳ないと思っています。ありがとうございました。

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渡部恒三節、(於:予算委員会)

2011-04-30 17:33:32 | 国際・政治

 29日は祝日であるにも拘わらず、震災対策ということで国会は開かれており、午後1時から衆院予算委員会が始まった。

トップバッターに民主党最高顧問の渡部恒三(福島4区)が質問に立った。渡部恒三の国会質問は珍しいことなのでテレビを見続けた。

『今般の大震災を前にして、野党の自民党から共産党までが一致協力してくれているのに、肝心な民主党が大型連休明けには(菅おろしの)政局を作ろうとしている。何たることか!』と党内の反菅陣営の動きを批判した。「平成の黄門」様らしい発言である。

また、返す刀で自民党総裁・谷垣氏への入閣要請を電話でした菅首相の愚をも併せて批判した。単刀直入でよろしいことと思った。

質問時間は実質20分で終了し、関連質問者へ後を譲ったのであるが、ちゃっかりとイカガワシイ事も言ってのけているのである。

渡部恒三は拳を作って『震災復興に向けて、日本が一丸となってガンバロー』と国会の場で腕を突き上げるのである。とかく形式主義的で抽象的な文語調の言葉を多用しながら、その実、熱の伝わらない論議の多い議会で、2度3度”ガンバロー”を議席で叫ぶのである。しかし、傍聴者にとってみれば、そんな異常さはそれなりに見応えがある。

質問原稿など持ち合わせている様子もなく、渡部恒三は喋りまくっているのである。それもいいことであろう、当然ながら口語調になり、傍聴側からすれば平易で理解しやすいのである。自治体議会も見習うと良いのではないかとつくづく思うところである。

それはさておき、渡部恒三のチャッカリとは何かの話しに戻るが、彼は福島県選出の国会議員で福島原発の積極的な推進・誘致論者なのであった。『原発をつくって、長生きしよう!エネルギー問題は原発で解決できる。それが私の政治哲学でもある。』などと散々、選挙区でも喧伝しまくっていた人物なのである。

加えて、福島原発3号機導入に慎重な態度だった、前福島県知事の佐藤栄佐久氏辞任・逮捕には”邪魔者は消せ”方式の冤罪が在ったのではないかと言われている。その張本人が渡部恒三と甥の現福島県知事の佐藤雄平氏だと言われている。

渡部恒三は29日の予算委員会で原発事業は”国策”で進めてきた経過がある。だから今回の原発事故も国の仕事として対処すべしと言わずもがなをチャッカリ発言しているのである。

平成の黄門様もとんだタヌキか?


福島の悲しい葬儀

2011-04-22 00:54:19 | 社会・経済

 長男の嫁方姻戚6人が、福島県・大熊町から3月13日に避難してきた話しは既に書きました。

長兄一家の4人は大熊町全体の避難先である、会津若松市に移住し合流しました。嫁の両親は、好意で東京の葛飾にあるA社の社宅に残っています。

嫁の父親のM氏は先週、葬儀があって福島に行って来ました。

福島に残っていた、M氏の友人である、60代の仕事仲間の方が自殺したのです。

自死された方は前夜、嫁の父親に携帯電話をしてきたそうです。

自分の人生を閉じる前に、仲の良かったM氏の声を聴いてから…と思われたことは想像に難くありません。

報せを聴いたM氏は、思いあまって堪えきれなかったのでしょう、家族の前で号泣してしまったそうです。

嫁は父親の激しく号泣する姿を見てショックを受けたそうです。M氏の号泣も嫁のショックも人間として至って自然なことです。
 

 自死された方は、原発事故という全くの人災によって、地域の仲間・仕事の仲間・旧くからの友人と、バラバラに引き裂かれたのです。

自死された方は、人の世の”つながり”という何にも代え難いものを突然に失ってしまったのです。

しかも理不尽に…。