イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

My・みい やっぱり、まだ4歳です。

2012-03-27 19:12:02 | 日記・エッセイ・コラム

   

4歳の孫・?ミユは保育園の年少さんですが、混合保育で5歳~6歳児と一緒の組に編入されています。言葉の発達が少し遅れていたのですが、年長のこどもたちと一緒に保育されている刺激が功を奏し、この1年で驚くほど発達しました。集団で育つことの良い影響効果だと思っています。<o:p> </o:p>

 

嫁は『混合保育になって、絵を描くのがママは苦手だったけれど?ミユは上手になったので嬉しい。』と言って喜んでいます。<o:p> </o:p>

 

先日、風邪気味だったので?ミユを預かったのですが、頼まれていた朝食後の薬を飲ますことを忘れていましたら、『ジイジはボケーっとしているのだから。』と、まるでカミサンが使うような言葉で?ミユが言うのです。<o:p></o:p>

 

ふーん、成るほど?ミユはもう一人前の口を効くようになったんだ…とイワン・アサノヴィッチも少し感心してしまいました。<o:p> </o:p>

 

?ミユはジャンケンを覚えました。トランプやゲーム遊びを始める前には必ずジャンケンをして順番を決めたがります。そして自分が勝って先攻したがります。<o:p></o:p>

 

イワン・アサノヴィッチとトランプゲームを始めようとしました。

『最初はグー、じゃんけんぽん。』と?ミユが仕切りますが、なかなか勝てません。『もう1回』と言って自分が勝つまではゲームを始めようとはしません。<o:p> </o:p>

 

『最初はグー、じゃんけんぽん。』のかけ声と動作をスピードアップすると?ミユは慌てて、本番のジャンケンでは必ずグーを出すのが精一杯です。だから、何回ジャンケンをしてもイワン・アサノヴィッチはパーで勝ちます。<o:p> </o:p>

 

?ミユの意識は順番決めのジャンケンで勝てないので、大いに困惑しています。

やおら気を取り直してジャンケンの再開です。『最初はグー、じゃんけん…』

突然、一呼吸が入りました。『じいじ!チョキを出して。』<o:p></o:p>

 

さんざん考えた挙げ句の結論は、何と!対決している相手に公然と“八百長”を要求しているのです。<o:p> </o:p>

 

しかし、その顔つきは何かしら決まり悪そうです。イワン・アサノヴィッチは依頼されたとおりチョキを出しました。決まりの悪そうな?ミユの顔つきは、やはりまだまだ4歳のこどもの、無邪気で至極かわいいこどもそのものでした。


「“帝国主義”と原発労働者」

2012-03-12 21:22:33 | 社会・経済

 メルマガを主宰する友人から“貴重な報告ブログ”があるから読むと良いと言うメールが送られて来た。ブログのURLは文末に記載する。 

原発事故発生当時は、その処理をめぐる現場労働者の実態が、漏れ・発覚するという形で明らかにされた。修復処理の実態は大企業とは言えないガヴァナンスの喪失した、東電による強権的且つ杜撰な下請け支配の旧態だった。

即ちスピードと決断力のないまま、現場労働者にだけ犠牲を強いるという過酷な作業の連続であった。そして東電による「隠蔽と浅はかな画策」の下で、事故修復に従事する原発施設内労働者の人権を無視するような実態が各方面から次々に明らかにされ国民世論の批判を浴びた。

 

その後はこのようなニュース記事は鳴りをひそめるようになったが、紹介されたブログでは原発事故施設内の現場労働のリアルで深刻な状況が報告されている。

即ち、サーベイ(放射能防護服)の着脱に1時間もかかり、線量検査の待ち時間に苛立つ労働者同士のいざこざが絶えないことなど、看過できない問題が生じている実態だ。また、今後は“放射能を浴びる労働者”が10万人~100万人単位で不足する事態が予測され、空恐ろしくなる。<o:p></o:p>

 このような問題解決のためには、反原発勢力とリンクしない限りは現地の労働者だけが問題解決に立ち上がっても抹殺されてしまう難しさが率直に述べられている。また、一人で100ミリシーベルト浴びるのではなく、100人で1ミリシーベルト浴びるという現場活動家の思想は貴重であり、運動論としても肝要なことなのだろうと思う。<o:p></o:p>

 しかし、舌の根が乾かぬ間に『東京・首都圏の人たちは、原発立地周辺の人びとに対して、ある種の帝国主義による植民地支配のような眼差しをもっていることです。』と冷水を浴びせるような言葉が飛び出した。<o:p></o:p>

 『福島のひとたちの顔や、原発労働者の顔を思い浮かべて運動をしたら、東京の運動は、被害意識に留まっていることはできないはずです。』とも報告されているが同感である。

まだ小さな芽であるが、3・11以降いろんな分野・階層の人たちから、かってない共同連帯の声があがっている。単なる被害者意識だけの運動ではない戦いの輪も拡がりつつあることに目を向け、連帯することに自信を持つことこそが肝要なのではないだろうか。<o:p></o:p>

 

 現に呼応する動きもあちこちに生まれている。わが町の議員YS氏は保守系の出自でありながら、反原発を声高に唱えている人に『ガレキの受け入れに反対ではないですね?』と訊いている。これもまた貴重な運動なのだと思う。<o:p></o:p>

 普天間米軍基地は国外へ、と言った某首相はアメリカによって首をすげ替えられてしまった。いまだ日本「帝国主義」は米国から独立などしていない、死語みたいな大仰な言葉を反原発運動の中に持ち込む必要はまったく感じない。

URLhttp://fukushima20110311.blog.fc2.com/blog-entry-54.html


「民活」のなれの果て AIJ

2012-03-03 17:05:31 | 社会・経済

  投資顧問会社のAIJ(浅川社長)が企業年金から預かった約2100億円の資産の大半を失っていることが判明した。金融庁は金融商品取引法に基づき1ヶ月の業務停止命令を出した。<o:p></o:p>

 企業年金とは厚生年金などのような公的年金とは別に、企業が社員のために用意する私的年金である。加入者は1697万人(2010年現在)だと言うから膨大な勤労者が損失と老後の不安を被ることになりそうである。<o:p></o:p>

 関係者によるとAIJには安川電機などの大企業の基金もあるが殆どは中小・零細企業が業界ごとに集まってつくる厚生年金基金が多いという。<o:p></o:p>

 これは1990年代に始まった「経済のグローバル化」「市場経済主義」に歩を併せるように飛躍的に伸びた業種であり、現在は247社が営業していると言われている。<o:p></o:p>

 小泉純一郎が『民で出来る事を民がやって、なぜ悪いのか』と一つ覚えの“号令的政策”の下で増殖した業種である。時を同じくして民間に規制緩和された「建築確認申請許可業務」の制度を悪用して「アネハ建築設計事務所」が営利目的で虚偽の許可証を不正発行した。<o:p></o:p>

 建築基準法違反の建物が全国いたる所に出来上がってしまい、中には不動産会社と結託して最初から違反不動産物件を造り販売していたケースもあった。<o:p></o:p>

 民に任せてはいけないモノが在ったにも拘わらず、拙速に「民活」に走った小泉・竹中構造改革路線の重大な瑕疵を指摘せざるを得ない。<o:p></o:p>

 少なくとも、規制緩和をするからには監視態勢の制度システムを強化しなくてはならなかった筈だ。規制が強かったから今までは監視が緩くて済んだのだろうが、規制だけを緩和して監視・処罰が甘あまでは営利至上主義が蔓延してしまうことは子供でも分かる理屈だ。<o:p></o:p>

 イワン・アサノヴィッチは規制緩和に必ずしも反対ではない。しかし、いままでのように出口がユルユルなのに入り口もユルユルにしたのでは、無垢の国民がずる賢い利権屋や資本家の犠牲者になるだけだ。<o:p></o:p>

 アメリカの環境省や金融庁の職員数は日本のそれと比較して2倍から4倍を要しているという。現に金融庁による投資顧問会社への立ち入り検査は16年に1度という無監視のような状態が実態だ。いかに日本の「市場経済主義」とやらが安直な代物であり且つ「経済のグローバリゼーション化」が拙速であるかが理解できよう。<o:p></o:p>

 AIJによる不正な資産の運用は氷山の一角、小泉の“号令的政策”民活のなれの果てだ。そもそも年金という国民の老後の安心など“民”には任せられない証拠ではないか。<o:p></o:p>