イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

親が信頼して子供を預ける所。それが学校なのです

2017-10-21 15:47:33 | 社会・経済
 親が信頼して子供を預ける所。それが学校です。
そこで、教師(副担任)のイジメで生徒が思い詰め、自殺させられたと言うことは、余りにも切なくて、三人の子を育てた身としては絶対に許せないことだと思い投稿します。(福井県池田町の事件)
たぶん、その教師は今の官僚主義的な教育方針で「管理一辺倒」の指導をしたのではないかと思われます。学校における官僚主義って何なのだ?と思う方もいるので少し述べさせて頂きます。
官僚主義と言うものは、「統一主義・一律主義」で何でも一律にしようとします。方針は自民党と文部官僚の合作で「上意下達」なんです。現場から問題点を挙げ検証するなんてことは不要だ無用だ!と言わんばかりなのです。
恐らく、職員会議も教師が活発に自分の意見や考え方を発言できるような雰囲気は無いのでしょう。私も某県庁に定年まで在職しましたが、職員会議は知事や部課長会議あるいは所長会の決定事項を上意下達でこまごまと『ああせい、こうせい。アレするな、コレするな』と指示・通達してくるだけです。
イジメタとされる副担任は、皮肉にも或る意味で忠実な教師・官吏だったのです。
恰も狙っていたかのように、副担任は一人の生徒を集中的に、校門で廊下で教室で授業の中で大声で怒鳴りながら注意や指示をしていたと言うのです。たまたま近くに居た別の生徒が、その異常さに怖くなってしまうくらいの怒鳴りようだったと言われています。
もう、60年くらい前の話しですが、私のクラスの担任が急病で休み、別の男性教師が授業を担当した時のことです。 宿題提出のことで私と幾人かの生徒が忘れたのですが、その教師は私だけを教室の前に呼び出し、忘れた理由を詰問し私も極まりが悪いのでちょっと曖昧な態度で居たらその教師は、いきなり小学生の私の胸を平手で突いてきたのです。体力は歴然で私は1mぐらいよろけて後ろに飛ばされました。続けて二度三度と突いてくるものですから教室の壁まで追い詰められてしまいました。
その教師は、急ごしらえで担当するクラスの生徒に、舐められないように見せしめを作り、生徒に恐怖感を抱かせて恐らくですが支配しようとしたのでしょう。
官僚主義教育は一律主義で上意下達の方式を使い、生徒の持っている具体的で独自性のある傾向などは全否定してしまうのです。それは他の生徒に対しても同じだぞ!と恫喝しているようなものでした。
主担任(二人担任制)も違和感を持っていたらしいのですが、結局は副担任の暴走教育に引っ張られてしまい、それ以外にも薄々気づいていた校長や教頭・その他の教師もダンマリしてしまったのです。まるで夜の飲み屋街で騒ぐ暴力団やチンピラにひれ伏す状況です。ここは“学校“なんです!そういう事がいちばん許されない所なのです。
亡くなった生徒さんに御冥福をお祈りするには、余りにも悔しくて仕方ありません。絶対あってはならない事件です。

ズキーン! 心休まること、他にないの?

2017-10-07 23:35:37 | 日記
 先日、次男一家と千葉県の鴨川に一泊旅行をしました。
次男一家には嫁と4歳の長女に1歳の長男が居ます。その日、日中は鴨川シーワールドでシャチやイルカ、アザラシ・ペンギンなどのショーを見学しました。
飼育員の指示に従いシャチやアザラシが実に良く動き「芸」の細やかさに驚かされました。
長女の志穂は大きな魚(シャチ)さんが人を乗せて泳いでいるとかペンギンさんが皆な同じダンスをしている・・・などと言って目を丸くしていました。
 昔、そう!次男たちがまだ小さい頃に我が家も一家五人で鴨川シーワールドに行ったことがありました。もう30年も前の話になります。
その頃は今ほどシャチやアザラシの曲芸はなかったように記憶しています。

夕食はホテルのバイキング料理でした。
軽く生ビールも飲んで、イワン・アサノヴィッチは孫たちに囲まれ、楽しく暮れる夕餉のテーブルに至極ご満悦でした。
話はお説教っぽくなりますが、イワン・アサノヴィッチは最近『普通で良い、健康であれば』と独り言とも思える言葉を口にすることが多くなりました。
こうやって、たまにですが子や孫と一緒してイルカのショーを楽しみ、ホテルの夕餉(げ)に舌鼓を打てれば、其れでいい・・其れでいい・・・と心の中で言っているのです。

賑やかで楽しい夕食が終わりました。イワン・アサノヴィッチは食後の一服のために、喫煙所に行きます。部屋の鍵を持って先に帰るように告げました。
『ジイジはタバコを吸いに行くんだって、志穂ちゃん!駄目だよね~』とバアバの皮肉が飛び出します。
イワン・アサノヴィッチは、志穂に向かい『タバコはね身体にはチョットだけ悪いのだけれども、でもねタバコを吸うとジイジの心は休まるんだ。』と、努(つと)めて明るい調子で穏やかにそして、どのみちタバコが精神的な安定感をもたらすなんて話は4歳の子どもには理解できないだろう、と言う上から目線で余裕を持った調子で言いました。
「心が休まる」なんて言葉の深い意味だって志穂には理解できるはずがない、しかし何かしらジイジが穏やかに告げるからには何らかのメリットがタバコには在るのかも知れない、というニュアンスは伝えることが出来る筈、というのがイワン・アサノヴィッチの遠謀深慮・計算だったのです。
志穂はイワン・アサノヴィッチの話をジッとして聞いていました。そして曰く・・・
『心が休まること、タバコじゃなくて他には無いの?』
ええ??ズキーン!! ・・・でした。
まさか4歳の子どもから、かくも深い追及の言葉が出て来るとはイワン・アサノヴィッチは思ってもいませんでした。
よくぞ言った! カミさんと次男夫婦はそんな風に思いながらでしょう、笑っていました。
イワン・アサノヴィッチは暫し立ち直れませんでした。