メルマガ「孫崎 享のつぶやき」(http://ch.nicovideo.jp/epub/ar530780)を読んで居たら、『今、日本国民は各々が「何が出来るか」を考える時である。
この時期、中島みゆきの「ファイト!」は聞いておくべき歌と思う。『小説外務省』の中で出版許可をとり、掲載した。』
というくだりがあり、中島みゆきの曲「ファイト」に目を通した。
♪わたし中卒だから仕事もらえへん♪
♪ガキのくせにと叩かれて、悔しくてコブシを握る♪
♪子どもを駅階段から突き落とした女の薄笑い♪
♪怖くて逃げた私、本当の敵は”私”だった♪
要約するとこんな歌詞だが何と言ってもキツイ、しかし中島みゆきらしい。
格差はあって当たり前」と、かっての総理は声高に宣った。
そうかも知れない、しかしそれは必ず、理不尽な「差別」とセットになっていた。
決して豊とは言えない今の世の中で、無い者同士の勤労者は目の前にブラ下がったニンジンを奪い合うようになる。
競争のない世界に進歩はない。また、その総理は声高に宣った。
…そうかも知れない。
しかし、それはやがて陰惨な弱肉強食に様変わりしてしまう。
過剰な競争で負ければ、上司からのイジメに遭ったりする。
ほどなく、リストラに遭ったりもする。
真面目で心やさしい「企業戦士」ほど、ダメージを受ける。
成果や競争に取り憑かれ、うつになったりして電車に飛び込む。
………でも。
きつい事だろうが、闘おう! 出来れば無い者同士が”連帯”して。』
イワン・アサノヴィッチは孫崎 享氏へコメントを入れました。
『こんな風に私はこの歌の意味を解釈しました。中島みゆきの曲「ファイト」は初めて聴きましたが、しかし歌詞が何と言ってもきついですね。
孫崎さん、目の覚めるような鮮烈な曲の紹介をして頂き有り難うございました。』